ニュース
4K/240HzとフルHD/480Hz表示に対応する31.5型モデルなど,ASRockがゲーマー向けディスプレイを展示
ゲーマー向けディスプレイは,有機ELパネル採用を採用した「PGO32UFS」と「PGO27QFV」,液晶パネルを採用した「PG34QRT3A」と「PG27FFX2A」という計4製品を展示していた。2024年6月に行われた「Compute 2024」でも展示した製品が中心だが,2024年12月に世界市場に向けて正式発表したものだという。
PGO32UFSは,31.5インチサイズで,解像度3840×2160ドットの有機ELパネルを採用したディスプレイだ。製品は,3840×2160ドット表示で,垂直最大リフレッシュレート240Hzと,1920×1080ドット表示で最大480Hzを切り替えられる,「Dual-Mode」機能を搭載しているのが見どころとなっている。
また,独自のヒートシンクとグラフェンフィルム,4面から通気する冷却機構を採用することで,有機ELパネルの焼き付きを防ぐという。
そのほかにも,既存製品と同じく,ディスプレイ本体に無線LANのアンテナを内蔵するのもポイントだ。PC側のアンテナを利用するよりも低遅延かつ安定したネットワーク接続を実現するそうだ。
PGO27QFVは,27インチサイズで,解像度2560×1400ドット,垂直最大リフレッシュレート360Hzの有機ELパネルを採用した製品だ。中間調応答速度は0.03msで,ディスプレイ同期技術としてAMDの「FreeSync Premium Pro」に対応。PGO32UFSと同じく,本体に無線LANのアンテナを内蔵するのも特徴として挙げられる。
PG34QRT3Aは,34インチサイズで,解像度3440×1440ドット,アスペクト比21:9,曲率1800R(=半径1800mmの円を描くカーブ),垂直最大リフレッシュレート180HzのIPS液晶パネルを採用したディスプレイだ。ディスプレイ同期技術は,AMDの「FreeSync Premium」に対応する。また,本製品も本体に無線LANのアンテナを内蔵するという。
PG27FFX2Aは,27インチサイズで,解像度1920×1080ドット,垂直最大リフレッシュレート520HzのIPS液晶パネルを採用したディスプレイだ。ASRockによると,映像のブレが少なく,FPSや格闘ゲーム,レースゲームといったゲームで効果的とのことだ。
また,ASRockは,同社製ディスプレイの国内発売が遅れていることについて,「国内発売に向けた調整に時間を要しているため」と説明する。そのうえで,「2025年早期の販売開始を目指す」という。
PCパーツ向けでは,「Radeon RX 9000」シリーズや「Intel ARC B580」を搭載したグラフィックスカードを大きく展示していた。
「Radeon RX9070 XT」や「Radeon RX 9070」を搭載するグラフィックスカードは,「Taichi」「Steel Legend」「Challenger」という3シリーズで製品をラインナップする。
一方のIntel ARC B580搭載カードは,Steel LegendとChallengerという2シリーズ展開で,いずれも動作クロックを引き上げたクロックアップモデルだ。
CES 2025に合わせて,IntelとAMDから下位グレードのチップセットが発表となったこともあり,マザーボードの新製品もいくつか展示していた。どちらも基板の背面にコネクタを設けた裏配線仕様の製品もラインナップしている。
ASRock公式Webサイト
- 関連タイトル:
Phantom Gaming
- 関連タイトル:
Radeon RX 9000
- 関連タイトル:
Intel Arc B
- この記事のURL: