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[JAEPO2018]「アカとブルー Type-R」はレバー操作で細かい動きが断然ラクに。exA-Arcadia基板はすでに“次”を見据えている
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印刷2018/02/10 00:00

プレイレポート

[JAEPO2018]「アカとブルー Type-R」はレバー操作で細かい動きが断然ラクに。exA-Arcadia基板はすでに“次”を見据えている

画像集 No.001のサムネイル画像 / [JAEPO2018]「アカとブルー Type-R」はレバー操作で細かい動きが断然ラクに。exA-Arcadia基板はすでに“次”を見据えている
 千葉県・幕張メッセで2018年2月9〜11日にかけて開催されている「ジャパンアミューズメントエキスポ2018(JAEPO2018)」。本稿では,サファリゲームズのブースに出展されている「アカとブルー Type-R」を紹介しよう。

 「アカとブルー Type-R」は,「アカとブルー」iOS/Android)のアーケード版。今回はあくまで参考出展とのことで,プレイアブルキャラクターはアカのみ,プレイ可能なのは2面ボスまで。また「Type-R」は開発開始からまだ間もない状態のため,製品版は現状から大きく異なるものになるという。

 操作に用いるのは1レバー+3ボタン。ボタンは左からショット,ボム,ショット連射といった割り当てで,ショットボタンは長押しで集中連射が発動し,自機の移動速度と引き換えに火力が上昇する。この設計は,基本的には製品版でも同様らしい。レバー操作なので,いわゆるチョン避け(レバーを瞬間的に入力して細かい動きで敵弾を避ける)が可能なったのは嬉しいところだ。

 グラフィックスはVEWLIX筐体に合わせてHD画質となっているが,製品版ではブラウン管筐体にも対応する描画モードも搭載されるとのこと。コンフィグはゲームスタート時に行う仕様となり,キャラクターボイスのon/offなどは,そこで設定できるという。今回の出展版ではボムが手動のみとなっていたが,製品版ではオートボムのon/offも設定可能となるかもしれない。

 ゲームモードは全ステージを通したプレイのほか,1ステージを対象としたスコアアタックモードの搭載が検討されている。ただ開発のタノシマスとしては,本作ではスコアアタックなどの競技性はオマケ的なものと考えており,基本的には演出込みで1面から最終面までのゲームプレイを体験するというスタイルを念頭に置いているそうだ。

 リリース時期はサファリゲームズの発表によると11月だが,タノシマスとしては「最短で夏,目標としては年内」といった形で考えているという。

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タノシマスCEOの木村浩之氏(右)と,村岡仁美さん(左)
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 本作が用いている基板は,Windows PCをベースとしたマシン「exA-Arcadia」。現時点までにアナウンスされているところでは,入出力はJVS規格を標準として,アダプタ装着でJAMMA規格にも対応,スペック的にはPS4やXbox Oneに匹敵,ROMは最大で4本まで搭載可能で,オフライン環境でも利用できることが明らかになっている。製造は日本国内で行われているそうだ。

 オフラインでも利用可能なPCベースマシンとなると,セキュリティ面が気にかかるが,同基板のプロジェクトメンバーであるEric Chung氏(ShowMeHoldings CEO)に対応を伺ったところ,「業界トップのセキュリティを導入している」とのことだ。

 サファリゲームズ側としてはexA-Arcadiaの価格を未定としているが,Chung氏は20万円以下で検討していると語った。また,セキュリティ環境やexA-Arcadia自体の“次”に向けた開発も,すでに始まっているらしい。

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 exA-Arcadia用のゲームは第1弾である「アカとブルー Type-R」のほか,第2弾として「スーパーハイドーラーAC」(「Super Hydorah」の移植作)が決定しており,そのほかにも10タイトルほどの開発が進められているとのこと。JAEPO2018では,第3弾の発表が行われる模様だ。


「アカとブルー Type-R」公式サイト

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