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【PR】アニメ風のキャラで2対2のPvPやボス討伐を存分に楽しめる。日本語にも対応した「KurtzPel」のファーストインプレッション
本作の開発・運営を行うKOG Gamesは,これまで「ELSWORD」などを手がけており,手触りのいいアクションRPGの制作に定評がある。そんな同社が,これまで以上にアクション性を重視して作っているのが,このKurtzPelである。プレイヤーキャラの成長システムなどは最小限に留めており,その代わりコンボなどの戦術に重きが置かれているのだ。
現在のKurtzPelはSteamでアーリーアクセスを実施しており,アップデートも頻繁に行われている。そういったなか,2019年7月3日の大型アップデートで,ゲーム内テキストが日本語に対応したのだ(※4Gamer関連記事)。これを機に筆者もさっそく遊んでみたので,本稿でファーストインプレッションをお届けしよう。新しいオンラインゲームに目がない人はぜひチェックしてほしい。
「KurtzPel」公式サイト
2種類のカルマを使い分ける三人称アクション
スレイヤーで削るか,ブレイカーでダウンを狙うか
KurtzPelでは大剣,弓,拳,杖,刀(二刀流)の各武器にちなんだ,いわゆるクラスに相当する「カルマ」が用意されている。そしてプレイヤーキャラは同時に2種類のカルマを装着でき,バトル中に切り替えられるのだ。
カルマ名称:ソードタリア(ブレイカー)
使用武器:大剣
攻撃力:★★
物理防御力:★★★★★
魔法防御力:★★★★
耐久力:★★★★★
速度:★★★
ブレイク攻撃力:★★★★★
※公式サイト内のスキル紹介動画
カルマ名称:ダンスオブウィンド(スレイヤー)
使用武器:弓
攻撃力:★★★★
物理防御力:★★★
魔法防御力:★★
耐久力:★★
速度:★★★★★
ブレイク攻撃力:★★★
※公式サイト内のスキル紹介動画
カルマ名称:ブレイジングフィスト(ブレイカー)
使用武器:拳
攻撃力:★★
物理防御力:★★★★★
魔法防御力:★★★★
耐久力:★★★★
速度:★★★★
ブレイク攻撃力:★★★★★
※公式サイト内のスキル紹介動画
カルマ名称:ディアボリックウィッチ(スレイヤー)
使用武器:杖
攻撃力:★★★★★
物理防御力:★★
魔法防御力:★★★★
耐久力:★★★
速度:★
ブレイク攻撃力:★★★
※公式サイト内のスキル紹介動画
カルマ名称:デュアルソウル(スレイヤー)
使用武器:刀による二刀流
攻撃力:★★★★
物理防御力:★★★
魔法防御力:★★
耐久力:★★
速度:★★★★★
ブレイク攻撃力:★★★
※公式サイト内の紹介動画
各カルマには,ボタン一発で発動可能なアクティブスキルや,特定のキー入力を組み合わせて繰り出すコマンドスキルが多数用意されている。それぞれの基本スタイルは各武器からイメージできるだろうが,上記の一覧にオフィシャル動画のリンクを張っているので,詳細が気になる人は参考にしてほしい。
スキルの発動をはじめとした各アクションはキレがあり,エフェクトもド派手なものとなっている。また,被攻撃時の硬直時間はやや長めで,ジャンプ中に攻撃を繰り出しているあいだは滞空し続けられるなど,的確な操作を行うことでコンボをつなぎやすい仕様だ。
特徴のひとつといえるのが,硬直時以外はTabキーを押すことで,カルマを瞬時に切り替えられること。カルマの切り替えを組み込むことで,戦術の幅が一気に広がるのだ。
ソードタリアとダンスオブウィンドのカルマ構成のキャラを例に紹介すると,離れた場所から弓を撃ちつつ,敵に接近されたら剣に持ち替えることで,迎撃が行いやすくなる。また,剣を大きく振り回して敵を空中高くに打ち上げ,その直後に弓によるお手玉コンボを展開,といった芸当も可能だ。
カルマに関してもうひとつ注目してほしいのは,上記の表にも記している「ブレイク攻撃力」である。バトル中のキャラは,一般的な体力ゲージとは別に「ブレイクゲージ」が設けられている。そしてダメージを受けるとブレイクゲージも減り,これがゼロになると,約10秒ものあいだダウンしてしまうのだ。ゲーム展開がスピーディな本作において,10秒ものダウンは致命傷となることも珍しくない。
上述の一覧をよく見てほしいが,カルマによって敵の体力ゲージとブレイクゲージのどちらを減らしやすいのかが違っており,前者はスレイヤー,後者はブレイカーと分類されている。
たとえば,バトルの序盤はブレイカー系のカルマでブレイクゲージを削りつつ,ダウンを奪ったらスレイヤーに切り替える。このように使い分けることで,最大ダメージが狙えるコンボを,邪魔されずに繰り出しやすくなるわけだ。
PvEはボスモンスターとのバトルに特化
PvPは2対2によるスポーツライクな内容
続いてはメインコンテンツを順番に見ていこう。
まずはPvEだが,ボスモンスターとの直接対決にフォーカスした内容となっている。一般的なオンラインRPGでは当たり前の,道中における雑魚モンスターのバトルなどは,本作ではそもそも存在しない。ステージのロードが終わると,眼前にはボスが立ちはだかっているという,割り切ったゲーム展開だ。
現在は約20種類のボスモンスターが実装されており,それぞれの外見はもちろん,行動パターンもまるで異なる。大技を繰り出す前の特徴的なモーションを見極め,ヒット&アウェイでダメージを与えるなど,アクションゲームとしての醍醐味がたっぷりあるのだ。
ちなみに,PvEコンテンツにおける各ステージは,本作に登場する各NPCが深く関わっている。ボスの討伐に成功するとNPCとの会話イベントが発生し,これを通じて関係が深まり,ゲーム内のストーリーが少しずつ進展するのだ。実際のゲームプレイでは,NPCとの関係を深めるべく,さまざまなボスモンスターを繰り返し討伐することになる。
ちなみに,バトルの結果に応じて,次回に挑戦するときの難度が調整されるシステムも導入されている。そのためアクションゲームの初級者・上級者に関係なく白熱したバトルを楽しめるのだ。
もう一方のPvPコンテンツは,制限時間内のキル数を競ったり,いわゆるCTF(キャプチャー・ザ・フラッグ)のルールで戦ったりと,スポーツライクに対人戦を楽しめる。PvPの勝敗に応じて自身のランクが変動し,これを高めるのが主な目的となる。
上でも説明しているとおり,本作のPvPは基本的に2対2で行うことになるが,この人数規模が絶妙なゲームバランスを生み出している。
カルマ間の相性はどうしても生じるため,仮に1対1のPvPだと,場合によって無理ゲーになることは想像に難くない。逆に,これ以上人数規模が大きくなると,エフェクトがド派手な本作では,スキルぶっぱの大味なゲームになりかねない。計4人で戦う本作のPvPは,戦術を盛り込む余地がたっぷりとあり,それでいて破綻しない対人戦を楽しめるバランスに仕上がっている印象だ。
アニメ風のキャラを存分にカスタマイズできる
カスタマイズの幅はとても広く,カワイイ系からカッコイイ系,あるいはネタ系など,プレイヤーのこだわりをたっぷり反映させられる。しかもKurtzPelのデザイナーは日本のアニメをリスペクトしているそうで,本稿のスクリーンショットをひととおり見れば,それも頷ける話ではなかろうか。
ちなみに,キャラクターの作成時は最初に簡単な心理テストが行われ,その結果に応じてカスタマイズ幅や一部のモーションなどが変化するシステムとなっている。そのためか,大勢のキャラが集まるロビーを眺めてみても,いい感じに雑多な光景が広がっている。
所々でデザイナーの異様なこだわりも見受けられ,具体的には一部のパーツに対し「柔らかさ」をスライダーで調整できる。過去に掲載したG-Star取材記事でも言及しているが,プレイヤーがその気にさえなれば,この上なくけしからんキャラがいとも簡単に作れてしまうことも一応付記しておこう。
現在はSteamでアーリーアクセス中
キャラ作成だけでも試す価値アリ
冒頭でも述べたとおり,現在のKurtzPelはアーリーアクセス中で,正式サービスはまだ始まっていない。開発中ということもありユーザーインタフェースなど荒削りな部分も散見され,おそらくはカルマ間のバランスなども正式サービスに向けて色々と調整されるだろう。
しかしながら,アクションの手触り感の良さと,キャラカスタマイズの幅広さといったKurtzPelの醍醐味は,現在のバージョンでもしっかり味わえる。オンラインゲームが一番面白いのはβテストから正式サービス開始直後にかけての期間だと信じてやまない筆者のような人間にとって,こういった個性的で光るモノを持った作品にいちはやく触れられたのは,仕事を抜きにしても大きな収穫であった。
7月3日の大型アップデートでゲーム内テキストが日本語に対応したKurtzPelは,“いま”遊ぶ価値があるタイトルだ。本作は無料でダウンロードでき,アクションゲームの初級者・上級者に関係なく楽しめるが,もし興味を持ったら,まずはキャラ作成だけでも試してほしい。
ボスモンスターがターゲットしている相手に注意を向けよう。自分が狙われていなければ,スレイヤー系のカルマで強力なコンボを叩き込めるかもしれないのだ |
ゲームパッドにも対応しており,今回はXbox Oneコントローラを使用した。ちなみに将来的にはコンソール機への対応も視野に入れられているそうだ |
装備アイテムやアクティブスキルなどの成長要素は必須ではない。どちらかというと,中級者以上がカルマの方向性を微調整する意味合いが強そうだ |
外見を変更できるアバターアイテムも多数用意されている。これらはルートボックスを通じてのランダム入手のほか,Steamのダウンロードコンテンツなどで購入できる |
※開発中のバージョンをもとに記事を作成しているため,本稿に掲載しているゲーム仕様やテキストなどは今後変更される可能性があります
「KurtzPel」公式サイト
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