「セブンナイツ2」先行プレイレポート。キャラではなくパーティを操作する“リアルタイムグループバトル”が楽しい

　Netmarbleは，スマートフォン向け新作RPG「セブンナイツ2」（iOS / Android）の配信を2021年11月に開始する予定だ。タイトルのとおり，本作は「セブンナイツ」の後継作で，キャラクターが等身の高い3Dモデルで描かれている。本稿では，そんな同作の先行プレイレポートをお届けしよう。

「セブンナイツ2」公式サイト

「セブンナイツ2」ダウンロードページ

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美麗グラフィックスで描写される

圧巻のムービーシーン

　本作では，主人公であるレンを中心とした「黎明の傭兵団」の仲間たちが，破壊石と呼ばれる存在がもたらす脅威と戦いながら，世界を巡っていくという物語が展開される。

　「セブンナイツ」とのつながりは，「降臨の儀式」による時空の歪みから発生した並行世界のうちの1つという設定にある。ストーリー冒頭に前作の話も出てくるが，メインキャラクターは一新されているので，本作で初めて「セブンナイツ」シリーズに触れるという人でも問題はないだろう。

破壊石によって脅威を増すモンスターなどとの戦いが描かれる

　ストーリーパートで特筆したいのが，すべて含めると約2時間におよぶという“シネマティックムービー”である。キャラクター同士の基本的な会話はテキストベースで進むが，重要な場面では目を見張るアクションシーンがムービーで差し込まれるのだ。技のエフェクトやカメラアングル，モーションまで緻密に作り込まれており，息をのむようなクオリティに仕上がっている。

　巨大なモンスターに主人公たちが戦いを挑むシーンなど，序盤から見どころ満載のムービーが確認できるので，実際に遊べばすぐに「セブンナイツ2」の世界に引き込まれるはずだ。


　冒険の途中に訪れる街なども，つい周囲を見渡したくなる出来栄えだ。味方はもちろん，敵キャラクターなどのデザインもカッコイイ仕上がりで，王道のファンタジーRPGの雰囲気を存分に味わえる。

4キャラ操作で自在に戦略を練れる奥深いバトルシステム

　バトルシステムは，スマホゲームでは定番の分かりやすい仕組みになっているが，そこに面白い仕様が盛り込まれている。

左側のバーチャルパッドで移動，右側の各種アイコンでスキルなどを発動していくお馴染みの操作形式

　それが，4名のキャラクターをチームに編成し，操作するキャラクターを自由に切り換えながら戦う“リアルタイムグループバトル”。事前のチーム編成では，4キャラとペットのほか，陣形も自由に選べるようになっている。バランス型から攻撃特化，支援型など，陣形によってキャラのポジションが変わり，バトルの展開を大きく左右する。


　戦闘中は，チームに編成したどのキャラでも使用でき，いつでも操作を切り換えられる。操作キャラクター以外はオートで動いてくれるので，1キャラの操作にだけ専念していても問題ない。
　防御型のキャラを使って最前線に立ち，敵のヘイトを集めて味方を守る。後方から戦況をうかがって最適なタイミングで支援スキルを発動するといった役割を，すべて自分で操作できるのがポイントだ。


　また，画面右下にある“集合ボタン”（旗のアイコン）をタップすると，操作キャラに味方が追従するようになる。

　敵が強力な攻撃を発動する際は，味方を安全な場所まで誘導するのも戦闘で役立つテクニック。後列のキャラを操作しているときなどは味方を回避させやすいので，敵の動きをいち早く察知することが重要になる。

ゲージがたまると発動できる必殺技も見どころで，専用のカメラアングルと派手なエフェクトで雰囲気を盛り上げてくれる

ちなみに一部のボス戦では，特定キャラの必殺技が特攻のような役割を果たすようだ。開発版では体験できなかったため，正式版で楽しみにしたい

　キャラによって性能が異なるのはもちろん，ペットや陣形，戦うボスによっても戦略は大幅に変わるので，多彩な組み合わせでバトルに挑むことになるだろう。

　バトルが楽しめるのは，もちろんストーリーパートだけではない。

　代表的なのはレイドコンテンツだ。レイドでは，ストーリーで戦った敵がパワーアップして登場し，ボスを討伐すれば曜日ごとに異なる追加報酬がもらえる。数段階の難度も用意されており，最高難度ともなるとチームの戦力だけでなく戦術の良しあしも問われることになる。

　レイドはソロで挑むほか，各プレイヤーが1キャラを操作する4人〜8人のマルチプレイもできるようだ。今回は先行プレイの関係でソロモードのみ体験したが，マルチプレイであれば1キャラの操作に専念できるので，自分の好きなポジションで仲間と強敵に立ち向かいたい。


　そのほか，1層ずつボスを攻略していく無限の塔や，プレイヤー同士で戦うアリーナなど，スマホRPGでおなじみのコンテンツも多く搭載されている。ちなみにアリーナはオートバトル形式なので，上位を目指すならキャラの組み合わせや陣形をとことん追究する必要があるだろう。


　育成コンテンツも多岐にわたるが，項目が多いわりに理解しやすい作りだった。キャラ育成に必要な各種素材の入手先は，成長ダンジョンにまとまっているので，迷わずに進められた。
　なお成長ダンジョンはいくつか種類があるが，いずれも1日1回のチャレンジ制限がかけられている。好みが分かれるところかもしれないが，制限によって周回プレイが必須とされない分，ここはうれしいポイントだった。


　常に変化する戦況の中，パーティメンバーの役割や陣形を重視した手に汗握る戦闘が楽しめる“リアルタイムグループバトル”や，細部まで作り込まれた圧巻の“シネマティックムービー”など，見どころが満載の「セブンナイツ2」。具体的な日時は明らかになっていないが，11月中の正式配信が予定されているので，ぜひ楽しみに待っていてほしい。

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