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[EVO Japan]「ストリートファイターV AE」部門ファイナリスト,マゴ選手インタビュー。決勝大会に臨む意気込みと展望を聞いた
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印刷2020/01/26 02:42

インタビュー

[EVO Japan]「ストリートファイターV AE」部門ファイナリスト,マゴ選手インタビュー。決勝大会に臨む意気込みと展望を聞いた

 格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2020」の2日目(2020年1月25日)が終了し,「ストリートファイターV AE」部門のファイナリスト8人が出揃った。今回は8人のうち,直近大会での活躍ぶりが目覚ましいマゴ選手にインタビューを行い,同部門決勝大会の展望を聞いた。

■Winner's:
  • sako選手(日本)
  • ナウマン選手(日本)
  • マゴ選手(日本)
  • Infiltration選手選手(韓国)
■Loser's:
  • NuckleDu選手(米国)
  • トラボ選手(日本)
  • 板橋ザンギエフ選手(日本)
  • まちゃぼー選手(日本)

 EVO Japan 2020「ストリートファイターV AE」部門の決勝大会は1月26日16:30開始予定となっている。2020年を占う大会の行方をリアルタイムで見届けよう。

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[2020/01/23 13:14]

「EVO Japan 2020」公式サイト


マゴ選手
Capcom cup 2019で4位の成績を残した「ストリートファイター」シリーズのトッププレイヤー。これまでメンタル面に一抹の不安があったが,昨年後期に問題を解消。大会での快進撃が続いている
画像集#001のサムネイル/[EVO Japan]「ストリートファイターV AE」部門ファイナリスト,マゴ選手インタビュー。決勝大会に臨む意気込みと展望を聞いた

4Gamer:
 トップ8進出おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。

マゴ選手:
 単純にうれしいですよね。「ストIV」と「ストV」シリーズでは,EVOの名前を冠する大会でこれまで1度もトップ8に残ったことがなかったんです。

4Gamer:
 予選大会を戦い抜いた感想を聞かせてください。

マゴ選手:
 最近は春麗の練習ばかりしていて,今回の大会も春麗を多く使う予定だったんです。でもいざ大会に参加すると使ってしまうんですよ……これまでのメインだったキャミィやかりんを(笑)。
 試合に勝ちたいという気持ちが先行して出してしまったキャミィやかりんなんですが,久々のプレイであっても自然に指が動いてくれて,いい動きをするんですよ。やりこんでいた成果を感じられたうれしかったですね。

4Gamer:
 EVO Japanは大きな調整が入って初めての大規模大会となります。マゴ選手のようにキャラ変更を試みたプレイヤーは多かったのでしょうか。

マゴ選手:
 藤村選手はこれまでメインにしていたいぶきがかなり変化したことで,春麗を練習していたんですけど,大会では苦戦していたと聞きました。いぶきも出したけど,以前のような動きができなくなっていて,勝ちきれなかったようです。

4Gamer:
 マゴ選手も藤村選手も春麗を練習していますが,何か理由があるのでしょうか。

マゴ選手:
 正直,かなりのキャラパワーを感じています。現状は自分が思い浮かべる理想的な戦い方を見せられていませんが,練習を重ねていくことで少しずつ近づけると思っています。そのときに発揮される強さは,まだ誰も想像しきれていないんじゃないでしょうか。
 ただ,操作難度が高く,自分が使ってきたキャラの中ではトップクラスに難しく感じています。そのぶんやりがいがあるし,使っていて面白いですよね。

4Gamer:
 メインキャラを春麗に切り替える可能性はありますか。

マゴ選手:
 かりんもキャミィもやめるつもりはまったくないです。去年,自分が大会でいい成績を残せたのはその2キャラをうまく使い分けられたからだと思っていますし,そこにさらに春麗が加わって3キャラを使いこなせるようになれば,もっと勝てるようになるんじゃないかなと思っています。
 そのためにもっと練習を重ね,自然と指が動くようにしなければなりませんね。

4Gamer:
 これまでのマゴ選手には「大会で実力を出し切れない」イメージを持っている人が多いと思いますが,昨年後半の活躍は目を見張るものがありました。何か自分の中で心境の変化などがあったのでしょうか。

マゴ選手:
 大会に臨むときの考え方がガラリと変わりました。それまでの自分って,ネガティブに考えすぎる癖があって,試合に負けたときは悪かった部分ばかり考えてしまっていたし,自分が苦手な相手と当たるとすぐ「負けるかもしれない」と思ってしまっていたんです。
 昨年の中盤以降は,「自分は強い」といったポジティブな考えをもって常に戦うようにしていて,普段の練習や対戦でもそれを心掛けています。そういった考えを持つようにしてからは大会の成績が自然と付いてきましたね。

4Gamer:
 精神的な問題なので考え方を変えるの難しいことだと思うのですが,どのように変化させたのでしょうか。

マゴ選手:
 根拠のない自信は意味がありませんが,自分は人よりも攻略を詰めているという自負はありました。そういった要素から「自分を肯定する」ことに慣れていきました。
 昔は有利な状況でも自信なくプレイをしていたんですが,最近はそういうこともかなり減ってきていて,自信をもってプレイできるようになっています。

4Gamer:
 明日の決勝トーナメントの初戦は,韓国のInfiltration選手になります。印象などを聞かせてください。

マゴ選手:
 とにかく不気味で,すごく嫌な相手ですね。攻略レベルや状況確認など,ほかの人が見ても分かりやすい強さではなく,「相手の嫌がることをするのがうまい」といった印象です。とにかく試合巧者ですよね。
 ただ,これまでの自分だったら,「やりにくい相手だな」とネガティブに考えてしまっていたと思うんですが,冷静に戦績を振り返るとそこまで分が悪い相手でもないんですよ。自分の今までの練習を信じて臨めば勝てるんじゃないかなと思っています。

4Gamer:
 Winner'sに残ったsako選手とナウマン選手の印象はいかがですか。

マゴ選手:
 sako選手のメナトはキャラ相性的には一番きついですね。自分の持ち駒のかりん,キャミィ,春麗のどれを使っても分が悪いので,当たった場合は全力で荒らしていこうと思っています。

 ナウマンとは普段から対戦してるし,明日実際に対戦するとなっても不安感はないですね。大幅に勝ち越しているわけでもないんですが,ほかの2人と比べたらやりやすいかなと。なので,ナウマン対sako選手の試合はナウマンを応援します(笑)。

4Gamer:
 最後に明日の決勝大会に向けての意気込みをお願いします。

マゴ選手:
 今年1発目の大きな大会で勝って,いいスタートを切りたいですね。正直,初戦のInfiltration選手さえ倒せれば,かなり高い確率で優勝できるんじゃないかなって思っています。明日はみなさん応援よろしくお願いします。

4Gamer:
 ありがとうございました。決勝大会での活躍も期待しています。

「EVO Japan 2020」公式サイト

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