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[TGS 2017]「サマーレッスン:新城ちさと」や「Skyrim VR」など,PS VRコーナーで試遊できるタイトルをまとめて紹介
サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)
バンダイナムコエンターテインメントが2017年10月12日に配信を予定している「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)」には,シリーズ3人目のキャラクターとなる「新城ちさと」が登場する。
彼女は名家の1人娘であり,いわばお嬢様。家庭教師に指名されたプレイヤーは,彼女の住む洋館に通い,PCの使い方からマンガやゲームの楽しみ方まで,さまざまな世間の常識を教えていくことになる。ちさとは強気な性格なうえ基本的に上から目線なので,プレイヤーは彼女のワガママに振り回されるハメになるわけだ。
今回の試遊では,なぜか手品の実験に付き合わされることに。内容はプレイヤーがブラックボックスの中に入って,ちさとがそこに剣を刺し込んでいくというもの。もちろんプレイヤーに拒否権はない。
実際には首から上が箱から出ているので,剣が差し込まれる様子はじっくりと確認できる。タネも仕掛けもあるはずだし,VR内での出来事なので絶対に安全だと分かってはいるのだが,手が汗ばむほど緊張してしまった。しかも,一度刺した剣を抜いてはまた刺してを繰り返すので,ちょっとした恐怖すら覚えるほど。と同時に,何か得体の知れない快感のようなものも感じたが,筆者は断じてMではないはずだ(たぶん)。強気でワガママなお嬢様に振り回されたい人は試してほしい。
「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)」公式サイト
The Elder Scrolls V:Skyrim VR
海外では2017年11月17日にリリースされる予定の「The Elder Scrolls V:Skyrim VR」も,今回のPS VRコーナーで体験可能だった。試遊のロケーションとして用意されていたのはブリーク・フォーク墓地だ。試遊をスタートすると,そこは山賊達が待ち構えている階段の手前であった。
左右の手に持つコントローラはキャラクターの手と連動しており,魔法や剣を装備すれば攻撃を繰り出せる。ただ,コントローラを握る手とゲーム内の手の向きが若干ずれているためか,慣れないうちは魔法がとんでもない方向に飛んでいってしまった。またコントローラの同期が途切れて,手がロケットパンチのごとく遠くに飛んでいくこともしばしばあった。放射状の魔法であればなんとか当てられるが,アイススパイクのような単発魔法は,第六感が覚醒でもしないかぎり,当てるのは不可能に近いだろう。現状では「無理やりVRに対応しました」感が拭いきれないというのが正直なところである。
ちなみに移動はワープ式なのだが,これ自体はほとんどのVRゲームに採用されている移動方法なので,違和感はなかった。魔法使いのロールプレイをするのであれば,むしろ歓迎すべき機能かもしれない。
いくらやってもアイススパイクが当たらないので,山賊は無視してブリーク・フォーク墓地に入ってみた。通常版で何百回と訪れたこの場所も,VRで見るとかなり新鮮に感じる。ドラゴンストーンを入手するところまで進んでみたかったが,試遊版ではアイテムの取得ができないため,アーヴェルを救出するあたりで終了となった。
試遊版とはいえ粗の多さが気になってしまうが,Skyrimファンであれば試してみる価値は十分にあるだろう。
Bravo Team
本作は,遮蔽物に隠れて敵弾を防ぎながら攻撃するタイミングを見計らって身を乗り出すという,アーケードライクなガンシューティングである。NPCもしくはオンラインでフレンドとパーティを組んで,協力しながらミッションをクリアしていくという内容なので,今回の試遊ではほかの来場者とパートナーを組み,敵によって封鎖された橋の上を舞台とするミッションに挑むことに。
攻撃中はこちらの被弾率も高くなるので,撃っては隠れを繰り返しながら進んでいく。ステージ上にある遮蔽物が移動ポイントになっており,次の遮蔽物に照準をあわせながら移動ボタンを押すと,そこまで移動するといった仕組みだ。
移動時は,キャラクターが先にそこまで移動し,遮蔽物にたどり着いたらプレイヤーの視点がワープする仕掛けになっている。視点ごとリアルタイムで移動してしまうと酔う原因になってしまうので,このあたりはよく考えられた仕様といえる。シューティングコントローラの体験にもなるので,気になる人はぜひプレイしてみよう。
「Bravo Team」公式サイト
The Inpatient -闇の病棟-
こちらもSupermassive Gamesが手がけるタイトルだ。ジャンルはホラーアドベンチャーで,選択肢によって物語の道筋が変わっていくという「Until Dawn」スタイルのゲームになっていた。
薄暗い部屋で車椅子に拘束された状態でゲームはスタート。しばらくすると医者のような風貌の老人にいろいろと質問されるので,プレイヤーは選択肢の中から答えを選んでいく。どうやらプレイヤーは記憶喪失の患者らしく,時折フラッシュバックによって記憶の一部が映し出されるのだが,その記憶が何を意味しているのかはよく分からない。
また選択肢を選んだときに,ときおり蝶が舞うエフェクトが表示されることがあるのだが,その意味は残念ながらよく分からなかった。本作は「バタフライエフェクト」が1つのテーマになっているようなので,もしかすると,この先の展開が変化したという意味なのかもしれない。
しばらくすると手足が自由に動かせるようになり,病室を探索できるように。キャラクターの手が何かにぶつかるとコントローラが振動する仕組みになっており,没入感は高めだ。ネタバレになるので,この先の展開はお伝えしないが,今回の試遊では一か所だけびっくりポイントが用意されている。
人間,本当の恐怖を感じると声も出せなくなるようで,筆者もノーリアクションのまま固まってしまった。スタッフのお姉さんには「冷静ですね」と言われたが,そうじゃないんです……。というわけで,本作に挑むときは常に身構えておくのがオススメである。
「The Inpatient -闇の病棟-」公式サイト
PS VRコーナーでは,このほかにも先日発表されたばかりの「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS:M∀RS」(関連記事)や,FFXVの世界で釣りが楽しめる「MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV」,首都高をモチーフにしたコースでドライブできる「グランツーリスモSPORT」,破壊神になって地上に侵攻する「V! 勇者のくせになまいきだ R」といったタイトルが試遊できる。本稿ではレポートできなかったが,気になるタイトルがあれば足を運んでみよう。
- 関連タイトル:
サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)
- 関連タイトル:
The Elder Scrolls V: Skyrim VR
- 関連タイトル:
Bravo Team
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The Inpatient -闇の病棟-
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