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Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表
ラインナップは下に示したとおりで,Core i7が6コア12スレッド対応,Core i5が6コア6スレッド対応,Core i3が4コア4スレッド対応と,従来の「4コア8スレッド,4コア4スレッド,2コア4スレッド対応」と比べて1段階引き上げられているのが最大の特徴だ。
- Core i7-8700K:6C12T,定格3.7GHz,最大4.7GHz,共有L3キャッシュ容量12MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 95W,倍率ロックフリー,359ドル
- Core i7-8700:6C12T,定格3.2GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量12MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 65W,303ドル
- Core i5-8600K:6C6T,定格3.6GHz,最大4.3GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 95W,倍率ロックフリー,257ドル
- Core i5-8400:6C6T,定格2.8GHz,最大4GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 65W,182ドル
- Core i3-8350K:4C4T,定格4GHz,共有L3キャッシュ容量6MB,デュアルチャネルDDR4-2400,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 91W,倍率ロックフリー,168ドル
- Core i3-8100:4C4T,定格3.6GHz,共有L3キャッシュ容量6MB,デュアルチャネルDDR4-2400,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 65W,117ドル
なお,CPUパッケージはLGA1151で従来と変わっていないが,既存のチップセットは利用できないとのことである。
ラインナップを確認しておくと,Core i7とCore i5,Core i3はいずれも倍率ロックフリーの「K」と,そうでない“無印”の2モデル構成。K型番はTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)が90W超えとなる一方,無印のものは一律で65Wとなる。
マルチスレッド対応の強化に伴って,共有L3キャッシュ容量の強化が入っているのも見どころと言えるだろう。
下に示したのはIntel Z370チップセットと組み合わせたブロック図で,基本設計はKaby Lake-S時代と変わっていない。DMI 3.0接続となるチップセットが24のPCI Express Gen.3レーンをサポートする点も共通だ。
Intelは,デスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサを「ゲーム用途に適したCPU」であると主張している。たとえば,Core i7-8700Kを使用した場合,「Gears of War 4」では,第7世代Coreプロセッサよりも25%高いフレームレートを実現できるという。
10月上旬にはその実力も明らかになるはずなので,期待して待ちたいところだ。
Intel 日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
第8世代Core(Coffee Lake,Kaby Lake)
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