プレイレポート
「ドラゴンクエストライバルズ」プレイレポート。DQシリーズを題材としたデジタルカードゲームの中身とは
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本作は,「ドラゴンクエスト」(DQ)シリーズを題材にしたデジタルカードゲーム。サービス開始から5日目で700万ダウンロードを突破したという(関連記事),注目作のプレイレポートをお届けしよう。
ルールを覚えてライバルズの世界へ飛び込もう!
本作では,キャラやモンスターを場に召喚したり,魔法や特技を発動したりなど,さまざまなカードを組み合わせて30枚からなるデッキを構築し,ほかのプレイヤーと1対1でリアルタイムのターン制バトルを楽しめる。
デッキ構築時に7人の中からリーダーを選べる。選んだリーダーによってデッキに組み込めるカードが変わってくるので,たとえば「テリー」(戦士)であれば武器カードを活用した戦術をとれるし,「トルネコ」(商人)であれば豊富な道具カードで相手を翻弄できるといった具合に,デッキの構成や戦い方に大きく影響する。
各リーダーの特徴はチュートリアルを通じて詳しく学べるので,まずはどういったカードを駆使して戦いたいかを決めて,好みのリーダーでバトルに挑んでみるといいだろう。
カードの種類については以下のとおり。
■デッキに組み込める3種類のカード
・ユニットカード
手札から場に出してユニットを召喚するカード。カードによっては特定の条件下で効果を発動できる。たとえば「召喚時」と書かれたカードは,場に出すと同時に発動する効果ということになる。
・特技カード
リーダーが特技を発動するカード。手札から使用でき,場には出ない。リーダーが「ゼシカ」(魔法使い)なら“メラミ”,「ククール」(僧侶)なら“ホイミ”が使えるなど,リーダーごとに使える特技カードは大きく異なる。ちなみに「トルネコ」(商人)専用の道具カードなども分類としては特技カードとなっている。
・武器カード
特技と同様に手札から使用でき,リーダーに武器を装備させるカード。武器を装備したリーダーは,その武器の耐久力が切れるまで攻撃を繰り出せる。
では実際のバトルにおける流れを解説していこう。
バトルスタート時,コイントス(ランダム)によってプレイヤーの先攻と後攻が決定され,一度だけ手札の交換が行える。後攻の場合は先攻より手札が1枚多いかつ,後述する「テンションゲージ」が2段階アップした状態となる。各カードは「MP」を消費して使用でき,最初のターンのMP最大値は「1」だが,ターン経過に応じて1ずつ増え,全回復する。
強力なカードであるほど消費MPが多いので,手札の交換時はなるべく消費MPが低いカードをキープするのがセオリーだ。いくら強いカードが手札にあったとしても,使えなければ意味がないからである。
ルールはシンプルで,相手リーダーのHPを削り切れば勝利となっている。消費MPが低いカードを多くデッキに組み込んで序盤から勝ちを狙いにいくか,消費MPが高いカードを厚めにしたデッキで終盤に賭けるかは,デッキとプレイング次第だ。
自身と対戦相手の場は,それぞれ横2列に縦3列の計6マスで構成され,最大6枚のユニットカードを配置できる。前列と後列にユニットを配置すると,前列のユニットを破壊しないと後列のユニットに攻撃できなかったり,縦に3体のユニットを配置(前列か後列かは問わない)すると,まずユニットを先に破壊しないとリーダーへの直接攻撃が不可になったりと,“場の使い方”も重要なポイント。
カードによっては数マスの範囲にわたって効果を与えられるので,そういった効果も駆使して相手をどう追い詰めていくかを考えるのが,ライバルズの醍醐味だ。
プレイヤーの分身となる7人のリーダー
デッキ構築時に7人の中からリーダーを選ぶ必要があり,リーダーによってデッキに組み込めるカードは変わってくる。ここまでは上記の説明にあるとおりだが,各リーダーを特徴づける「テンションスキル」についても説明しよう。
各リーダーは,バトル中に「テンション」を3段階まで溜めることで,固有の「テンションスキル」を発動できる。テンションが最大に溜まった状態では,このテンションスキルだけでなく,“必殺技”に分類される特技カードも使用でき,いずれも戦況に大きな影響を与えられる。
カードの中には,リーダーを問わずデッキに組み込める“共通カード”も存在し,同じリーダーのデッキでも組み込まれた共通カード次第で,バトルをどうやって展開していくかは変わってくる。「おまかせ編成」という自動でデッキを編成してくれる便利な機能も搭載されているので,ゲームに慣れるまではこの機能を使うのも手だろう。
自分で考案した“さくせん”を試すのも面白い
対戦型のカードゲームという性質上,バトルを通じて勝敗を決するという内容のタイトルなので,「DQファンだけど対戦はちょっと……」と考える人は多いかもしれない。
しかしドラゴンクエストライバルズには,DQシリーズの魅力がふんだんに詰まっており,ユニットのアクション1つをとっても,丁寧に制作されている印象だ。レジェンドレアのカードを使うと,バトル中のBGMが同登場作品の曲に変化するニクい演出もあり,ユニットによっては懐かしのセリフをボイスで聞ける。これらを確認しないのは非常にもったいない。
「ランクマッチ」で頂点を目指すのも対戦ゲームの面白さにつながるが,あえて勝ち負けにこだわらず対戦を楽しむのも一興だろう。“ガンガンいこうぜ”的な低コスト速攻型や,ククールの回復性能を活かした“いのちだいじに”的な場持ちの良さを重視して試しに作ってみたデッキが,テンションスキルや必殺技,場の使い方次第で十分戦えてしまうこともある。
ランクマッチだけでなく,気軽に対戦できるフリーマッチや,特定の人とバトルできるルームマッチも用意されており,本作はデジタルカードゲーム初心者でも楽しみやすい作りになっている。対戦ゲームだからと尻込みしてしまう人にこそ,ドラゴンクエストライバルズは遊んでみてほしいタイトルだ。
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ドラゴンクエストライバルズ エース
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