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イベント
リアルタイムで全国対戦!コロプラの新作アプリ「プロ野球バーサス」発表会の模様&インプレッションをお届け
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※画面は開発中のため、変更になる可能性があります。
「プロ野球バーサス」公式サイト
コロプラの“全国対戦プロ野球”
コロプラ 取締役 サービス統括本部長・石渡亮介氏によって発表された「プロ野球バーサス」は,全国のプレイヤーと野球で対戦できるスポーツアクションゲームだ。プレイヤーは実名のプロ野球12球団の中から1チームを選択し,実名の選手たちの投打を操作し,相手プレイヤーとの本格的な駆け引きを体験することができる。
料金形態は基本プレイ無料・アイテム課金制となるが,同社の代表取締役である馬場功淳氏の意向により,“従来のガチャシステムとは異なるアイテム課金の形”でアプローチしていくという。これについて詳しくは語られなかったが,気になることは確かである。
![]() 石渡亮介氏 |
![]() プロデューサーは白猫シリーズでもおなじみ,福Pが担当する |
(詳しい操作方法は後述するが)ゲーム中の試合は基本的に1vs.1の勝負となる。一方は投手,もう一方は打者で,投手側はストライクゾーンのどこにボールを投げるのかを操作し,打者はボールに対してミートカーソルを合わせてバッティングの操作を行う。簡単操作ながらも,従来の野球ゲームにおける醍醐味がバッチリと落とし込まれている。
野球を題材にしたスマホゲームは,それこそコロプラしかり,さまざまなゲームジャンルのフィルタを通して投じられてきたが,本作ほど“コンシューマゲームで培われた操作性&リアルタイム対戦機能”が導入された例はほとんどない。
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もちろん,野球ゲームとしての“リアル”も追及されている。ゲームに登場する実名の選手たちは,2016年シーズンのデータや成績を参照したうえで,能力値が付けられている。また,今後の2017年シーズンで活躍するであろう,次代のルーキーたちも収録するとのこと。そのほか,過去のレジェンド選手も後々の配信を考えているとか。
さらに,対戦の舞台となる12球団のスタジアムは,ロケーションから看板までもがしっかりと再現されている。これらについて石渡氏は,「選手の頭身やグラフィックはゲーム的な表現ですが,プロ野球という具体的なモチーフをゲームに落とし込むべく,野球ファンがきっちりとプロ野球の世界観に入り込めるよう,“プロ野球をリアルに体験できる”ことにはこだわっています」と述べていた。
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本作には「育成」要素もあり,詳細はまだ不明なものの,チーム編成や選手育成を通して,自分だけのメンバーを集めたり(ベンチなどの控えも),ドリームチームの結成が楽しめるとのこと。選手の能力値はF〜Sといった表記で表示されるが,内部の数値は事細かに存在し,試合中のプレイに影響を及ぼすという。
また,対戦以外にも「選手として遊ぶモード」「監督として遊ぶモード」と,1人プレイも搭載される。野球ゲームの楽しみ方は人それぞれなだけに,じっくりとコツコツ育てて遊びたい派への間口も整えられているようだ。
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プロ野球バーサスを実機でプレイ
発表会の終了後,会場で実機を使ったフレンドマッチを体験した。フレンドマッチはデイ/ナイト,イニング数(1〜9イニング),投打の先行・後攻の項目を選択後,ゲーム画面に出力される部屋番号を相手プレイヤーに教えて,マッチングを行う。
今回は3イニング×2試合を遊んだが,1試合の対戦時間は約10分ほどであった。スマホゲームの対戦にしては若干長めに思うが,腰を据えての野球勝負であると考えると,ちょうどいい塩梅か。実際,試合のテンポはスムーズで,ストレスなく遊べたので,プレイ時間の長短はイニング数で調整するとよさそう。
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今回の体験会では,筆者のチームは「横浜DeNAベイスターズ」,対戦相手のチームは「中日ドラゴンズ」であった。所属選手はゲーム開始時に選んだ球団の傾向に偏りつつも,いろいろなチームの選手がごっちゃ混ぜになるとのこと。筆者のチームの4番打者がウラディミール・バレンティン選手であったことから,間違いない。
ちなみに,ゲーム内のローディング画面では,試合を通してカードパックを入手できる旨が記されていた。これがガチャとは異なるアプローチの一環だろう。パックにはさまざまなレアリティが存在するらしい。開発陣いわく,サービス開始後は“球団縛りパック”などの指向性のある展開も考えていきたいとのことだが,通常のパックでは全球団がごちゃ混ぜで排出されるらしい。また,プレイヤー間での選手のトレード機能は存在しない。
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試合中に操作できるのは,投打のアクションを除くと,「選手交代」「(対戦相手との)定型文チャット」「(投打の)AUTO操作」「(打者側の)盗塁指示」,あとはギブアップとオプションといったところ。投打勝負のコンセプトを明確化するため,また操作性が難解になることから,本作の守備操作はすべてオートで動く仕様だ。
そしてプレイボール。まずは投手側だが,各投手はストレート以外に,カーブやスライダーなどの変化球を持っている。画面上では,球種を選択→ストライクゾーンのどこに投げるかをぷにコンで操作→制球を操作(メーター上のメモリをタイミングよく押す),この3つの動作を行う。制球がうまくいかないと,ボールが乱れるので注意。
球種とストライクゾーンまでの操作は,数秒の時間制限が設けられているので,手早く決めなければいけない。1回1回,じっくりと配球を考えるにはあまりに短いものの,プレイヤーの判断力と,ゲームのテンポがうまく拮抗しているので,決して悪い仕様ではない。(※対戦相手の回線が切れてしまった際は,AUTO操作に切り替わり,復帰時点で手動操作になるという)
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対して打者側は,相手投手からボールが放たれるまでに,ミートで打つか,いやいやバントで送るか,それとも強振で一発花火を打ち上げるかを決め,打法を選択する。
ボールが放たれた後は,ボールの飛んでくる予測マーカーをもとに,ストライクゾーンに入っているのか,変化球の曲がった先を打つか,などを考えつつ,ミートカーソルをぷにコンで操作し,タッチ操作でバッティング。ストライクゾーンには選手毎に得意・不得意なゾーンが存在するので,個々の駆け引きも複雑である。
個人的には,130キロのボールが十分すぎるほどの速球に感じられたし,相手の制球が乱れたときは,チャンスどころか必殺のスローボールに感じられたしで,終始翻弄されてしまった。これは操作性の云々ではなく,“アクション性のある野球ゲームならではの投打の醍醐味”が完璧に取り込まれていたからだ。
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打者がボールを打った際,ボールはもちろんスタジアム内に飛んでいく。その挙動はヒット,ファール,フェア,凡退,ダブルプレイ,はてはエラーまで起きるため,オート守備ゆえか,SLG系の野球ゲーム的なハラハラが味わえる。ゲーム中はBGMとして実況も流れるので,臨場感が抜群であった。
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試合中は,チーム全体に影響するチームスキル,各選手の能力傾向,投打の選手間の相性などにより,各選手の“ソウル”の数値が変動する。これは単純な相性の強弱を表しているもので,ソウル1000の選手Avs.ソウル2000の選手Bなら,その投打では後者が有利となる。
が,ソウルは試合中のスタミナの減少によっても変動するので,過信しすぎるのはナンセンス。選手の能力値も単純にAだから強い,ではない。本作にはスマホゲームでいう選手スキル的なものは存在しないが,マスクデータによって「足は速いけど,ミートは弱い」などの特徴が個々につけられているそうだ。
それに育成ゲームという性質上,プレイヤー毎に独自のメンバーが控えられるはずなので,監督的な立ち位置から戦術眼を養うのも大切だ。
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まだまだベールに包まれている点が多々あるものの,野球ゲームとしてのコンセプトは十分に打ち出されていた「プロ野球バーサス」。通常の全国対戦では不特定多数のプレイヤーとのレーティングマッチになるそうだが,リアルのプロ野球に即したイベントなどもあれば期待したいところだ。
また,先に掲載した記事(関連記事)で紹介しているが,本日ゲームの公式サイトが開設されたと同時に,LINE@アカウントを介しての事前登録受付も開始された。さらに,3月27日にパシフィコ横浜で開催される「セ・リーグファンミーティング2017」には,コロプラが特別協賛をし,会場内のブースで本作のデモ版を展示するという。
今季のペナントレースとあわせて,プロ野球をもっと楽しみつくしたい人は,ぜひともこの機会に確認しておくといいだろう。
「プロ野球バーサス」公式サイト
日本野球機構承認
日本プロ野球名球会委公認
日本プロ野球OBクラブ公認
データ提供:データスタジアム
プロ野球フランチャイズ球場公認
(C)2021 SAMURAI JAPAN
(C)COLOPL,Inc.
日本野球機構承認
日本プロ野球名球会委公認
日本プロ野球OBクラブ公認
データ提供:データスタジアム
プロ野球フランチャイズ球場公認
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