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UNIS VR Omni Arena
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[JAEPO2017]自分の足で歩くVRシューティング体験。業務用VR筐体「UNIS VR Omni Arena」について,気になるところを聞いてみた
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印刷2017/02/12 13:16

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[JAEPO2017]自分の足で歩くVRシューティング体験。業務用VR筐体「UNIS VR Omni Arena」について,気になるところを聞いてみた

 2017年2月10日〜2月12日に千葉県・幕張メッセで開催されているJAEPO2017。海外ゾーンにある中山市世宇動漫科技(Zhongshan UNIS Technology)ブースでは,業務用VR筐体「UNIS VR Omni Arena」が出展されていた。
 VR機器が業務用として使われることも増えてきているが,アーケードゲームの見本市であるJAEPOでVR筐体が出展されるのはまだまだ珍しい。日本ではUNIS VR Omni Arenaがどのように展開していくのか,加賀アミューズメントの神田基行氏に話を聞いた。

業務用VR筐体「UNIS VR Omni Arena」の全景
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今回出展されていたものは,VirtuixのVRデバイス「Omni」が2台使われていたが,5台を接続したバージョンも存在するとのこと
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VirtuixのVRデバイス「Omni」
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「UNIS VR Omni Arena」のプレイ風景

「JAEPO2017」公式サイト


 まず「UNIS VR Omni Arena」を紹介しよう。中国のUniversal Space Video Gameが制作した業務用のVR筐体で,VirtuixのVRデバイス「Omni」と,HTCのVRHMD「Vive」が使われており,VR空間を歩き回りながらのガンシューティングが楽しめる。
 靴を脱いで靴下カバーを履いた上からOmni専用シューズを着用。そしてOmniのリングに入ってハーネスで腰を固定し,頭部にViveを装着して,手にガンコントローラを持てば準備は完了だ。

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Omni専用シューズ。六角形のユニットはトラッキングポッドと呼ばれるセンサー
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Omniのリングに入り,ハーネスで腰を固定。リングの中では360度回転できる
スタッフにViveを装着してもらう
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ライフル型のガンコントローラ
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上から見ると,Viveのコントローラがセットされているのが分かる

 Omniの基部は非常に滑りやすい“すり鉢状”になっており,この上ですり足をするように足を動かせば,VR空間内を自由に歩き回ることができる。

すり鉢状の床の上を,すり足をするように歩く
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 専用シューズには「トラッキングポッド」と呼ばれるセンサーが取り付けられており,この動きをOmniが検知するという仕組みとなっている。腰の部分がしっかり固定されているため,前傾姿勢を取って素早く足を動かせば走ることができるし,リングの中で向きを変えることも可能だ。
 もちろんViveを装着した状態で頭を動かせばそれに合わせて視線も動くため,没入感は非常に高い。

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 ゲームは「TRAVR Training Ops」をプレイすることができた。ガンコントローラを持って自分の足でVR空間内を移動し,そこかしこに出現するターゲットに狙いを付けて撃つという内容だ。
 いわゆるガンシューティングと決定的に異なるのは,“自分の足を使い,自由に向きを変えて歩き回れる”という点。最初こそ少し戸惑ったものの,慣れてくると“走って攻撃を避けながら,腰だめに構えた銃を連射する”というアクション映画のような動きができた。

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神田基行氏
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 最新のVR機器をふんだんに使い,高い没入感を演出するUNIS VR Omni Arena。国内での展開を担当する,加賀アミューズメントの営業本部 グローバルプロジェクト マネージャーである神田基行氏に,気になるところを聞いてみた。

4Gamer:
 よろしくお願いします。UNIS VR Omni Arenaはすでに海外で販売されているのでしょうか。

神田基行氏(以下,神田氏):
 はい。中国では150セットほどが販売されており,そのほか海外からも注文が入っています。現在は生産が追いついていない状態ですね。

4Gamer:
 中国ではどういった施設で使われているんでしょうか。

神田氏:
 ゲームセンターやショッピングモールに設置されています。

4Gamer:
 JAEPO2017にUNIS VR Omni Arenaを出展した理由と,今後の展開について教えてください。

神田氏:
 日本のお客様の反応を見ることが目的です。今後はゲームセンターなどでフィールドテストを行い,日本国内で販売するかどうかを決めていきます。

4Gamer:
 日本で使うとすると,料金形態はどうなるんでしょう。プレイごとにお金をとるのか,それとも時間貸しになるのでしょうか。

神田氏:
 こちらもフィールドテストの結果に応じて決めていきます。

4Gamer:
 フィールドテストをどこで行う予定か,教えてください。

神田氏:
 現在は検討段階で,場所や時期をお伝えできる段階ではありません。

4Gamer:
 Omniを2台使った2人用と,5台使った5人用があるようですが,日本での価格はどうなりますか。

神田氏:
 国内価格は未定です。

4Gamer:
 運用に必要な人数はどれくらいですか?

神田氏:
 運用についてはシミュレーションの最中で,受付と装着補助を合わせて3名以上になると思います。

4Gamer:
 ゲームは何本くらいあるのでしょうか。

神田氏:
 現時点では「Omni Arena」「TRAVR Training Ops」「Shadow Ops」の3本で,すべてシューティングになります。また,現在も新作を開発中です。ただ,日本で展開する際にこの3本が付属するかどうかは分かりません。

4Gamer:
 Omniを運用するうえでは,専用のシューズやトラッキングポッドといったサプライが必要になります。その供給方法はどうなりますか。

神田氏:
 日本での販売が決定した場合,弊社が供給を行う予定です。他のVR機器とは差別化できている品なので,今後の展開にご期待いただければと思います。

4Gamer:
 なるほど。まずはフィールドテストを行い,その結果に応じて価格などさまざまなものごとが決まっていくわけですね。ありがとうございました。

「JAEPO2017」公式サイト

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