プレイレポート
フリック操作に連動したトリックが爽快! 2Dストリートスケボーゲーム「Skate City」に熱くなる!(今日から始めろApple Arcade #19)
「Apple Arcade」は,Appleが月額900円(税込)/年額6000円(税込)でiPhone / iPad / Mac / Apple TV / Apple Vision向けに提供している,ゲームのサブスクリプションサービスだ。
この連載では,広告やゲーム内課金なしでプレイできるタイトルが現在200種類以上配信されているこのサービスの中から,4Gamerがチョイスしたタイトルを紹介していく。
第19回では,モバイルのフリック操作で簡単にトリックが出せる2Dストリートスケボーゲーム「Skate City」を紹介しよう。
「Skate City」
オススメポイント
1.フリックでもゲームパッドでも簡単に出せる華麗なトリック
2.風合いのあるグラフィックスで描かれた6つのストリート
3.スケボー競技を知らなくても楽しめる
「Skate City」公式サイト
「Skate City」ダウンロードページ
「Skate City」は,ノルウェーのデベロッパ,Agensが開発したスケートボードアクションだ。当初はApple Arcade独占でリリースされたタイトルだったが,のちにPCや家庭用ゲーム機にも移植されている。
スケボーのゲームというと,同ジャンルで一時代を築いたアクティビジョンの「Tony Hawk's Pro Skater」シリーズや,エレクトロニック・アーツの「Skate」シリーズといった,エクストリームスポーツゲームを思い浮かべる人もいるだろう。
しかしこの「Skate City」は,カジュアルで誰にでも取っつきやすく,華麗なトリックを簡単に出せる横スクロールスタイルのアクションゲームとしてデザインされている。
タイトルのとおり,ステージは「ヴェネツィア」と「ロサンゼルス」を筆頭とする6つのシティ(=都市)をモチーフとしたストリートだ。とくにストーリーなどはなく,都市ごとに決められたチャレンジに挑戦したり,自由に滑ってトリックを楽しんだりする。
プレイヤーはスケーターとなって,スクロールするステージをスケボーに乗って滑っていくわけだが,その操作が実にスマホ向けに最適化されている。
走り出しや加速時に地面を蹴るプッシュは画面右下にあるシューズのボタンをホールド,トリックは滑走時に画面の四隅をフリックまたはタップで繰り出せる。複雑な操作はまったく必要ない。
トリックには地面で行う「グラウンド」,壁のへりや手すりなどレール状の場所に飛び乗って滑る「グラインド&スライド」,前後にバランスを取る「マニュアル」,回転して体の向きを変える「スピン」,プレイヤーが任意に取得する「スペシャルトリック」のカテゴリがあり,ゲーム内のトリックガイドを見ればどんなトリックなのかを把握できる。
実際のところ,トリックの具体名や内容を知らなくても,なんとなく画面の四隅をフリックしたりタップしたりする,いわゆる“ガチャプレイ”でもそれなりに格好良く決まるのがとても気持ちいい。
また,本作はゲームパッドでの操作も想定して作られている。滑り出しのプッシュとタップ操作はボタンに,フリックは左右のスティックにアサインされ,こちらもまた非常に分かりやすいものだ。好みによっては,こちらのほうが操作しやすいという人もいるだろう。
この手のゲームでよくあるトリックのミスによる転倒は,スケボーで滑る気持ち良さを削いでしまう要素でもあるので,本作ではそれが頻発しないように作られている。
段差や階段などを超えられなかったとき,あるいは物や人などの障害物などを避けられなかったとき,マニュアルなどの前後にバランスを取るトリックでバランスを崩したときなどに転倒することはあるが,入力ミスで起こることは基本的にない。とにかく気持ちよく滑ることができるはずだ。
各ステージは独特の風合いのあるグラフィックスで描かれていて,夕日や夜のシチュエーションがその雰囲気を高めている。東京などは背景の案内標識や建物などに実名が書かれていたり,店の看板に「イカと麺」「悪い寿司」などデタラメな文字が書かれていたりと,表現のデフォルメ具合が実にいい感じだ。
各ステージは人が行き交うストリートがメインで,実際にスケボーで走ったら迷惑になりそうなところを疾走できるのがゲームならではのポイントだ。東京では地下鉄の構内に入ったりと,リアルではとうてい滑れない場所があるのも楽しい。
ステージの構造は変化に富んでいて,起伏や障害物,レールなどがあり,それらを使ってトリックを出していくこととなる。レールは画面の奥や手前にあることも多いが,重なったときにトリックで飛び上がることで自動的に乗れるようになっている。
なお,人が障害物として登場するのは特定のチャレンジに限定されるので,邪魔で滑りにくいということもない。
ゲームにはチャレンジの成功などで得られる「SC」というクレジットがあり,これを使うことでステージのアンロックやプレイヤーキャラクターやスケボー(デッキ)の見た目変更,スペシャルトリックの習得を行える。
チャレンジを順番にクリアしていくだけでもSCは手に入るので,ステージを優先してアンロックしていけば必然的にチャレンジが増え,SCを入手する手段も増えるだろう。
ステージごとのチャレンジは,指示どおりに操作してトリックを出していくものや,配置されている人をトリックで回避するもの,警察との追いかけっこやライバルとのレースなど,プレイヤーが飽きないように作られている。
自由に滑れるフリーランにもトリックに関連する目標がいくつも設定されているので,しっかりやり込めるのも評価できるポイントだろう。
前述のとおり,当初はApple Arcade独占タイトルとして配信されていて,現在はPCや家庭用ゲーム機にも移植されているが,移植版はステージ数が限られていて,東京のステージなどはApple Arcade版のみで体験できるも。
また2025年1月9日には,新作「Skate City: New York」がApple Arcadeでリリースされることも決定している。
スケートボードが好きな人はもちろん,あまり知らない人や,先のパリオリンピックでスケボー競技に興味を持った人なども,ぜひプレイしてみてほしい。ゲームでしか味わえない,ストリートを滑る気持ち良さを体験していただきたい。
「Skate City」公式サイト
「Skate City」ダウンロードページ
Apple Arcade:月額900円(税込) / 年額6000円(税込)
Apple One:月額1200円(税込)
※「iCloudプラス(50GB)」「Apple TV+」「Apple Music」「Apple Arcade」を利用可能
Apple Arcade登録ページ
Apple Arcade公式サイト
Apple One公式サイト
※本記事には一部アフィリエイトリンクを含みます。
- 関連タイトル:
Skate City
- 関連タイトル:
Apple Arcade
- この記事のURL:
キーワード
(C)2019 Snowman
(C)2019 Apple Inc. All rights reserved.