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ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王

ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王
公式サイト https://www.nintendo.co.jp/3ds/ajjj/index.html
発売元・開発元
発売日 2017/04/20
価格 4980円(+税)
ジャンル
レーティング
備考
その他
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このゲームの読者の評価
70
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • Pages: 1
  • 交差する炎 50
    • 投稿者:災厄狼(男性/40代)
    • 投稿日:2022/07/12
    良い点
    少し前置きを。攻略範囲はクリア後少しまで。攻略時間は60時間ほど。
    難易度はノーマルでクラシック(仲間の死亡あり)を選択。
    難易度ハードとカジュアル(仲間の死亡なし)も選択できます。
    ファミコン版のFE外伝のリメイクらしいですが、おそらくDSのファイアーエムブレムと同様、新作として開発されたのではないかと。
    私は最近まで、この外伝はディスクシステム(媒体はクイックディスク?フロッピーディスクでもないんかい・・)だと勘違いしていましたが、どうもファミコンで発売されていた模様。
    ゲーム画面すら見たことがないので完全にスルーしていました。初プレイ!!

    良い点ですが、戦闘に迫力がある。基本的にファイアーエムブレムと同じようなユニットの動かし方ですが、戦闘に切り替わると3Dで戦いが描写されます。
    ちょっと、くどいかなとも思ったんですがゲスト出演のペガサスナイト3姉妹(パオラ・カチュア・エスト)のアレを見ちゃったらね。迫力が違います。

    DSのファイアーエムブレムで忘れ去られていた設定も復活(忘れんなよ・・)。影のヒロインであるカチュアの悲しみをバッチリ収録。三姉妹の絆とパオラとエストの複雑な関係も描かれるため・・・まさにトライアングル!!

    救いのない話だなと思われていたカミュ将軍とニーナに、別の補完要素がこの作品で追加されており「あっ、そういうことになってんのか!」と納得。個人的にはスッキリしました。

    戦術マップのユニット描写はわかりやすくて良い。支援関係変化の描写もわかりやすい。

    2つの軍に、それぞれリーダーがおり全体マップの移動ができる仕様(聖魔の光石の原型?)。
    消費無しの武器・防具などをユニットごとに1つだけ装備できます。
    特殊ユニットの召喚や仕組みの異なる各種ワープ、独特の弓射程など「ファイアーエムブレムとは別物」のシステムが主な特色。
    アドベンチャーゲームの様な村の探索、アクションRPGの様なダンジョンの探索(戦闘はFE式)、3DS版エコーズで追加された要素など、色々とありますが「みるべきところは皇帝と炎の描き方」かなと。
    ストーリーが非常に良かったので、ファイアーエムブレム好きならプレイした方が良い作品だと感じました。

    演技の方は、モブでひどい方がチラホラ。演技の良い方もおられます。
    メイン・仲間キャラクターは何故か全員基本のレベルに達しており、あくまで私の想像ですが一流の舞台監督か演出家の方が関わっている感じがあります。
    特に良かったのはロビン、エフィ、クレア、デューテ、パイソン、メイ、ジェニー、レオ、ジェシー、カチュア、エスト、ジーク、ティータ、マチルダ、ベルクト、リネア。
    やや甘いかもしれませんが、演技の評価は5です。据え置き機種だと、もう少し厳しくとりますが、携帯機種ならこれで十分だと思います。キャスティングは良くはない。
    キャラクターデザインは美形が多く違和感がありますが、良いと思います。

    音楽は普通です。一番良かったのは「真実」という曲。

    オートバトルあり。ただAIさんは馬鹿なので過信は禁物。

    武器などに専用のスキルがあり、使い込むごとに解放されていく。鍛冶屋もあります。

    バグ・フリーズなどは無かったように思います。
    悪い点
    ストーリー描写のアニメーションが良くない。これなら普通のアニメにするか、OPと同じ描写にした方が良いと思います。声も若干ずれている。
    一枚絵のストーリー描写は、そこそこ良かった。1枚残念な絵がありました。

    リメイク前のボリュームが足りないのか、難易度が急上昇する箇所あり。
    DLCの一部を作品に組み込んだ方が良かった気もする。またこの作品の特色である多段階のクラスチェンジも一部がDLC販売なので、もったいなく思う。
    こういった仕様を提案した方は、外伝だしどうでもいいわと思って企画したってことはないですかね?
    次の外伝作(続編)を出してくれとプレイヤーに思ってもらう方法の方がお金が儲かる気がするんですけど・・?期待して買った人の気持ちも良くないかな・・なんて。

    会話の自動送りは環境コマンドでのみ解除できると良かった。

    音がこもっている感じがある。環境コマンドでスピーカーモードをオフにすると、やや広がりが出る?オンにすると高音強調モードみたいになる気がします。

    武器を変える時に習得しているスキルが表示されると良かった。

    酒類のアイテムの使い道が最後までわかりませんでした。換金アイテム?

    問題点はザコとのエンカウントとダンジョン探索(カメラ背面追従なども含めて)、ワープ後の敵の攻撃などの仕様(本気で殺しに来ない点も含めて)。
    面白くはないです。肝心のロールプレイングシミュレーションの部分が特に。
    総評
    アドベンチャーゲームとしてなら80〜90点くらいの評価で良いと思いました。FEファンの方にはプレイ推奨します。ですが・・ゲームとしてみると面白くないですねー。難しいとかカンタンとかいう問題ではなくて、FEとは違うという問題でもなくて、単につまらない。クリエイターの方が本気で創っているのだろう・・とは思いますが、ファンでもなんでもない方には薦められません。
    特に序盤だけみれば30点くらいの出来。もともとスマホアプリとして開発されたのかな?とも感じました。面白かったのは4章です。

    クラスチェンジはアイテムではなく神殿で行います。
    (スリルがありリスクもある)闘技場はないためレベル上げは精神的にキツイです。
    疲労度というシステムがあり食事という要素も。斧は敵のみ使い、3すくみはなし。
    体力などのパラメータを上げる泉?のようなものあり。
    ミラの歯車という要素があり、時間の巻き戻しが可能。(もともと?)ゲームバランスが悪いので、緊張感に欠けるものの、あったほうが良いと思いました。

    無料のDLCもあります。全体マップでアルム軍・セリカ軍と、もらいたい側のメニューで実行する必要があります。
    アミーボ対応。

    任天堂さんが、この作品で描きたかったのは主人公側ではない・・ような気がします。問題点は挙げましたが、もしかすると「皇帝のロールプレイングシミュレーションではない」という点が一番悪かったのかもしれませんな。表現方法は自由なんですけど〜。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 3 2 4
  • 良作ではあるが淡白な印象 70
    良い点
    登場人物のキャラクターがしっかり作られていて、それを左氏の美麗なグラフィックが見事に表現している。ただ、イベントシーンの一枚画は、画面がLLサイズだと解像度からやや潰れた感じになってしまい残念。
    これまでと違い、戦闘シーンや会話シーンでのキャラクターボイスがフルボイスに近い。この点は大きく評価したい。
    悪い点
    ファミコンからの移植ということもあり、ボリューム的には「覚醒」や「if」に較べ、ちょっと物足りなさを感じる。シナリオ量(戦闘数)の少なさから、終盤、成長したキャラクターとそうでないキャラクターとの間に差が出てしまう。特に最後の「ドーマ神殿」は長い割に終始メンバーが固定されてしまうので、攻略に参加したメンバーとそうでないメンバーの格差が広がってしまう。途中でメンバーを入れ替えることができる場所を作ってもよかった。
    本編クリア後の追加ダンジョンは途端に難易度が高くなる。やり込み要素なのかもしれないが、本編との落差が大きく、攻略するためのレベル上げの作業に本編攻略の何倍もの時間を費やされる。
    アイテムをひとつしか所持できないので、使わないまま無駄になってしまうアイテムが多い。
    総評
    左氏の美麗なキャラクターデザインとフルボイスが、キャラクターに感情移入させてくれるが、一方で「覚醒」や「if」にあった、結婚や子供のシステムがなく、その点で物足りなさはある。ただ、ファミコン版のリメイクなのでそこまで求めるのは酷だし、そういった要素がないことで、容量的にフルボイスにする余裕ができたのかもしれない。
    本編クリア後に潜れる追加ダンジョンの、下層階の敵の異様な強さを別にすれば、バランス良く出来ていて、「ミラの歯車」などは従来のファンからすれば大甘の設定かもしれないが、私個人は後半結構活用させてもらった。ただ、ボリューム的に「覚醒」をクリアしたときほど充実感がないのは、ファミコン版から大きく膨らませず、なるべく元の物語を壊さないようにしたためのようで、その辺りは賛否あるだろう。良作ではあるが、淡白で「覚醒」のように時間が経ったら再度プレイしたいと思わせるほど引き寄せるものがなかったのも事実。
    ちなみにプレイ時間は本編のみの場合。DLCは一切無視したうえでの感想。

    最後、ネタバレになるかもしれないが、エンディングはあまり出来が良くない3Dより、左氏の絵で飾った方が良かった。

    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 3 4 3 2
  • ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 70
    • 投稿者:やまだん(男性/40代)
    • 投稿日:2018/01/03
    良い点
     ファイアーエムブレムの歴史の中で,埋もれてしまっていた「ファイアーエムブレム外伝」を現代風にうまくリメイクされている。武器の使用回数がない,ワールドマップ上で,アムル軍とセリカ軍の両方を進軍させていく…というファイアーエムブレム外伝の魅力が上手くリメイクされている。
     キャラクター,ストーリーもいい。「ファイアーエムブレム外伝」はリアルタイムで体験していたが,ストーリーはほとんど覚えておらず,印象に残ったキャラクターも「ジーク」と「ペガサス3姉妹」といった「暗黒竜と光の剣」のキャラクターで,外伝特有のキャラクターは印象に残っていなかった。ストーリーについては,深くなり過ぎず,単調になり過ぎずとリメイクらしく上手くまとまっている。キャラクターも,適度に個性が付けられている。
     難易度がそれほど高くなかったのもよい。攻略本や攻略サイトに頼らなくても最後まで楽しむことができた。ボリュームもこの程度で十分
     ほぼ通勤時間しかプレイしていないが、1か月程度でエンディングを迎えることができた。
    悪い点
     システムとしては,3D空間での探索が単調に感じた。食料を拾うというシステムも活用できていると感じなかった。キャラクターとしてはセリカの性格付けが微妙。プレイしていてイライラしてしまうシーンが何度かあった。
     クリア後のやりこみはしなかった。封印の祭壇セットとして,クラスチェンジを課金コンテンツにしたことで,やや興ざめてしまった。
     
    総評
     ファイアーエムブレムの歴史の中で埋もれていた「外伝」をうまくリメイクしている。クリアまでであれば,難易度もそれほど高くない。ストーリーもよく,気軽に楽しむことができた。
     探索モードが単調だったり,セリカの言動にいらいらさせる部分があるなど,少し不満があったのは事実。トータルで見ると傑作とまでは言えないが,十分楽しめる良作だった。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 3 4 4 4
  • 久々にシナリオ○のFE 80
    • 投稿者:23:57(男性/30代)
    • 投稿日:2017/05/27
    良い点
    ・原作を崩さない程度に追加されたシナリオ、キャラ設定
    ・演出面の大幅強化
    ・操作ミスの救済が可能な「ミラの歯車」
    ・シビアなバランス
    ・戦技や武器錬成は善し悪しだが外伝作品での挑戦としては○
    悪い点
    ・マップ上に湧いてくる敵の処理が面倒
    ・敵部隊が一つしかない小ぶりなマップが多く、物足りない
    総評
    流石に二作目のリメイクだけあって、シナリオがしっかりしている。
    近年の「妙なシナリオの合間に変なキャラが変な合コンをする」タイプのFEに辟易しており、今作もそうなっているのではないかと不安だったが、原作をきちんと現代風に描き直した良いリメイクになっていた。

    キャラ付が極端になっている人物もそこそこいるが、それでも聖戦以上聖魔未満というところ。
    基本的には全員戦争や世界のことを考えながら自分の人生や過去について話してくれるため、ちゃんと深みがある。

    キャラクターは淡い塗りで魅力的に描かれ、フルボイスや一枚絵演出の増加によって演出面も強化されている。

    細かい不満はあるものの、バランスなどに関しては原作準拠の部分も多い。
    FC版のリメイクとしては出色の出来と思える。

    もとが外伝なのでシステム的には旧来のFEと若干毛色が違うが、ここ最近のFEに辟易していた古参ファンにもおすすめ。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 3 4 3
  • 普通に新作として楽しめるリメイク 80
    • 投稿者:canosuke(男性/40代)
    • 投稿日:2017/05/03
    良い点
    ●元がファミコン版だというのが不思議なほどの充実したシナリオと演出。ほぼフルボイス。流石に25年前よりも設定とかが付け加わったりしているらしいですが、オリジナル作の知識が皆無だろうとFE自体が初めてだろうと、何の問題もなく王道的なストーリーの新作として楽しめると思います。
    ●良質なバトルモーション。回避後カウンター追撃などに滑らかな個別モーションがある。
    ●ここ数作で物議を醸していた変な性格付けのキャラ(ツンデレとか中二病とか)がおらず、遠足ではなく戦争をしているという雰囲気は出ている。
    ●「ミラの歯車」という時間巻き戻しシステムは事故やうっかり操作ミスに対処できて優秀。是非シリーズの将来作でも採用して欲しいです。
    悪い点
    ●バトルの数が多く、多数のザコ(一部は無限増援)を処理することも前提でバランス調整されているため、レベルアップが遅い。かといってDLC買うと容易にバランスが崩壊する。
    ●バトル演出スキップ周りは痒いところに手が届かない。
    ●シンボルエンカウントのダンジョンでの移動の操作性が非常に悪く、敵を避けるのにアクションゲーム的なコツを要求される。
    ●全員分の「最々上級職に転職可能になるDLC」。買わなくても裏ダンジョンまで問題なく攻略可能だし、これ買っても攻略面で役立つマップはないのかもしれませんが、ネタ職ならともかく明らかに一段強くなる系のコンテンツを有料で全員に用意するのはどうなんでしょう…
    ●最終的に無限レベルアップできる一部のキャラクタがあまりに圧倒的に強くなるため、クリア後ダンジョンで他の職が全く要らない子になってしまうバランス。原作に忠実だから仕方ないのかもしれませんが…。
    総評
    ファミコン版は未体験です。他シリーズよりバトルのルールがちょっと個性的(魔法や武器の使用回数制限がない、等)だし、近年の作品と比べると少しシンプルすぎるきらいがあるかもしれませんが、やっていて違和感とかはありませんでした。リメイクとしてどうなのかは評価できませんが、普通に新作とみて楽しめました。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 4 4 5
  • 新旧問わず幅広いファン層に受け入れられる 75
    • 投稿者:Sono(男性/30代)
    • 投稿日:2017/04/30
    良い点
    ・携帯機向けらしくテンポよくサクサク進められる
    ・フリーマップで育成が自由にできる
    ・FCのリメイク作ながら新作並みに演出が強化されている
    悪い点
    クエストの質・量ともに物足りないの+クエスト一覧がない
    ダンジョンでLRボタンでの左右回転ができない+ダンジョンのダッシュ操作がしずらい
    3Dキャラクター演出全般が従来の2Dのものに対して見劣りする
    総評
    今作のオリジナルである『外伝』に思い入れが強い友人がいて、外伝の魅力を力説されていたのでリメイク版である本作を手に取った次第。
     私自身は『新・紋章の謎』と『覚醒』しかやってませんが、それらと比べても今作は面白かったです。
     オリジナルの王道なストーリー・キャラクターを現代的なビジュアルとシステムで蘇らせた本作は、新旧問わず幅広いファン層に受け入れられる良作だと思います。

     DLCで追加ストーリーがあるので本編は短めかと思いましたが、随所に追加要素が加えられたおかげで新作パッケージタイトルとして十分不足のないボリュームでした。(クリアまで35時間前後)
     オリジナルになかった本編クリア後の要素も追加されていて、そちらは難易度がグッと上がって更なる育成を求められましたがなんとかクリアできました。(追加ダンジョンクリアまで42時間ちょっと)

     一番簡単なノーマル難易度のカジュアルモードでスキップ機能を駆使して遊んでましたが、ストーリー・キャラクター・育成の要素だけでも十分に楽しめるタイトルだと思います。
     惜しむらくは本作のアレンジBGMがFCのオリジナルに比べると全体的に音の印象が薄いことですね。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 3 4 4 4
  • ストーリーは原作を補強するにとどめるという良リメイク。新規要素は作業が多く微妙。 60
    • 投稿者:ひものて(男性/30代)
    • 投稿日:2017/04/27
    良い点
    ・原作の良いところはそのままにストーリーが色濃くなっている

    ・原作の戦闘にかかわる部分はあまり手を加えられていないことが多く、シンプルで遊びやすい

    ・原作の戦闘にかかわる部分は自然なレベル上げでも進めていける(ノーマル)

    ・原作はBGMが人気ですが、原音の良さを潰さずに良リメイクした感じになっている

    ・フルボイス
    悪い点
    ・新規追加部分はシステム的に意地悪だったり、嫌らしかったりする

    ・新規追加部分は難易度が高く、(時間が惜しいなら)DLC買ってね。と言われている気がする。

    ・新規要素の難易度の高い場面を攻略するためには、延々とレベル上げの作業感が伴う

    ・そのレベル上げも同じことを繰り返すだけなので、まったく楽しくない

    ・村でのイベントが追加されているが、いわゆるお使いイベントしかない
    総評
    原作のリメイク的な作品というのもあると思いますが、戦闘に最近のファイアーエムブレムのような戦略性はありません。昔のシリーズ作品のように、一度に敵から攻撃をもらわないように配置することをシンプルに考えるだけで攻略していけるので、最近の作品はややこしくて難しいという人には嬉しい仕様だと思います。

    どちらかといえば新規プレイヤーというよりも原作のファンに向けての作品になっていると感じました。
    その証拠にあまり原作の部分は手を加えられておらず、ストーリーを色濃くするために補強をするにとどめているという感じを受けました。

    キャラにセリフがある部分はフルボイスなので、今までの「ああ」「はい」などの単純なボイスに比べると、シリーズ史上もっとも華やかな感じです。戦闘中にも必殺が出たり、敵を倒したりすると何かしらボイスがあって、これもきちんとセリフになっている。

    問題は新規追加された部分。
    原作のストーリー部分を普通に進めていくだけでレベル上げは十分、あとはキャラ配置のテクニックでクリアできるという潔さというか、それを濁しているように感じた。

    一言でいえば、クリアしづらいように、また、難しいならDLC買ってねと言わんばかりに、いろいろと意地悪や面倒が加えられています。
    戦闘前のキャラ配置ができなかったり、超難易度のためにまずレベル上げからという話になっていたりする。

    レベル上げ用のDLCが配信されているので、いかにもな感じだし、そのDLCを使っても面倒な作業感なく一気にレベルアップという感じでもないので、さらにDLC配信するから買ってねと言われている感じもした。

    今までのファイアーエムブレム作品(FEH除く)の中で、最もボタンポチポチゲーになる部分が多く、また、わざと作業感を感じて嫌気がさすような部分を用意しておき、時間が惜しかったり作業感が面倒な人に対して課金させようという、悪いソシャゲにありがちな考えも本格的に見え隠れする作品でもある。今後、キャラ強化アイテム(いわゆるドーピングアイテム)も課金制にならないか不安にも感じた。

    レベル上げする部分も追加ストーリーを進めながらレベルが適切な部分に上がるなどというものになっていて楽しいのであれば問題ないが、延々と同じことを繰り返すだけなのでつまらないし飽きてくる。ゲームというものの考え方や位置づけは人それぞれですが、楽しむというよりも、暇を見てぼちぼちと延々と同じことを繰り返してレベル上げをするという、暇つぶし的な要素が増えた気がする。

    レベル上げは固定戦闘で行っていき、それでクリアできるようにもなっている潔さがファイアーエムブレムの魅力でもあると思うので、原作以上に作業感を感じるレベル上げに関するRPG要素(単なる手間。RPGの悪い部分)が強まっているのは、ちょっと残念に感じる。

    ストーリーを進めつつ楽しくレベル上げして、それで全部攻略できるという潔さがほしい。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 5 2 3 3
  • 良リメイクだが戦闘バランスの調整が雑 70
    • 投稿者:IA(男性/30代)
    • 投稿日:2017/04/27
    良い点
    ○独特のシステム
    今作では武器使用回数なし、弓兵の近接攻撃、魔法発動でHP消費などの既存シリーズにはない独特のシステムでFE外伝時代のシステムをそのまま採用していてGOOD。

    ○スキルシステム
    今回から導入されたものだが同じ武器を使い続けているとスキルを習得できる。
    このスキルは今までのようにランダムに発生するものではなく、任意に発動させる事が出来るので必要な場面に応じて使い分けられる。
    スキルには鎧系の相手だと威力が増す、攻撃した相手を移動できなくさせるなど有効な物も多くあり攻撃のバリエーションが増えて良かった。

    ○クラスチェンジ
    今までの作品ではアイテムがないとクラスチェンジ出来なかったが今作ではレベルさえ上げれば好きな時に行えるので、どのキャラでも強くできるというのは良いと思う。
    悪い点
    ○戦闘バランスが雑すぎる
    今作での戦闘はけっこう難易度高めなのだが。その原因はなんといっても敵の多さにある。
    敵の中には魔物を召喚する奴がおり、一気に5〜6体召喚してくる。
    そこで召喚した奴を何とか倒したと思っても2ターンぐらいするとすぐに呼び出してくるためキリがない。

    またゾンビなどの簡単に倒せる雑魚だけを呼び出すならまだしも、耐久力のあるドラゴンを平気で召喚したり、自由にワープできる敵を呼び出され、後方にいた瀕死の仲間を攻撃されるなど、とにかく敵のバランス調整がヒドイ。

    そのため常に回復役が必要となり、結局、ジリ貧になって仲間がやられてしまう。

    ○武器不足
    今回は武器屋はない代わりに鍛冶屋になっており、持っている武器を強化していくスタイルなのだが、武器の入手量が圧倒的に少ない。

    町や砦に落ちているのを拾うか、ランダムで敵が落とすしか方法がない。
    全員にただ装備させるのであれば問題ないのかもしれないが、一つでも武器を派生強に失敗したりすると足りなくなってくる。

    一応、武器や銀貨など強化に必要なものが出てくるクエストもあるが、それにはリアルマネーが必要に…

    ○ボスのスキル
    とにかくウザいものが多い。
    こちらの攻撃を無効化するものだったり、範囲外の所から攻撃しても必ず反撃してくるなど、たたでさえ召喚祭りで手一杯なのにボスもこんなに優遇されていたら萎える。

    そしてこういったスキルを持っている奴に限って一撃でこちらのHPを半分以上削ってくるのでまさに敵TUEEEEEE!状態。
    総評
    開発には難易度が高いという事が何なのかよく考えて欲しいと思う。
    敵が多ければ難易度が高いという考えはちょっと頂けないかなと。敵をバッタバッタと切り伏せるなんてことはアクションでやってくれと思うし、もっと戦闘バランスの調整をしっかりとして欲しかった。

    ただ、今作では自由にレベルアップできるのでかなり修行すれば、結構行けたりもするのだが、それにしてもただただ召喚をする奴の所にまっしぐらと言うのは戦闘が単調になってしまうのでどうかと。

    だが、それ以外では原作の良い所を取り入れつつ、キャラ設定など新たに作った部分もあり、けっこうな良リメイクだと思う。
    初心者でもカジュアルモードにすれば何とかクリアできると思うので興味がある人は買ってみてもいいのではないだろうか。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 3 1 3 2
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