プレイレポート
スマホでアツいレースが楽しめる「首都高バトルXTREME」インプレッション。奥深いチューニングとシンプルな操作性が魅力
本稿では,そんな本作の概要を紹介しつつ,実際にプレイしたインプレッションをお届けしよう。
「首都高バトルXTREME」公式サイト
「首都高バトルXTREME」ダウンロードページ
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本作には,新人レーサーであるプレイヤーが首都高を訪れ,ストーリーを進めながら様々なキャラクターが乗るマシンとバトルを繰り広げるメインストーリーや,他のプレイヤーと対戦できるVSモード,期間限定で開催されるイベントといったモードが用意されている。
まずは,本作のメインとなるバトル部分について紹介しよう。基本操作は,画面をタップすることでアクセル(押し続けると加速,指を離すと減速),左右へのスワイプでハンドリングというシンプルなものだ。レーススタート時,カウントダウンと共に画面に表示されるゲージが赤い部分に達したときに,タイミングよく画面をタップするとロケットスタートとなり,スタート直後に急加速ができる。
ロケットスタートに成功すると優位に立てるが,失敗しても相手を追い抜くことは可能だ。その方法のひとつがスリップストリームを利用した加速である。走行中,対戦相手の後ろに付くと車両の左右に特殊エフェクトが表示され,スリップストリームの加速を利用して直線上でも敵車を追い抜きやすくなる。逆に,対戦相手がスリップストリーム状態になったら,左右へ移動することでブロックすることもできる。
相手を追い抜くチャンスはコーナーにもある。コーナーにはアタックポイントと呼ばれる黄色いエリアが存在し,そのエリア内でカーブ方向へフリックすると,鋭いコーナリングでタイムを縮められるのだ。フリックしたタイミングによって評価が変化し,中央の赤いラインに近ければ近いほどその評価が高く,コーナリングの鋭さが増し,獲得VOLTAGE(後述)も多くなる。
加えて本作には,ニトロによる超加速も用意されている。これはレース中の使用回数に限りがあり,一度使用すると一定時間が経過するまで再使用できないが,任意のタイミングで急激な加速ができるという奥の手。使用タイミングを見定めることが勝負の分かれ目になることもある,重要な要素だ。
バトル終了後のリザルト画面では,バトルの勝敗やタイム,ゴール地点での速度やコーナリング評価などが確認できると共に,獲得したVOLTAGEも表示される。VOLTAGEはそのプレイでどれだけ観客を沸かせたかを表す評価で,その内訳は「内訳表示」ボタンをタップすれば確認できる。これに続いて,レースで獲得したプレイヤー経験値やマシン愛着度,報酬のキャッシュ(ゲーム内マネー)やアイテム(パーツ含む)なども表示される。
本作でバトルをするにはガソリン(GAS)が必要となり,消費するGASは使用しているマシンの固定値と「コントロール」「トルク」「ウェイト」によって決まる。また,他のプレイヤーとバトル(VSバトル)をするためにはバトルポイント(BP)が必要となる。どちらも時間経過で回復し,GASはアイテムで回復することも可能だ。プレイヤーレベルが上がるとGASとBPが最大まで回復し,GASの最大値が上昇するほか,GASとBPが余っていた場合は最大値を超えて(最大値の2倍まで)回復するので,安心してプレイヤーレベルを上げていこう。
国内自動車メーカー8社の27車種が実名で登場
豊富なカスタマイズ機能で自分だけのマシンを作れる
本作にはトヨタ,ホンダ,マツダ,三菱,日産,スバル,スズキ,ダイハツといった国内自動車メーカー8社のライセンスを受けた27車種が実名で収録されており,今後も追加予定だ。それらをパーツの付け替えやステッカーなどでカスタマイズし,自分だけのマシンを作ることができる。
付け替え可能なパーツは,マシンのスペックには関わらない「フロントバンパー」「リアバンパー」「サイドステップ」「リアスポイラー」「ボンネット」「マフラー」「ネオン管」「ホイール」というドレスアップ用の8種類を加えた計14種類。さらに,見た目のカスタマイズという部分でマシンのカラーリングやステッカー,バイナルや車高変更なども可能で,カスタマイズ要素はこれでもかというくらい豊富に用意されている。
各パーツはバトルに勝利すると獲得できるキャッシュ(ゲーム内マネー)を消費することで付け替えが可能なので,何はなくともまずはバトルでキャッシュを稼いでいくことが重要。新たなマシンやパーツはガチャで入手でき,パーツに関してはバトルで勝利した際に報酬として入手できることもある。また,スペックに関わる6種類のパーツは,他の不要なパーツを素材としてチューニングし,性能を強化できる。
ちなみに,マシンを複数所持している場合は,パラメータの合計値が高いマシンが5台まで,サポートマシンとして自動的に登録され,バトル時にメインマシンのパラメータが補正される。このシステムのおかげで,複数の車種をカスタマイズしても無駄になることはないので,お気に入りの車種を入手したら積極的に強化していきたい。
本作は首都高を舞台としたレースゲームだが,結果としてその限定された舞台こそが,シンプルな操作によるストレスのないドライビングを実現しているように思える(通常のサーキットのようなコーナー主体のコースでは,操作が忙しすぎてスマホではちょっとキツいかも)。加えて,実名で登場する多くの車種やパーツの付替え,チューニングによるカスタマイズ要素などが,ゲームの世界観やゲーム性にさらなる深みを与えている。レースそのものというよりも,首都高を舞台とした走り屋生活を楽しむゲームとして遊んでみるのもいいだろう。
他のプレイヤーと腕を競い合うVSバトルも用意されているが,自分のペースでのんびりと遊べる作品でもあるので,車や走り屋に興味がある人は,ぜひ一度プレイしてみてほしい。
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