［E3 2018］カプコン辻本氏も登場した「出張FFXIV PLL in E3」レポート。コラボで実装されるモンスター達はかなり手強い相手になりそう

　スクウェア・エニックスは北米時間の2018年6月12日，MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」（PC / PS4 / Mac。以下，FFXIV）の最新情報をプレイヤーに届ける「出張FFXIVプロデューサーレターLIVE in E3」をE3会場から配信した。

　FFXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏は最初に，6月5日のパッチ4.31で実装されたばかりの「絶アルテマウェポン破壊作戦」の攻略状況に触れつつ，前日の「SQUARE ENIX E3 SHOWCASE 2018」で公開された「MONSTER HUNTER：WORLD」とのコラボ（関連記事）について言及。さらに，ゲストとしてカプコンの辻本良三氏を招き，「こちら」の記事でお伝えしているように，MHWにFFXIVのモンスター“ベヒーモス”が登場することを発表した。



　辻本氏は，自身が担当した「モンハン」シリーズにコラボモンスターを登場させるのは初めてということもあり，今回の内容がかなり気合いの入ったものになっていると話した。また，FFXIV側のコラボもレベル70での参加となっており，吉田氏によると「8人で戦うコンテンツ」とのこと。歯ごたえのある戦闘になりそうだ。
　なお，どちらのコラボも新規プレイヤーというより，歴戦のプレイヤーをターゲットにしたものになるらしい。コラボにおける（FFXIVでの）リワードは，7月に入ってから公開していくとのこと。こちらの続報にも注目したい。

（左から）FFXIV コミュニティディレクター Matt Hilton氏，通訳 Aimi Tokutake氏，スクウェア・エニックス 吉田直樹氏，カプコン 辻本良三氏。実は吉田氏と辻本氏の交流は長いそうで，コラボの話は8年も前からあったという

Q＆A

　続いて，海外リージョンで集められた質問に対して吉田氏が回答した模様をまとめて紹介しよう。

Q：キャラメイクのアップデートはされないでしょうか。
A：通信量が増えたり，グラフィックスの破綻が大きくなったりするため，いまの仕組みでは難しいです。

Q：モグステーションのオプションアイテム（有料）をキャラクター単位ではなく，アカウント単位に変更してほしいです。
A：アカウント単位にするためのキー（枠のようなもの）が残り少ないため，高額なアイテムについては対応していますが，すべては難しいです。

Q：エウレカやディープダンジョンなどを，メジャーアップデートと同時に実装してほしいです。
A：メジャーアップデートのタイミングですべてのコンテンツを入れると，遊ぶものが多すぎるという状況ができたり，一気に遊んで次に遊ぶものがないという状態が長くなったりするため，コツコツ遊べるようにリリース時期をあえてずらしています。
　また，ツクヨミ討滅戦といった高難度コンテンツと同時に，例えば武器を強化できるエウレカ：パゴス編を実装すると，パゴス編のアイテムを強くすることができなくなります。これは高難度コンテンツに行く必要がなくなってしまうためです。パゴス編のアイテムを強くするためにも，ずらしているという意図があります。

Q：次のディープダンジョンについて，何かを用意しているようですが？
A：（ここで吉田氏が「ディープダンジョン：アメノミハシラ」で入手できるアイテムの一部を公開）

新しい髪型。デザインコンテストで応募されたもの

同じく，アメノミハシラで入手できるドードーマウント。羽は小さい……が，ちゃんと飛べるようだ

　ほかにもたくさんのリワードが用意されているので，チャレンジしてください。

Q：イシュガルドのハウジングエリアは開放されますか。
A：シロガネを開放してもなお，イシュガルドの声が大きいです。簡単にハウジングゾーンは作れませんが，次があるならイシュガルドだと思っています。決まったら発表するので待ってほしいです。

Q：新規プレイヤーが早くメインストーリーを楽しめるように，最初を短縮してほしいです。
A：ARR（A Realm Rebone，新生エオルゼア）の部分は，必要なクエストの数を減らして短くするプランはできていますが，ものすごいコストになっているので待ってほしいです。いずれやらないと，とは思っています。

Q：現在，必須のロールアクションがあると思うが，プレイヤーが選択して組み込めるように調整してもらえないでしょうか。
A：次のエクスパンション（拡張）でいろいろ変えようと思っています。ロールアクションに関しては，パッチ4.4で何か手を入れられないかと議論している最中。確定したら次のPLLでお知らせしたいです。

Q：フリーカンパニーを探しているプレイヤー用に，FC検索やFC申し込み書の機能を導入できないでしょうか。
A：UIチームで，そのUIをどう作ろうか，もしくはロールプレイっぽくできないかという企画を進めています。次のパッチとはいかないですが，近々アップデートがあると思います。

Q：メインストーリーのバトルコンテンツなどを再び遊ぶことはできないでしょうか。
A：いくつかのアイデアをどう組み込むかのディスカッションをしているので，可能性がないとは言わないです。できるようにしようという動きは開発チームにあるので，情報を出せるまでもう少し待ってほしいです。

Q：手に入れてないミニオンや，入手先が分かるようにミニオンリストの更新をする予定はありますか。
A：ミニオンリストは分かりにくくなっているので，いま作り直しています。

Q：グループポーズの機能でLB3（リミットブレイク3）のアクションを見られるようにできないでしょうか。
A：ターゲットがないとアクションが使えないです。技術的には可能ですが，パーティが限界を超えて使うものをほいほい使えていいものかと。ディスカッションはしています。

Q：レガシーサーバーのパッチ1.23bを追体験できるようにならないでしょうか
A：あれを再現しようと思うと，一度捨てたサーバーを作り直さないと，あのとおりにはなりません。あのシナリオは当時のFFXIVを応援してくれたプレイヤーに向けたもので，あれをもう1回というのはないです。当時の雰囲気を味わえるものは何かできたらとは思いますが，完全再現するつもりはないです。

Q：メインキャラのハウジングを（同一アカウントの）サブキャラでも利用可能にすることについて。
A：作業中です。いつのパッチでリリースできるかはアナウンスできないですが，確実に対応します。

そのほか，お知らせなど

北米ラスベガスでのファンフェスティバルは5か月後！

ファンフェス参加者には記念アイテムとして，ついに登場するマウント：SDS フェンリルが贈られる

リージョンごとにもらえるミニオンが異なるとのこと

今回はコンサート以外，すべてを配信で視聴できる

記念アイテムは，モグステーションでも販売予定だ

The FEAST Regional Championship 2018情報

終盤にはFFXIVサウンド ディレクター/コンポーザーの祖堅正慶氏（右）も登場

7月4日発売のサウンドトラックの特典は「マメット・ツクヨミ」に

非常にクオリティの高い，全身可動のエスティニアンフィギュア。頭装備を取った頭パーツも付いている

新グッズにスプリガンのぬいぐるみが登場

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」公式サイト

「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト

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