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Insomniac Gamesが手掛ける“魔導士版ファイトクラブ”,「The Unspoken」のプレイアブルデモが大々的に公開
2016年4月に制作発表が行われた本作は,10月1日にニューヨークで開催された「ESL One」という「Counter-Strike: Global Offensive」や「Dota 2」のトーナメント大会で,NVIDIA主催によるデモとして,VRゲームでは初めて賞金付きのミニトーナメントも行われた注目作だ。
ゲームの内容は,魔導士となったプレイヤーが,夜な夜な路地裏で繰り広げられるストリートファイトに興じるというもので,プレイヤーは赤いローブをまとったAnarchistか,青いローブをまとったKinecistとしてプレイすることになる。
本作では,利き腕で攻撃魔法,もう片方で防御魔法を繰り出すので,ゲームを始める前に自分が右利きか左利きかを選択する。基本的な攻撃魔法はファイアーボールで,利き手に持っているTouchのトリガーボタンを押しながらボールを投げるようなモーションで相手に撃ち込める。相手のアタックに対しては,もう片方の手に持つTouchのトリガーで発動するシールで防ぐという仕組みだ。ガードのタイミングが合えば,魔法を跳ね返すこともできる。
移動は魔導士らしくテレポート方式になっており,マップに点在する柱状の台座を利き手側のAもしくはXボタンを押しながら狙い定めることで,そこに瞬間移動するといった感じだ。
この台座には,ときおりEmbersという青光りするアーティファクトが出現し,それを3つ集めると大技を発動できるようになる。今回のプレイアブルデモでは,アンヴィル(鉄床)とハンマーを目の前に出現させ,オレンジで表示された場所を3回叩くと,炎で赤々とした槍が召喚されるという技を体験できた。このほかにも,ゴーレムや肉食植物,光の三頭龍,さらには紙飛行機から爆撃機に変化するものなど,さまざまな大技が存在する様子だった。
また,ロケット花火を相手に撃ち込む「Volley」や,巨大なバリケードを目の前に召喚する「Guard」といった技もあり,Volleyは利き手で弧を描くようなモーションを,Guardは両手をクロスしてから広げることで発動できるようになっていた。このように,Touchの繊細なセンサーをうまく生かしたゲームシステムになっているのが,面白いところでもある。
「The Unspoken」は,2016年内にリリースされる予定とのこと。イベント会場の別ルームではキャンペーンモードの一部と思われるシングルプレイデモも公開されていたので,それなりにボリューム感のあるゲームになりそうだ。
「The Unspoken」公式サイト
- 関連タイトル:
The Unspoken
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(C)2016 Insomniac Games, Inc.