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  • あまた
  • 発売日:2019/11/13
  • 価格:3278円(税込)
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印刷2019/04/30 13:24

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「Last Labyrinth」や「寿司がはしるやつ(仮)」など,「ニコニコ超会議2019」のインディーゲームブースに出展されていた注目タイトルと,その開発状況を紹介

 2019年4月27日と28日の2日間,千葉県の幕張メッセで「ニコニコ超会議2019」が開催された。本稿では,注目の新作タイトルがプレイアブル出展されたインディーゲームブースの模様をお伝えしよう。


「Last Labyrinth」


 あまたが開発中の「Last Labyrinth」PC/PlayStation 4)は,「VR時代の新しいアドベンチャーゲーム」をコンセプトに,VRだから実現できる世界観と,仮想キャラクターとのコミュニケーションを体感できる脱出ゲームだ。
 「どこでもいっしょ」シリーズを手がけた高橋宏典氏がディレクター/プロデューサーを務めるほか,開発スタッフには「ICO」「人喰いの大鷲トリコ」など,キャラクターとのコミュニケーションを扱うゲームタイトルに携わったメンバーがそろっているという。

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「Last Labyrinth」公式サイト


 プレイヤーは,見知らぬ館の1室の中で車椅子に拘束されており,なぜか同じ部屋にいる謎の少女「カティア」の助けを借りて脱出を試みる。
 身体を動かせないプレイヤーは,視線の移動を用いて,カティアとのコミュニケーションを取ることになる。具体的には,ドアノブなど,動かしたいオブジェクトに視線を向けてコントローラのボタンを押すと,カティアが移動し,「これ?」と問いかけるようにオブジェクトを指さす。そこで首を縦に振ってイエスの意を示すと,カティアがアクションを取る。ノーなら首を横に振ればいい。
 ちなみにカティアが指さす姿と,プレイヤーが首を縦に振ったあと確認するかのように大きくうなずく姿はとても可愛らしい。

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 そのようにカティアに指示を出し,仕掛けられたギミックを解除して首尾よく扉を開けることができれば次の部屋へ進める。
 もしギミックの解除に失敗したら……こちらも本作の大きな見どころの1つなのだが,プレイヤーとカティアがおそらく酷い最期を迎えることを示唆する演出ののち,ゲームオーバーになってしまう。

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 会場では1人につき1回しかプレイできなかったが,ゲームの説明をしてくれた高橋氏によれば,リトライが可能なテストプレイでは,ゲームオーバーを繰り返すうち,自ら下した指示でカティアを酷い目に遭わせたくないという理由から,慎重にプレイするようになる人も少なくないとのこと。
 確かにゲーム中のカティアが見せる献身的な姿勢は,長く接しているほど愛着が湧いてくるだろうと納得できる話だった。本作の配信開始は,2019年夏を予定している。

高橋宏典氏
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「寿司がはしるやつ(仮)」


 「寿司がはしるやつ(仮)」は,2019年初頭にTwitterで話題になった,寿司100貫が疾走するというスマホ向けのレースゲームだ。寿司は常に右か左に向かって高速で走っているので,左右のタップで軌道を修正していくというシンプルなゲームだが,とにかく疾走感がすごい。

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 開発者のksym氏によると,スマートフォンで気持ちよく操作できるゲームを目指した結果,このスタイルになったという。スマホ版は2019年夏の配信開始が予定されており,PC版やNintendo Switch版も検討しているという。

ksym氏
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会場では,PC用のディスプレイを使い,今回の出展のために自作したという「寿司コン」を使ってプレイできた
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インディーズゲーム注目タイトルの開発進捗は?


 また会場では,4Gamerで取り上げてきたインディーズゲーム5タイトルの進捗状況を開発スタッフに確認できた。
 東京ゲームショウ 2018のメディアアワードの4Gamer部門で大賞に選出された,DESKWORKSの「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」iOS/Android関連記事)は,次回もしくは次々回の出展で新しいプレイアブルバージョンを披露する予定とのこと。配信開始は,2019年夏を予定している。

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ブースでは,メモ帳風のティッシュが配布されていたほか,体験版をプレイすると鉛筆がプレゼントされた
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 同じく東京ゲームショウ 2018のメディアアワードで4Gamer部門の大賞に選出された,Production Exabilitiesの「有翼のフロイライン」関連記事)は今回,武器変更機能を実装したプレイアブルバージョンを出展していた。現在は,グラフィックスの向上を図ると共に,ステージ間をつなぐフルボイスのカットシーンを制作しているとのことだ。製品版のステージ数は6+αになるという。

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 SWERY氏率いるWhite Owlsと二木幸生氏のチームが共同開発する「The Good Life」は,多額の借金を背負った主人公のナオミが,写真を撮影して返済にいそしむというオープンワールドのゲーム(関連記事)。今回出展されたプレイアブルバージョンでは,NPCの依頼を写真撮影で解決していく3つのサイドクエストと,その1つからつながる殺人現場までを日本語で体験できた。

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 TOKYO SANDBOX 2019の記事でも紹介したアトリエ ミミナの「ジラフとアンニカ」は,グラフィックス表現を向上させたバージョンを出展していた。製品版の総プレイ時間は2〜3時間を想定していたが,初回プレイでアレコレ寄り道していると5時間くらいかかってしまうことが判明したそうだ。
 配信開始は,PC版が2019年秋予定で,続いてNintendo Switch版,PlayStation 4版を順次リリースしていくとのこと。

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 同じくTOKYO SANDBOX 2019で紹介したWINGLAYのパーティーゲーム「蹴落としトレジャーハンター」関連記事)は,残念ながらリリース時期が少し遅れてしまう。会場では親子連れの試遊希望者が多く,子供達が夢中になって遊んでいる姿が印象的だった。

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