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ロシア原子力潜水艦「クルスク」の沈没事故を追うアドベンチャーゲーム,「KURSK」の最新スクリーンショット公開
「KURSK」公式サイト
「KURSK」は,2000年8月に起きたロシア原子力潜水艦クルスクの沈没事故をドキュメンタリータッチで描いた作品だ。乗組員118名全員の命を奪った事故は,コソボ紛争にからむ地中海への配備に向けて演習中,魚雷が爆発したことで起きたという。ロシア政府は,乗務員が魚雷の爆発と同時に死亡したと発表したが,その後の調査で事故後も生存者がおり,残骸から彼のメモが発見されるなど,実際に何が起きたのか,すべて明らかになったとは言えない状況のようだ。
プレイヤーは,当時最高機密だった魚雷「シクヴァル」の情報を得ようとクルスクに潜入したスパイ(おそらくは架空の人物)という役どころで,事故の経緯を間近から目撃することになる。ゲームは一人称視点で進み,潜水艦の内部だけではなく,クルスクの所属する北方艦隊の母港ヴィジャーエヴォやモスクワなども描かれるという。
さらに,本編の必要のないスタンドアロンのDLCとして,カザフ共和国のケンギルという村に近い労働収容所で1954年に発生したという「ケンギルの反乱事件」を描く「Kengir」と,本編を4K解像度とVRに対応させる拡張パックが予定されているという。
「Unity」エンジンを使った画面と,「The Witcher」シリーズに携わったコンポーザーやサウンドデザイナーによるBGMなどにも期待できそうだ。