Obsidian Entertainmentの新作「Tyranny」が発表。悪の軍勢の執政官となって占領下に置いた国を統治するRPG

　Paradox Interactiveは北米時間2016年3月15日，同社が新たなIPとして立ち上げるPC向けRPG「Tyranny」を発表した。開発を手掛けるのは，「Pillars of Eternity」や「Fallout: New Vegas」でおなじみの，Obsidian Entertainmentだ。

　Kyros王が率いる悪の軍勢によって占領されてしまった王国が舞台となる本作。プレイヤーは，Kyrosの軍勢を打ち倒すため立ち上がった勇者――ではなく，Kyros軍の執政官として，占領下に置いた王国を統治していくことになる。


　プレイヤーには，裁断と処刑という2つの権限が与えられており，これを使って国中で発生するさまざまなイベントをこなしていくようだ。プレイヤーの言動は国民に対して大きな影響力を持っており，イベントをどのように進めるかによって，Kyrosに対する国民の忠誠心や恐怖心に変化が起きるという。こうして国中を歩きまわり，あらゆる手段を使って各地域の治安を改善していくのが，本作におけるプレイヤーの大きな目的となっている。いわば，悪い水戸黄門といったところかもしれない。


　実際にどのようなゲームになるのかは不明だが，公開されているスクリーンショットを見る限りでは，Pillars of EternityのようなクォータービューのストラテジーRPGになりそうだ。リリース時期についても，2016年内であること以外は分からないので，このあたりも含めて続報を待ちたい。

「Tyranny」公式サイト