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「Halo」の世界観を使ったRTS「Halo Wars 2」のプレイレポート。内政がカードゲームになった新モード「ブリッツ」など,ユニークな仕掛けが満載
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印刷2017/03/09 00:00

プレイレポート

「Halo」の世界観を使ったRTS「Halo Wars 2」のプレイレポート。内政がカードゲームになった新モード「ブリッツ」など,ユニークな仕掛けが満載

 2001年にXbox向けにリリースされたFPS「Halo: Combat Evolved」はヒットを記録して,人気シリーズとなった。そのスピンオフ作品として,Haloシリーズの世界観を使ったRTS「Halo Wars」が登場したのが2009年で,こちらも高い評価を得た。
 そんな「Halo Wars」の続編となる「Halo Wars 2」PC/Xbox One)が2017年2月23日,日本マイクロソフトから発売された。

コンシューマ機市場にRTSジャンルを知らしめた,「Halo Wars」の続編となる本作。FPSのイメージが強いHaloだが,箱庭でキャラクターやアイテムのミニチュアを動かしている感覚が面白い
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「Halo Wars 2」公式サイト


 開発は,Bungieに代わるHaloシリーズ開発拠点として設立された343 Industriesと,「Total War」シリーズで有名なSEGA傘下のCreative Assemblyが担当するという,ちょっと異色の組み合わせになっている。さらに,シネマティックシーンをCGアニメスタジオのBlur Studioが制作して,壮大なHaloの世界を美しい映像で再現しているところにも注目だ。
 Windows 10を搭載したPCとXbox Oneのクロスプラットフォーム対戦はできないものの,Xbox Play Anywhereに対応しており,PCとXbox Oneでセーブデータや実績などを共有しつつ,どちらでもプレイできるのは嬉しい。

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RTSとしては,オーソドックスなシステム


 「Halo Wars 2」は,前作を踏襲したシステムを採用しており,「施設の建築」「ユニットの生産」,そして「戦闘」が3本柱となる。一般的な,というか昔のRTSでは,施設建設の前に「資源の収集」というフェーズが入ることが多いが,そのあたりはシンプルだ。詳しくは後述する。
 本作のポイントは,これらがHaloの世界観で再現されているところで,現れる敵をバリバリなぎ倒していく,見る場所がある程度決まっているFPSとはあるとは異なり,ユニットの生産や戦闘など,画面のあちこちに目を配りつつ忙しない作業に追われることになる。とはいえ,箱庭のようなマップでチョコチョコと動き回るスパルタンワートホグなどを操作するのは新鮮な感覚で,FPSのHalo好きな人ほど楽しめるかもしれない。

画面は回転,拡大縮小が可能なので,好きな角度からユニットを眺められる。小さいながらも細かく描き込まれていて,動きもリアル。RTSで再現されたHaloの世界を楽しもう
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 ゲームの流れは,こうだ。最初は最小限のユニットしか手元にないため,新たなユニットを生産するために用地に「基地」を建設する。基地のみでは,歩兵の主力である海兵隊ユニットだけしか生産できないため,次いで,基地周辺に用意されている建設ソケットに各ユニットが生産できる施設を建設。こうして,敵に対抗する部隊を作り出していく。

 施設としては,歩兵ユニットを生産する「兵営」,ジャックラビットやワートホグなどの対空ビークルを生産する「車庫」,ホーネットやナイチンゲールなどの航空ユニットを生産する「エアパッド」といったものがある。このほか,基地の防御力や生産可能なユニット数の上限を上げたりできる「武器庫」なども用意されている。

敵のサイトを破壊すると,資源が手に入る
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 施設の建設やユニットの生産には資源が必要で,それがなければ何もできない。資源は「物資」「エネルギー」の2つがあり,敵の建物を破壊することで手に入るが,そのほか,物資を生産する「サプライ パッド」と,エネルギーを生産する「ジェネレーター」を建設することで,自給自足が可能になる。
 とはいえ,施設の生産能力には限界があるため,大量に取得しようとしてサプライ パッドやジェネレーターを多く建設すれば,今度はほかの施設が建てられなくなり,ユニットの生産ができなくなる。このあたりの,需要と供給のバランスが重要になるのだ。

ユニットは,歩兵,車両,航空の各カテゴリーで得意不得意がある。敵ユニットを確認して,臨機応変に対応したい
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建設ソケットに施設を建てることで,ユニットが生産できる。しかし,一気に建てると,たいてい資源不足に陥る
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 このようにして部隊を作り上げ,攻めてくる敵ユニットに応戦したり,大軍で敵陣地に攻め込んだりするわけだが,戦うには,ユニットごとに得意不得意があることを知らなくてはならない。ユニットは,歩兵,車両,航空に分けられるが,大まかには,歩兵ユニットは航空ユニットに強く,ワートホグなどの車両は歩兵ユニットに強く,そして,航空ユニットは車両に強いといった三すくみ状態になっている。

 戦闘では,多方向から攻め込んで敵を分散させるといった戦術が重要になるが,それは敵も同様だ。常に一方向から攻めてくることはないので,ワートホグやホーネットなどの斥候を送って敵ユニットの配置を把握し,状況に応じてユニットごとにグループを分け,異なる場所で部隊を行動させたりして,効率よく操作する必要がある。ここが,RTSの醍醐味だ。

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コントローラでも十分に楽しめる操作系


 RTSは,マウスとキーボードでプレイするイメージが強いが,前作では,複雑な操作をコントローラで無理なくプレイできるように操作系が練り込まれており,コンシューマ機でもRTSが快適に楽しめたのが,ヒットにつながった。これは,続編である本作にも引き継がれている。

 実際の操作をいくつか紹介すると,[L]スティックがカーソル移動,[R]スティックで視点の回転/ズームとなっており,カーソルをユニットに合わせて[A]をタップするとユニットが,また,[A]をダブルタップすると,同種のユニットがまとめて選択される。選択のキャンセルは[B]だ。

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複数のボタンを組み合わせるなど,前作と同様,コントローラでプレイしやすい操作系が考えられている
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ユニットの射程内に敵が入ると自動で攻撃するが,特定の敵ユニットを選択して集中的に攻撃することもできる

 さらに,選択したユニットをグループ化して,十字キーに割り当てることができる。[RT]+十字キーで4つのグループを選択できるようになるので,離れた場所で活動する部隊を即座に切り替えられるわけだ。

 移動は,目的の場所にカーソルを合わせて[X]。攻撃は,射程内に敵ユニットが入ると自動で行うが,先に倒しておきたい敵がいれば,[X]で狙うことが可能だ。

ユニットをグループ化して動かすのがRTSのセオリーだが,圧倒的な数で一気に攻め滅ぼすのも楽しい
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 ユニットの生産やアップグレードなどは,それぞれの建物で行うが,建物にカーソルを当てて[A]を押すことで,前作同様,円形のラジアルメニューが開き,そこから目的の項目を選択して実行する。多くの項目を簡単かつ迅速に選択できるため,個人的に非常に使いやすく感じる。

ラジアルから操作を選ぶという場面もあり,コントローラでのプレイに向いている
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ミッション中,ユニットはレベルアップする。したがって,不利になったら無理せず後退させ,ライフを回復させることも重要だ
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 以上のように,複雑な操作を複数のボタンを組み合わせることで,直感的に操作できるようにしているのは見事だ。複数のユニットを取っ替え引っ替えしながら展開していくような場面では,思わずマウスを使いたくなる筆者だが,マルチプレイで相手プレイヤーが複数のユニットをさばいて多方向からの攻撃や資源回収をしているのを見ると,要は慣れだなあ,とも思ったりする。
 まあ,どうしても辛いという人は,PCでプレイしよう。Xbox Play Anywhereなので,どっちでやってもいいんだし。


ドラマチックに展開するキャンペーンモード


 本作には,シングルキャンペーンとマルチプレイが用意されている。
 キャンペーンのストーリーは,こんな感じだ。前作「Halo Wars」から28年,UNSC艦「スピリット オブ ファイア」のカッター艦長以下,スパルタンやクルー達は冷凍睡眠のまま,宇宙をさまよっていた。そして,古代種族フォアランナーにより建造された施設「アーク」のある惑星のそばで目覚める。アークに降り立ったカッターは,司令官として,スパルタン,ワートホグ,スコーピオンなどを指揮し,コヴナントの傭兵バニッシュト軍が目論む銀河征服の脅威に挑む。

ストーリーに沿って展開するキャンペーンモードは,要所で美麗なカットシーンが入るため,自然にゲームの世界に入り込んでしまう
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 キャンペーンモードには,合計で12ミッションが用意されており,難度は,イージー,ノーマル,ヒロイック,レジェンダリーがある。
 最初のミッション「シグナル」では,スパルタン達が未知の信号の発信源を探索中にブルート族のアトリオックスに遭遇し,退却を余儀なくされるという展開だ。次のミッション「新たなる敵」では,部隊を率いてアトリオックスの右腕であるデキムスの採掘現場を襲撃し,「アセンション」では,基地を建設して,ユニットを増やしながら敵地を制圧。そして,捕らわれている仲間を救い出し,部隊を拡大しながら敵陣後方へと進む「ワン スリー ゼロ」へと続いていく。要所で見事なカットシーンを挟みながら展開していくので非常に面白く,また一通りプレイすることで,ゲームの戦略や操作が理解できるというチュートリアル的な要素も持っている。

画面の下部に所有ユニット数や,敵味方の総ユニット数,物資とエネルギー残量,ミニマップが表示される。ユーザーインタフェースは,理解しやすい
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最初に遭遇する中ボス的存在,デキムスは,自分に向けて軌道上から砲撃をさせる。ただちに,全ユニットを範囲内から離脱させよう
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 ミッションが進めば難度が上がり,とくに中盤以降は小まめにセーブをしつつ,トライアル&エラーを繰り返すような場面も増えてくる。ミッションをクリアするとスコアが計算され,その値によってブロンズ,シルバー,ゴールドのメダルが授与される仕掛けだ。
 ミッションごとに,敵の本部基地を叩く,捕虜を解放するなどのクリアするために必要な目標と,2つめの基地を築く,グレネードアビリティを使うなど,必須ではないが達成するとスコアがもらえるサブ目標とボーナスが用意されているので,やり込み要素も十分だ。
 キャンペーンモードでクリアしたミッションは,難度設定などを変えて自由に再挑戦が可能なので,すべての目標を達成し,すべてのミッションでゴールドメダルを獲得してほしい。

チュートリアルが用意されているが,キャンペーンの序盤でも解説が入る。ビギナーでもプレイしやすい作りだ
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 キャンペーンモードは基本的にシングルプレイだが,資源やユニットを共有しながらミッションに挑戦できる「協力プレイ」も用意されており,シングルとは違ったミッション攻略も楽しめる。
 また,AIを相手にした「スカーミッシュ」モードもあり,ここでは,管制タワーを順に占領していく「ドミネーション」,砦を築く「ストロングホールド」,敵の基地をすべて破壊する「デスマッチ」などのミッションに挑戦できる。「スカーミッシュ」でAI相手に練習をしてから,マルチプレイモードに挑戦するのがオススメだ。

ローカライズは,英語音声の日本語字幕となっている。字幕は画面左上に表示されるので,うっかり見逃すことも多かった
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 RTSといえばマルチプレイ,という雰囲気が強いが,ドラマチックなストーリーと多くの目標が用意されたやり応えのあるミッションが用意されており,シングルキャンペーンも非常に楽しめるものに仕上がっている。じっくり腰を据えて挑戦してほしい。

 さて,話の流れとしては,次はマルチプレイについて。マルチプレイで遊べるモードは,上記のスカーミッシュと同じ「ドミネーション」「ストロングホールド」「デスマッチ」で,最大3人のプレイヤーがチームを組んでAIと戦う「バーサスAI」,3人対3人で「ストロングホールド」を行う「ランブル」,ほかのチームを相手にミッション目標達成を目指す「ミッション目標(チーム)」,最後まで生き残った者が勝利する「ソロウォー」,そして3人対3人で相手チームを全滅させる「チームウォー」が用意されている。
 人間同士ということもあって,ゲーム展開や戦術はキャンペーンミッションのような感じでは進められず,筆者は今のところ,高い確率で悔しい思いをしている。いや,悔しい思いしかしていないかもしれない。

クリアに必須なミッション目標だけでなく,サブ目標とボーナスの全達成を目指そう
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 今回はXbox One版でマルチプレイを試したが,プレイヤー人口は多いようで,ワンタッチで対戦相手を見つけてくれる「マッチを検索」では,簡単に試合が成立した。対戦者探しに困らないうえに,気心の知れたフレンド達との対戦も可能なので,ぜひ熱い戦いを楽しんでほしい。


面倒な内政をカードゲーム
に置き換えた「ブリッツ」(Blitz)


 ここで,前作にはなかった新たなマルチプレイモード,「ブリッツ」(Blitz)に触れておこう。「ブリッツ」は,Halo Warsシリーズの戦略や戦闘はそのままに,資源やユニットの生産,アップデートなどの要素をカードゲームに置き換えたもの。マップにある拠点を制圧して,相手よりも多くのポイントを稼ぐことで勝敗を競う。

ブリッツでは,施設の建設やユニット生産などの内政がカードゲーム形式になっており,また,勝敗が短時間で終結することもあって,手軽に楽しめるマルチプレイだ。新しいカードをどんどん手に入れていこう
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 生産要素はないので,ゲーム画面の下にある4枚のカードの中から使用可能なユニットを選ぶだけだ。通常モードの「資源」と同様,それぞれのカードに必要なエネルギーがあり,カードを使うと,保有しているエネルギーを消費する。
 エネルギーは時間経過と共に増えていくが,非常にゆっくりで,時間がかかる。そのため,マップに現れるエネルギーセルを破壊することでエネルギーを入手するのが最も手っ取り早い。もちろん,エネルギーが欲しいのは敵チームも同じなので,エネルギーセルが出現した場合,敵よりも早くそこまでたどり着き,破壊できるかがポイントになる。

カードを使うにはエネルギーが必要になる。そのため,エネルギーセル(ミニマップ紫マーク)がマップに登場すると,たちまち奪い合いが発生する
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 ブリッツでは最初に,カッター船長,デキムスアトリオックスなど,7人のキャラクターからリーダーを選ぶ。リーダーごとに,「軌道から強力な支援や特殊なユニットが使える」「友軍を支援できる」「敵のライフを吸収できる」などのアビリティを持っており,使い勝手も変わってくる。
 続いて,使用するカードをデッキとして登録しておくのだが,リーダーごとに3つ,デッキを保存できる。1つのデッキには12枚のカードが登録できるが,デフォルト設定が1つ用意されるので,まずは,それを使って練習し,オリジナルのデッキを作ればいいだろう。

相手チームの全滅を目指す「チームウォー」は,仲間同士の連携が重要。ボイスチャットを使うといいかもしれない
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マルチプレイでは,いったい何が起きた? という攻撃を受けることもシバシバ発生する。一瞬で壊滅状態に陥り,しょんぼりだ
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 新たなカードは,デイリー&ウィークリーチャレンジを達成して入手するか,リアルマネーを使って購入することになる。海兵隊,ワートホグ,ヘルブリンガーといったユニットのほか,敵の動きを鈍らせる地雷を設置するシュラップネル マイン,爆弾を連続投下する散乱爆弾,近くの自軍ユニットのダメージをすべて肩代わりしてくれるスパルタン ダグラスなど,カードの種類は実にさまざまだ。

 カードごとに「ちょいレア」「レア」などのランクがあるほか,同種のカードを得ることでレベルが上がるものもあり,コレクション要素としても魅力的だ。カードゲームと同様,どんなカードが出るかはお楽しみ,といったところもあって,「カード開封」の気分も味わえる。

ブリッツでは,アビリティの異なる7名からリーダーを選ぶ。リーダーそれぞれに,3種類のデッキを保存できる
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デッキは,手持ちのカードを使って自由に編集できる。新しいカードを手に入れたら,さっそく使ってみよう
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カードの入手条件は,デイリー&ウィークリーチャレンジを達成すること。プレイヤーランクを上げるためにもプレイしてほしい

 全体として,手間のかかる内政部分が,デッキからカードを選ぶというシンプルなシステムに置き換えられており,かなりユニークなものになっている。RTSなので,カードを選んでいる間も時間は進んでおり,すばやく判断して操作する必要があることに変わりはない。10分程度で勝敗がつくため,筆者はついつい再挑戦してしまった。シンプルながらも奥が深く,これまでのRTSのマルチプレイとはひと味違っている。
 ちなみに,カードは4枚が横一列に並べられ,[L]スティックで選択するのだが,両端をスティックの左右で,中央の2枚はスティックを左斜め上,右斜め上で選択するなど,やや面倒になっており,このへんはちょっと気になった。

カードパックには2〜5枚が入っている。開くまでは,どんなカードが出るのか分からないが,これが楽しい
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シリーズファンやRTS好きなら,ぜひプレイしてほしい


 キャンペーンを1人でじっくり楽しみ,Haloシリーズの世界観を楽しむのもよし,マルチプレイで世界中の人を相手にするもよしという本作。マルチプレイでは,同じ時間しか経過していないはずなのに,敵が大群で押し寄せてきて悔しい思いをしたりなど,腕や経験の差が大きく出るため,やられっぱなしの筆者だが,つい時間を忘れてプレイしてしまう面白さがある。
 RTSにはなじみのない人も少なくないかもしれないが,トライアル&エラーを繰り返しつつ,じっくり腰を据えてプレイしたいゲームになっている。

敵味方入り乱れての熾烈な拠点争いが熱い。前作をプレイした人や,Haloシリーズのファンは,ぜひ挑戦してみよう
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 また,カードゲームのようなブリッツは,ビギナーでもプレイしやすい。前作をプレイした人や,Haloシリーズのファンは,パワーアップした本作にぜひ挑戦してみよう。

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