プレイレポート
[TGS 2016]PS4用ソフト「Horizon Zero Dawn」が国内で初のプレイアブル出展。さまざまな矢を使って戦術的な狩りが楽しめる
「KILLZONE」シリーズを手掛けたGuerrilla Gamesが開発する本作は,機械式の弓を武器に戦う熟練ハンターの女性「アーロイ」となり,動物のような姿をした機械(本稿では機械獣と呼ぶ)が闊歩する地球を探索していくオープンワールド型のアクションRPGだ。
今回のデモ版は,探索エリアこそ限られているものの,そこに生息する機械獣達を狩って素材を集めたり,捕獲して乗り物にしたりと,本作における狩りの基本が楽しめた。
ブース内でのプレイには15分ほどの時間制限があり,プレイヤーはそのなかで用意されたいくつかの目標をクリアしていくことになる。内容は,ハイエナのように群れで行動している「ウォッチャー」のサイレントキル。牛のような見た目で,比較的おとなしい「ブロードヘッド」の捕縛。ヤドカリのようなビジュアルの「シェルウォーカー」が背負っている物資コンテナの確保。二足歩行の草食竜のような「ブレイザー」のエネルギーポットを奪取,といった感じだ。
現実でも言えることなのだが,狩りをうまく成功させるには,対象に気づかれないことが重要である。Horizonでは,しゃがみながら移動することでプレイヤーキャラが視認されにくくなり,気付かれていない状態で対象に接近できれば,ステルスキルを繰り出せる。
もっとも,ウォッチャーのように群れで行動している機械獣に,これを仕掛けるのは至難の技だ。しかし,成功すれば一撃で仕留められるうえ,スタイリッシュなキルムーブまで見られるので,試してみる価値は十分にあるだろう。
このゲームでは,機械獣を手懐けて乗り物にすることも可能だ。手懐けるといっても相手は機械なので,正確に言うとハッキングなのだが,そのためには対象に接触できる距離まで近づかなければならない。
しかし,今回のデモで手懐けられるブロードヘッドは,臆病な性格なので,プレイヤーを見つけると反対に向かって逃げてしまう。ならばと忍び足で近づいてみるも,警戒心が高いためかすぐに気付かれて逃げられる始末。なにか足を止める手段がほしいところ。
そこで役に立つのが「ロープキャスター」だ。これは,アーロイの弓から放てる特殊矢の1つで,対象の足を狙うことで移動範囲を制限できる優れもの。これでブロードヘッドの動きを止めれば,簡単に近づけるという寸法である。もちろん,正確に足を狙わなければならないので,成功させるにはプレイヤーのスキルが問われるだろう。
特殊矢はこのほかにも,対象を燃やしたり,感電させたりといったものがある。また,スリングショットに持ち替えることで,凍結させる玉を放つこともできる。とくに強敵を対象にする狩りでは,これらをうまく戦術に組み込んで立ち回ることが重要になりそうだ。
デモのエリア内に生息する機械獣のなかでも,とくにユニークだったのがシェルウォーカーだ。ヤドカリが貝殻を背負うのと同じように,シェルウォーカーは物資の詰まったコンテナを背負って活動している。いったい,どこからそんなものを拾ってくるのだろうか。
ただ,コンテナの固定が甘いのか,弓で撃つとすぐに落とすので,プレイヤーにとってはご褒美のような機械獣でもある。もちろん,そんなことをすればシェルウォーカーも黙ってはいないので,結局は戦うことになるのだが……。
残るブレイザーについては,生息エリアが分からないまま時間が来てしまい,結局お目にかかれなかった。どんな生態なのか気になる人は,SIEブースに足を運んで実際に確かめてほしい。
ちなみに今回のデモ版では,DUALSHOCK4のタッチパッドを10秒間押し続けることで,「コラプター」と呼ばれる機械獣を召喚して戦うことができる。操作に慣れてきたらそちらにも挑戦してみよう。
「Horizon Zero Dawn」公式サイト
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