［TGS 2014］台湾PlayCooが「DIVINA mobile」を開発中。モバイル版「ルーセントハート」の進捗についても聞いてみた

　台湾PlayCooは，ガマニアデジタルエンターテインメントの「ルーセントハート」や，最近ではDMMゲームズの「Sky・Lore（スカイ・ロア）」などのPCオンラインゲームを開発しているデベロッパである。同社がここ数年，スマートフォン用ゲームに注力しているのは，TGS 2013の記事でもお伝えしたとおりだ。
　そんなPlayCooが，2013年に引き続いてTGS 2014の会場にブースを構えていたので，日本におけるスマートフォン用ゲーム展開の進捗や，新作タイトルについて話を聞いてみた。

取材に応じてくれた台湾PlayCooのKen Cheng氏（右）と，Monta Yao氏

　今回，新作タイトルとして紹介されていたのは，台湾では2014年内のサービスインを予定している「DIVINA mobile」（iOS / Android）だ。
　このタイトルは，その名称が示すとおり，PC向けMMORPG「DIVINA」のスピンオフにあたるスマートフォン向けRPGで，ストーリーは「時空の女神」を追って，神話の世界を体験するという内容だ。

　ゲーム全体の仕様はまだ確定していないとのことだったが，最大の特徴は，ストーリーがコミック形式で表現される点で，ときに楽しく，ときに感動的な物語を描いていくという。
　また，3Dグラフィックスで表現されるリアルタイムバトルでは，それぞれ固有のスキルを持つ100種類以上のキャラクターを組み合わせたパーティ編成がキモとなる。加えて，ゲージを溜めて発動させ，フリック操作で切りつけて敵に大ダメージを与えるという必殺技も用意しているとのこと。



　さらに，アバターアイテムでプレイヤーキャラクターの外見を変更できることも大きなポイントとなる。アバターアイテムは外見を変更するだけでなく，さまざまな能力が付与されており，局面に合わせて着替えることによって，バトルを有利に進められる。これらのアバターアイテムは，ゲーム内で入手できるほか，有料アイテムとして提供する予定もあるという。


　そのほか，ゲームには，プレイヤーが自身の街を発展させていくシステムや，コミュニケーション機能，PvPシステムを導入する予定だ。いずれも，PlayCooが開発してきたPCオンラインゲームのノウハウを投入した内容に仕上げるとのことだった。


　気になる日本語対応および日本での展開は未定だが，ぜひチャレンジしたいとのこと。本稿で掲載しているスクリーンショットからも分かるとおり，日本のスマートフォンゲームプレイヤーにもマッチしそうな絵柄となっているだけに，早い段階での日本展開を期待したい。

　なお，TGS 2013の記事で紹介した「Lucent Heart 女神たちの暁」（iOS / Android）および「姫神闘劇 DOKA ONLINE」（iOS / Android）は，すでに日本語版が完成しているとのこと。また，前者には新機能としてプレイヤー同士のコミュニケーションシステムが追加され，メッセージやアイテムのやり取りができるようになっているという。
　こちらの両タイトルも，日本での展開は未定とのことだが，早くいいニュースが聞けることを願うばかりだ。

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