プレイレポート
[TGS 2014]王道SRPGが好きなら必見。プレイアブル出展されていた新作スマホアプリ「境界之詩」の試遊レポート
本作は,剣と魔法のファンタジー世界を舞台にした俯瞰型シミュレーションRPG。2014年内にローカライズされ,日本でも配信される予定の台湾産ゲームだ。国の存亡に関わる侵略戦争に巻き込まれていく……という,SRPGとしては“鉄板”とも言える導入ストーリーと,日本ウケしそうなキャラデザインが,SRPGファンのハートをがっちりキャッチしそうな雰囲気である。
また,SRPGは1回のプレイ時間が長くなりがちだが,境界之詩のマップは基本的に「縦8マス×横8マス」と,あえて狭くデザインされており,1マップを気軽に楽しめるようになっているとのこと。
マップが狭いということは,誰にでも簡単に攻略できる親切設計のお子様仕様なのでは? そんな心配をする人もいるだろうが,少なくとも筆者はそのような印象を受けなかった。敵/味方の属性の違いによる優劣の変化や,遮蔽物を利用した遠距離攻撃ユニットとのバトルを実際に体験した限りでは,SRPGとしての完成度はかなり高いように見受けられた。試遊時間が短かったので確かなことは言えないが,マップが狭い分,バトルシステムとマップデザインを複雑にして,バトルそのものの密度を高めている……のかもしれない。
ちなみに,バトルに出撃できるキャラクターは最大4名で,各キャラクターは「火」や「光」といった属性と,固有のスキルを持っている。スキルに“空き枠”があるキャラは,編成画面で追加のスキルを設定でき,戦い方に幅を持たせられるのもポイントだ。
ただし,固有スキルと違って,空き枠に設定できるスキルは回数制となっており,セットできるのはドロップやガチャで入手したものに限られるとのことだ。ここはゲームバランスに直結する部分なので,正式リリース版における,強力なスキルの出現率などが気になるところである。
なお,9月20日に実施された本作の発表会では,杉山紀彰さん,真堂 圭さん,大橋歩夕さんが主要キャラの声優として発表され,それぞれ意気込みを語ったほか,シーナ・ゲームスの代表取締役社長 呉 以尋(ゴ イジン)氏がゲームの魅力をアピールした。
境界之詩が気になるSRPG好きは,そちらのレポート記事もチェックしてみてほしい。