「Mech Warrior Online」の開発チームが新作SFMMORPG「Transverse」の制作を発表。公式サイトでクラウドファンディングがスタート

　「MechWarrior Online」などを手掛けたPiranha Gamesは，新作MMORPG「Transverse」の制作を発表し，公式サイトにて100万ドルの開発資金の調達を目指した，自主的なクラウドファンディングを開始した。


　Transverseは，地球人が銀河の一部を開拓した遠い未来世界を舞台に，「Fringe」と呼ばれる辺境地で，地球を原点とする人類「Human」と，宇宙で進化を続けた新人類「Trans-Human」の間で戦闘が勃発するというストーリーのSFMMORPGだ。いわゆる“コミュニティ運営”がゲームの基本コンセプトとなっており，ストーリーの分岐やゲーム内エコノミーの発展，さらには惑星の植民地の法律体系の設定などが，すべてプレイヤーやギルド次第という自由度の高いシステムになるようだ。傭兵や宇宙海賊，バウンティハンター，科学者，鉱山開発者，密輸入業者，スパイ，冒険家，商人など，目的に応じたプレイスタイルを楽しめるという。

　戦闘機や戦艦を利用した移動と戦闘がゲームプレイの基本になるようだが，初公開されたトレイラーからは，居酒屋で情報やミッションを得るキャラクターが見られる。また，UnrealEngine 4による美しいグラフィックスを，VRヘッドマウントディスプレイなどで楽しめるようになる予定だ。


　本作のビジネスモデルについては詳しく紹介されていないが，「Mech Warrior Online」同様に，マイクロトランザクションが可能なFree-to-Playになると思われる。現在公式サイトでは，30ドルから250ドルまで，さまざまなオプションのファンディングサポートが用意されている。「EVE Online」や「Star Citizen」に続く，大宇宙を舞台にしたMMORPGとして，本作の進展に大きく期待したいところだ。

「Transverse」公式サイト