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[E3 2015]広大な宇宙を旅する「No Man’s Sky」。プレゼンテーションで明らかになったインタフェースやオンライン要素を紹介
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印刷2015/06/17 20:36

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[E3 2015]広大な宇宙を旅する「No Man’s Sky」。プレゼンテーションで明らかになったインタフェースやオンライン要素を紹介

Hello Gamesのマネージング・ディレクター,Sean Murray(ショーン・マレー)氏。かなりテレ屋な性格なのか,妙に愛嬌のある表情を作ってくれた
画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2015]広大な宇宙を旅する「No Man’s Sky」。プレゼンテーションで明らかになったインタフェースやオンライン要素を紹介
 E3 2015にて,Sony Computer Entertainmentが主催したプレス向けプレゼンテーションで,Hello Gamesが開発中のオープンワールド型宇宙探索アドベンチャーゲーム「No Man’s Sky」のインタフェースやオンラインモードといった,基本的なゲーム要素が披露された。

 数あるPlayStation 4向けインディーズタイトルの中でも,注目が高い作品の一つである「No Man’s Sky」は,理論上は1844京6744兆737億955万1616個にもおよぶ惑星を,独自のプロシージャル・ゲームエンジンによって自動生成できるという,とてつもないゲームだ。
 この“プロシージャル”がどのようなものかは,2015年3月に開催されたGDC 2015の記事を見ていただくとして,今回はHello Gamesで開発の指揮を執るSean Murray(ショーン・マレー)氏が解説した,インタフェースやオンラインモードについて紹介しよう。

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■インタフェース

 インタフェースは,以前に公開されたスクリーンショットのビルドから少し変更があった様子で,左上に惑星の名前とシールドのパワー残量,そして“ユニット”と呼ばれるゲーム内通貨の情報が表示される。右上には携帯している武器に加えて,現状では,Grand Theft Auto風に“Wanted Level”と呼ばれている評判システムが5段階にわたって表示されるようだ。

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 それぞれの惑星や大気圏外では,まだ多くは解説されていない“センチネル”と呼ばれるロボット軍団がパトロールしている。彼らと交戦したり,野生動物を狩ったりしているところをセンチネルに見られると,プレイヤーの評判が悪化していくのだという。
 なお,プレイヤーが惑星で資源を集めているときに,センチネルとの戦闘でキルされた場合,評判システムの値はゼロに戻って戦闘機の停泊地にリスポーンするとのこと。しかし,その間に収集した資源はすべて失われてしまう。惑星を探索するときは,慎重なプレイが必要になりそうだ。

 ちなみに資源というのは,惑星上に存在するクリスタルなどの鉱物のことで,「Cr」や「Rg」などと表示された架空の元素記号で分けられた,さまざまなタイプのものが存在するようだ。これらの鉱物は,売買してユニットを稼いだり,燃料やアップグレードの材料に使ったりできる。

PlayStation E3 EXPERIENCEで公開されたデモ画像から。インタフェースの左上では,「SUGAS」という太陽系の「UOMI」という惑星にいることが表示されている。惑星は地表を破壊することで鉱物が採取でき,画面下に集めた鉱物の元素記号が表示される
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■インベントリシステム

 本作のインベントリは,「シップ」(宇宙船),「スーツ」(パワースーツ),そして「武器」の3つのカテゴリーが確認できた。武器欄は,5個のマス目が縦に一列並んでいただけだが,宇宙船にはさらに「武器」「アーマー」「テクノロジー」「ハイパードライブ」という4つの項目があり,それぞれに合計18個分のマス目が存在していた。

 このマス目は,いわゆるアイテムを管理するためのものではなく,ここに収集した資源(元素記号のマーク)を当てはめていくことで,武器や宇宙船の改造,パワーアップができる仕組みとなっているらしい。詳細はまだ分からないが,資源の種類,数,並びなどで効果が変わったりもするのだろうか?

 ちなみに,ハイパードライブというのは,ワープ移動の持続時間のことで,ここを強化すれば,より遠い宇宙まで一瞬で移動できるということだろう。

海洋探査も可能で,こうして出会ったクリーチャーを百科事典に収集していける。1800京を超える数の惑星だが,そこに住むクリーチャー達は,それ以上存在しているようだ
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■オンライン要素

 Q&Aセッションで,「プレイヤーはみな,銀河の同じ地点からゲームを開始することになり,蜘蛛の巣状に広がっていくのか?」と聞いてみたところ,「その逆で,プレイヤーは銀河の外側にあるランダムポイントからスタートする」とマレー氏は話してくれた。

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 それでは,どのようにして仲間と落ち合うのか。マレー氏は「No Man’s Skyはオンラインに接続するゲームだが,既存のオンラインゲームではない」とし,Co-opや対戦要素は一切ないことを説明した。なんと,AIがコントロールするほかの宇宙船と,プレイヤーが操作する宇宙船を識別する方法もないとのことだ。

 つまり,「No Man’s Sky」のゲームシステムは,「風ノ旅ビト」のような,行きずりのプレイヤーと出会う可能性はあるものの,MMOゲーム的なソーシャル性は排除してしまっているのだ。

 プレイヤーと思しき放浪者と共に,センチネルと戦ったり,惑星探索したりという楽しい体験をしても,いつかはどちらかがゲームからログオフしてお別れしなければならない。しかも次は,いつ,どこで再会できるのか,そもそもその相手だと分かるのかも不明だ。そんな,一期一会的な出会いにより,広大な宇宙での孤独感を引き出そうとしていると,マレー氏は説明していた。

センチネルと戦っているシーンで,これらのロボットにも複数のものが存在する。それぞれの惑星が,太陽からの距離や大きさによって自動的に回転速度が算出される仕組みなので,たとえばある惑星に降り立って,宇宙船でまっすぐ東に進み,数時間後にまっすぐ西に戻っても,同じ地点には到着しないとマレー氏は話す
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