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印刷2022/05/12 17:41

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写真で見る「AQUOS R7」。カメラとディスプレイの2大強化ポイントをチェックする

 既報のとおり,2022年5月9日,シャープは,ハイエンド市場向けスマートフォン「AQUOS R7」を発表した。本製品は,独Leica(ライカ)と共同開発するアウトカメラを搭載して話題を呼んだ「AQUOS R6」の後継機種となる,カメラ機能に重点を置いたスマートフォンである。日本国内では,NTTドコモとソフトバンクから7月以降に発売となる見通しだ。
 本稿では,シャープが開催したAQUOS R7体験会から,写真を中心にAQUOS R7を紹介する。
 
AQUOS R7
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カラーバリエーションはシルバー(左)とブラック(右)の2色展開だ。アウトカメラは,AQUOS R6から引き続き,Leicaと共同開発したものだ。ちなみに,AQUOS R6では「Leica」と記載されていた銘が「Leitz」に変わっている
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 AQUOS R7の公称本体サイズは,明らかになっていないのだが,先代のAQUOS R6とほとんど変わらない印象だ。ディスプレイに約6.6インチサイズで,解像度1260×2730ドットの有機ELパネル「Pro IGZO OLED」を採用するのは変わっていないので,本体サイズがあまり変わらないのは妥当なところか。

ディスプレイに約6.6インチサイズの有機ELパネル「Pro IGZO OLED」を採用する。表示する内容に合わせて,リフレッシュレートを1〜120Hzの間で自動調整する機能も備える
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 ただし,AQUOS R6は,長辺の左右端が側面に向かってカーブするエッジディスプレイを採用していたのに対して,AQUOS R7ではこれがフラットになった。AQUOS R6とAQUOS R7でデザインコンセプトが変わった面もあるが,シャープによると,「カーブしている側面の操作がしにくい」との声があったそうだ。ゲーマーとしてもフラットパネルへの変更は歓迎できる。

 また,パネルのピーク輝度が,従来の2倍となる2000nitまで大きく向上しているのもポイントだ。会場の展示でもその差はよく分かる。
 
AQUOS R7が採用するパネルのピーク輝度は,AQUOS R6の2倍となる2000nitとなる
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 ディスプレイがフラットになったことに伴って,側面の形状も平面的になった。手にしてみると,最近のスマートフォンとしてはやや厚みがあるように思う。

AQUOS R7の左側面。ボタンやインタフェース類は搭載していない
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右側面。[電源/スリープ]ボタンとボリュームボタンを搭載する
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上側面(左)にマイク孔とSIMカードスロット,4極3.5mmミニピン端子を搭載する。有線ヘッドセットを接続できるのは,サウンドの遅延を気にするゲーマーには嬉しいポイントだ。下側面(右)は,マイク孔とUSB Type-Cポート,スピーカー孔が並ぶ
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 このほかにも,AQUOS R6で光沢仕上げだった背面パネルは,フロスト加工を施されている。また,カメラユニットのハウジングが四角形から円形になっており,よりコンパクトカメラのような外観となったと言えよう。

AQUOS R6(左)とAQUOS R7(右)を並べて比較した。本体サイズはほとんど変わらないが,背面の仕上げ処理とカメラのハウジングが変更となっている
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AQUOS R7の分解展示もおこなれていた。前面と背面はどちらもCorningのGorilla Glassで保護している
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内蔵バッテリーの容量は,先代と同じ5000mAhだ
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 注目のカメラ機能についても触れたいのだが,最終的な調整中とのことで実機では試せなかった。今回は会場の展示や説明をもとに特徴を紹介するに留める。
 
 AQUOS R7のアウトカメラでは,新型の1インチ撮像センサーを採用したのがポイントだ。シャープによると,AQUOS R6の撮像センサーは,デジタルカメラ用のものをベースとしていたのに対して,AQUOS R7では,スマートフォン専用として新たに開発されたのだという。同じ1インチサイズでも,センサーのアスペクト比が少し異なるのは,そのためだ。

左からAQUOS R5,AQUOS R6,AQUOS R7の撮像センサー。同じ1インチサイズのセンサーでも,AQUOS R6とAQUOS R7のそれでは少し変わっている
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 新型の撮像センサーは,有効画素数が約4720万画素に向上したのに加えて,複数の撮像素子を1つにまとめて扱う「ビニングモード」で3.2μmのピクセルサイズを確保しており,取り込める光の量が多くなっている。これにより,AQUOS R6の撮像センサーと比べて1.8倍の明るさを実現したそうだ。

 また,センサーの各画素でフォーカス位置を検出できる「全画素Octa PD AF方式」に対応したことで,AQUOS R6と比べてAF速度が2倍も速くなったのも見どころと言えよう。

AQUOS R7のカメラユニット。レンズの左側に見えるのは測距センサーで,これにより夜間のような暗い場面でもポートレート撮影が可能になったという
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カメラユニットの分解展示
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 SUMMICRON(ズミクロン)の銘を冠するレンズは7枚構成で,低反射処理を施すことで従来モデルと比べて,反射を60%軽減したとのことだ。

レンズは7枚構成で,低反射処理よってレンズ内反射を60%軽減したという
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 SoC(System-on-a-Chip)に,Qualcommのハイエンドモデル「Snapdragon 8 Gen 1」を採用する点に加えて,最大リフレッシュレート120Hzのディスプレイや,容量12GBのメインメモリといったスペックを踏まえると,ゲーム用途でも高い性能が期待できそうだ。
 とはいえ,どちらかといえば,スマートフォンでも写真撮影にこだわりたいという人に向けた製品だろう。実際に試してみないと分からないが,先代のAQUOS R6で挙げられた不満点を改善する取り組みが盛り込まれており,より魅力的な製品に仕上がったという印象だ。

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[2022/05/09 11:48]

シャープのAQUOS R7製品情報ページ

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