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「解放少女SIN」の楽曲が生オーケストで披露。marinaさんも登場した「夜長オーケストラ X 解放少女SIN スペシャルライブ」をレポート
これは,MAGES.から発売中のアドベンチャーゲーム「解放少女 SIN」(PS3 / PS Vita)と,本作を始め,多数のゲーム音楽を手がけている「夜長オーケストラ」とのコラボレーションによる公演で,当日はゲストに歌手のmarinaさん(解放少女 SIN オープニングテーマ歌手),阿保 剛氏(5pb.,解放少女 SINのBGM担当作曲家),MCに河合紗希子さん(解放少女 SIN 敬 志月役)を迎え,「解放少女SIN」の世界を余すことなく表現していた。
なお,ライブは「解放少女SIN」と夜長オーケストラによるコラボの第一部,夜長オーケストラのみによるステージの第二部という構成で行われた。本稿では,第一部の模様をまとめよう。
ライブは,河合紗希子さん(敬 志月)の語りによる「解放少女」の紹介からスタート。ゲーム内の施設やキャラクターの役どころなどを,ナレーション形式で伝えていく。そして,「出馬!」の掛け声で勢い良くライブが開幕する。「政」「解放への咆哮」を立て続けに披露して会場を盛り上げた。
ここでゲストボーカルとして,marinaさんが登場。街頭演説さながらに,選挙カーで歌うというめったに出来ない経験をしたことなど,「解放少女 SIN」にまつわる思い出を振り返るmarinaさん。トークに続いては,夜長オーケストラの演奏に乗せて,PS Vita版「解放少女 SIN」のオープニングテーマ「エテルナ」を披露。「リハは一回行ったのみ」と不安を漏らしていたmarinaさんだったが,実に堂々たるステージングを見せてくれた。
その後は,再び夜長オーケストラのみの演奏となり,「闘い」「勝利への脱出」の二曲を奏でる。と,ここで「解放少女 SIN」の楽曲を手がけた阿保 剛氏が登場して,夜長オーケストラの中村さんと楽曲制作のトークを行った。
作曲のポイントについて阿保氏は,作品の物語を音楽で演出することに心がけたとコメント。また,設定を大事にした音作りも大切な要素である話す。昔の日本の良い部分と,本作の舞台である100年後の世界をうまく活かしたことなどを語った。
また,阿保氏と共に楽曲制作に参加した夜長オーケストラの中村さんは,阿保氏について,普通に曲を作る技術も素晴らしいが,音色の使い方に長けていると絶賛。また中村さんによると,スタジオでは,ツインドラム+パーカッションを使用して実験的な音作りを行ったという。そこで生まれた良い音と,きちっと計算された阿保氏の音の二つがうまくマッチしたのではないかと,制作時のエピソードを語っていた。
トーク終了後は,再びライブへ。「Serious matter」「Outbreak」「反撃の時」「空駆けるものたち」「老練闊達」「追憶の解放少女」「真実に迫る」といった人気楽曲を次々に演奏していく。
続いて披露されたのは,挿入歌の「Und ich stehe auf」。第二次世界大戦のドイツを思わせる悲しい歌詞と,美しいソプラノボーカルに,観客はゆっくりと身体を揺らしていた。ラストはmarinaさんが再び登場して,PS3版「解放少女 SIN」のオープニングテーマ「キミはもう、ヒトリじゃない」を熱唱。夜長オーケストラのサウンドと見事に融合した,本楽曲の新たな一面を見せてくれた。
なお9月24日には,「エテルナ」(PS Vita版「解放少女 SIN」OPテーマ)/marina),「傘を閉じたら」(PS Vita版「解放少女 SIN」EDテーマ/花澤香菜)が収録されている,PS Vita版「解放少女 SIN」の主題歌シングルが発売される。編曲と演奏には「夜長オーケストラ」が参加しているので,興味のある人はぜひチェックしてみよう。
・セットリスト
1:政
2:解放への咆哮
3:エテルナ
4:闘い
5:勝利への脱出
6:Serious matter
7:Outbreak
8:反撃の時
9:空駆けるものたち
10:老練闊達
11:追憶の解放少女
12:真実に迫る
13:Und ich stehe auf
14:キミはもう、ヒトリじゃない
「解放少女 SIN」公式サイト
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(C) 2013 MAGES. / 5pb. / Planet G Co., Ltd.
(C) 2012 LEVEL-5 Inc. / GRASSHOPPER MANUFACTURE INC.
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