中国でインスタントメッセンジャーやポータルサイトを運営する騰訊(テンセント)は,カプコンから公式ライセンスを受けたPC用ハンティングアクション
「Monster Hunter Online」(中国名:怪物猎人Online。以下,MHO)の
制作発表を行い,合わせて
公式サイトやトレイラーを公開した。同作は,中国国内に向けてFree-to-Play型でサービスされる予定で,2013年6月にはβテストが実施されることも明らかになっている。
その名のとおりMHOは,日本で人気の「モンスターハンター」をベースにしたタイトルで,今回は新大陸が舞台になるという。Crytekの
「CryENGINE 3」を使用した美しいグラフィックスの作品となるほか,シリーズの過去作品に登場したモンスターに加え,オリジナルのモンスターも登場する予定となっている。トレイラーの最後には,海上に巨大な巡洋艦のようなものを確認できるが,MHOには実際にプレイヤーが操作できる
“乗り物”の要素も含まれているようだ。
MHOの制作にカプコン側がどの程度関与するのかは不明だが,同社の
小野義徳氏が北京で行われたプレスカンファレンスに出席したりしている(このことは,“中国版のTwitter”と呼ばれる
「Weibo」でコメントされている)。
本作は中国国内限定でサービスされる予定で,現時点で日本や欧米での運営についてはアナウンスされていない。カプコンにとっては大きな挑戦と言えそうだが,このプロジェクトの進展に期待しておきたいところである。
スクリーンショット