「ポケットモンスター」シリーズのゲームが多数出展されるイベント
「ポケモンゲームショー」が,本日(2013年8月17日),東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。開催は明日8月18日までとなっている。
このイベントの目玉は,なんといっても10月12日発売予定のシリーズ最新作「
ポケットモンスター X」「
ポケットモンスター Y」(以下,ポケモンX・Y)の世界最速体験だ。
そのほかにも,ポケモンに関するゲームが一堂に会するとあって,会場となった東京ビッグサイトには,早朝から多くのファンが集まった。本稿ではイベント初日である17日の模様を,ポケモン X・Yのプレイレポートを中心にお伝えしていこう。
ポケモンゲームショー
日時:2013年8月17日10:00〜17:00,18日10:00〜17:00
会場:東京ビッグサイト 東1・2ホール
入場料:無料
「ポケモン X・Y」の体験コーナー入口では,ゼルネアス(左),イベルタル(右)がお出迎え
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体験コーナーにはニンテンドー3DSとニンテンドー3DS LLが用意されているが,内容は同じ
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本イベントの中でも一番人気と思われる「ポケモン X・Y」の試遊コーナーだが,17日午前中は比較的余裕があり,筆者もそれほど待たずにプレイできた。
今回出展されていたのは,このイベントのために作られた
特別バージョンで,約7分ほどのプレイを楽しめるようになっていた。ポケモン Xの場合は男の子,ポケモン Yの場合は女の子の主人公となって,ジャーナリストのパンジーから話を聞き,マップ奥にいるプラターヌ博士のもとへ行くまでの道中を,野生のポケモンやトレーナーなどとバトルをしながら進んでいくという内容だ。
フィールドでは,十字ボタンでの歩きに加えて,スライドパッドの操作による
ローラースケートを使った移動も可能だった。また,手元のインストラクションにはなかったが,これまでの作品と同様に,Bボタンを押したまま十字ボタンで移動すると走ることもできた。
本作で初登場となるローラースケートは,これまでのシリーズ作品における自転車のような位置づけだが,自転車のようにその都度メニューを開かなくても,スライドパッドを動かすだけで使用できるのが快適だった。縦横斜めと自由に移動できるが,狭い通路などにはあまり向かないようで,そういう場所では十字ボタンでの移動が基本となるのではないだろうか。
この体験バージョンのフィールドは,草むらや花畑,噴水のある公園のような場所。ポケモンや人々が存在し,会話もできたほか,噴水近くにいるポケモンのメェークルは,Aボタンを押すことで乗って走れるようにもなっていた。また,噴水などの場所では,カメラが引いて周囲が見られるといった演出もほどこされていた。
プレイヤーは,スタート時点で,パートナーのフォッコ・ケロマツ・ハリマロンのいずれか1匹に,ニンフィア,エリキテルを加えた合計3匹のポケモンを持っている。草むらを移動中にピカチュウを初めとする野生のポケモンたちと遭遇し,彼らとバトルをして,モンスターボールで捕まえることもできた。
ニンフィアは,今回初登場のタイプ
「フェアリー」のポケモンで,個人的にどんな力を持っているのか気になっていたのだが,残念ながらこの体験バージョンでは,いまひとつ真価のほどがつかめなかった。
移動中は,タッチスクリーンにパートナーポケモンのアイコンが表示されており,これをタッチすると
「ポケパルレ」の画面へと入る。ポケパルレは,ポケモンをなでたり,お菓子をあげたり,マイクで話しかけたりして絆を深めることができるモード。3Dキャラクターになったポケモンは実に可愛く,表情豊かなので,新しいポケモンを仲間にするたびに試したくなるだろう。
フィールドの奥にいるプラターヌ博士のもとにたどり着くか,制限時間を過ぎると,博士との会話シーンとなり,プレイヤーはここで
「メガシンカ」を体験することとなる。博士はメガシンカするポケモンとしてプレイヤーにミュウツーを託し,自らのポケモンでバトルを挑んでくるのだ。
このミュウツーは,バトルが始まると同時にレベル100のメガミュウツーとなり,博士がくり出すレベル100のクロバット,シャンデラ,カイリューを1匹であしらえるほどの力を発揮した。
なお,プラターヌ博士は,この
メガシンカのカギをプレイヤーが握っているようなことを話していたが,詳しい条件などはまだ不明だ。
博士とのバトルに勝利したところで,体験バージョンは終了。短めの内容ではあったが,本作のウリとなっているポイントはしっかり楽しめたと感じた。
ここからはイベント当日の様子を写真にてお届けしていこう。
イベントの開催時間は10:00からだったが,多くの人が列を作ったためか,開場時間が早まった。朝9時30分には,TVアニメ「ポケットモンスター ジ・オリジン」が会場の全スクリーンにて発表されている。詳細はこちら
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オープニングステージでは,アイドルグループ「X21」と「モデルガールズ」が登場し,イベントのスタートを盛り上げた
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X21のメンバーが,出展されている体験バージョンをステージ上でプレイ
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「ポケモントレッタ」のチャレンジカップコーナーは大盛況で,整理券の配布が午前中に終了してしまった
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「ポケモンゲームショーニュース」のステージでは,ゲームフリークの増田順一氏が登場し,ゲームの概要を説明した
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午後に入ってとくに人が増えたのは,歴代チャンピオンのポケモンプレゼントコーナー。午前中の早いうちは比較的空いていたので,18日に来場予定の人は欲しいポケモンを決めておいて,早めに並ぼう
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物販コーナーの「ポケモンセンター出張所」も盛況。ここで販売されているもの以外にもグッズが欲しい場合は,ゆりかもめの竹芝駅から徒歩5分のポケモンセンタートウキョーに立ち寄るのもいいかも
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「ポケットモンスターブラック・ホワイト」「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」を使った大会や,ポケモンカードゲームの大会なども行われていた
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発売されたばかりの「ポケモン図鑑ゲーム ポケマニア?」の体験コーナーも人気で,当日昼過ぎには60分待ちの状態に
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「ポケモンスクランブル U」の試遊コーナー横には,ゲーム専用NFCフィギュアが入ったカプセル販売機が。今回のイベントで初登場となった「ブラックキュレム」「ホワイトキュレム」は,専用のガチャが用意され,それを回せば必ず手に入るようになっている
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会場には歴代ポケモンシリーズの主人公やチャンピオンが歩き回っている。記念撮影にも気軽に応じてくれるので,お願いしてみよう
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会場のスクリーンにはさまざまな映像が流されている。こちらはポケモンの歴史をつづったスペシャルCGムービーだ。最後にルカリオとバシャーモがリアルなグラフィックスで描かれた街で戦うシーンがあったが,これは一体!?
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入場前の待機列が,会場となりの東3ホールに作られている。朝10時の時点でホールの半分ほどの列ができていた
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