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BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
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印刷2017/10/20 10:56

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BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ

ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO Asia 2017の会場となったJingan Sports Centre
画像集 No.002のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
 2017年10月19日から22日の日程で,アジア&オセアニア地域のゲームチームを対象とする「Counter-Strike : Global Offensive」(以下,CS:GO)のオフライン大会「ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO Asia 2017」(以下,eXTREMESLAND 2017)が開催中だが,その場でBenQ ZOWIEは,新しいゲーマー向けディスプレイ「XL2536」を披露した。

XL2536
画像集 No.003のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ

背面デザインはご覧のとおり。DisplayPort 1.2×1,HDMI 2.0 Type A×2,Dual-Link DVI-D×1というビデオ入力仕様もXL2546と同じだ
画像集 No.004のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
 「2536」という数字から想像できた読者もいると思うが,XL2536は,2017年のフラグシップモデルとなる「XL2546」の,直接の下位モデルだ。スペック上の違いは,XL2546が垂直リフレッシュレート240Hz対応のTN型液晶パネルを採用するのに対し,XL2536だと144Hz対応になるという点のみで,以下に挙げる基本仕様でXL2546との間に違いはない。

  • 液晶パネルが24.5インチ,解像度1920×1080ドットで,中間調(gray-to-gray)応答速度1ms,コントラスト比1000:1,輝度320cd/m2のノングレア(非光沢)仕上げ
  • バックライトスキャニング(※)と液晶応答速度の隠蔽による合わせ技で,体感上の応答速度を速める技術「DyAc Technology」(DyAc:Dynamic Accuracy,以下 DyAc)の採用
  • 暗部強調技術「Black eQualizer」の採用
  • 本体左右側面に取り付けられる可動式の板「Shield」の採用

※映像が伝送されてきたタイミングから液晶画素の書き換えを行い,「応答している当該画素の領域のみでバックライトを消灯させ,応答完了後に再点灯させる」制御系のこと。液晶テレビで広く採用されている。

画像集 No.005のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
 BenQ ZOWIEのスタッフはXL2536をして「『GeForce GTX 1080』に対する『GeForce GTX 1070』のようなものだ」と述べていた。北米市場におけるメーカー想定売価で言うと,XL2546は549ドル(税別)なのに対してXL2536は429ドル(税別)なので,「垂直リフレッシュレートを落としただけで120ドル引き」というのは,確かにGeForce GTX 1070的だと言えそうである。


XL2536(右)とXL2540(左)だと,ディスプレイ製品としてのサイズはほぼ同じ。パネルサイズが大きい分だけ,XL2536のほうが狭額縁になっている
画像集 No.006のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
 BenQ ZOWIEは現在,XL2546を「Counter Strike: Global Offensive」(以下,CS:GO)のプロゲーマー向け,垂直リフレッシュレート240Hz対応でDyAc非対応の「XL2540」を「Overwatch」のプロゲーマー向け,垂直リフレッシュレート144Hz対応の「XL2430」を,「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」など,それほどフレームレートが上がらないタイトル向けと位置づけている。その点でXL2536は,CS:GOのコアプレイヤーだが,ディスプレイに500ドル超級のコストはかけられない人向けということになるかもしれない。

 XL2536の世界市場に向けた出荷は,今月中に始まる見込み。日本市場における発売は未定だが,価格設定次第では面白い選択肢になると思われるだけに,早期の登場を期待したいところである。

BenQ ZOWIEのXL2536製品情報ページ(英語)



ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO Asia 2017とは


画像集 No.007のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
 冒頭でも紹介したとおり,XL2536の展示があったのはeXTREMESLAND 2017の会場である。
 eXTREMELAND 2017では,各地域の予選を勝ち抜いた代表の16チームが代表として,アジア最強のCS:GOチームを決めることとなる。賞金総額は10万ドル(約1130万円)。日本代表は,2017年9月17日の「GALLERIA GAMEMASTER CUP」決勝で優勝したSZ.Absoluteで,優勝賞金4万ドル(約450万円)を目指す戦いに挑んでいる。

eXTREMESLAND 2017公式実況(英語)
eXTREMESLAND 2017に臨む,SZ.Absoluteのメンバー
画像集 No.008のサムネイル画像 / BenQ ZOWIE,「XL2536」を上海のゲームイベントで披露。垂直144Hz+残像感低減技術「DyAc」のゲーマー向け液晶ディスプレイ
 決勝大会では,参加16チームを4つのグループに分けて予選を行い,勝ち上がった8チームがファイナルへ進めるルールだ。ちなみにグループ分けはすでに終わっており,プロゲームチームSCARZのCS:GO部門であるSZ.Absoluteは,初戦の対パキスタン代表が不戦勝となったため,20日午前中の実施が予定されてい予選第2試合からの登場となる。

eXTREMESLAND公式Webサイト(英語)


(記事作成協力:BRZRK)
  • 関連タイトル:

    XL,XR,RL

  • 関連タイトル:

    ZOWIE(旧称:ZOWIE GEAR)

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