2012年11月19日,セガネットワークスは,今冬リリース予定のスマートフォン向けタイトルを報道関係者に先行披露する「
SEGA_Apps タイトル体験会 2012」を開催した。今回披露されたのは「
初音ミク ライブステージプロデューサー」「
クエプラ -Quest of Planet-」「
Kingdom Conquest II」「
クイズ Answer × Answer Pocket」「
ドラゴンコインズ」の5タイトルだ。
体験会全体のレポートは別途掲載する記事を参照してほしいが,本稿では,「
初音ミク ライブステージプロデューサー」(
iOS /
Android)をピックアップして紹介しよう。
「初音ミク ライブステージプロデューサー」は,プレイヤーが
初音ミク(以下,ミクさん)のプロデューサーとなって,ミクさんを育成しつつ,ライブハウスを運営していくという育成シミュレーションゲーム。ミクさんを育成するだけでなく,ミクさんのモジュール(衣装)を変更して着飾ることができたり,自分のライブハウスの内装をカスタマイズしたりすることが可能だ。
ミクさんには,「
うた」「
スタイル」「
トーク」「
ダンス」「
バラエティ」「
かわいさ」といったパラメータが設けられており,それらの数値を「
トレーニング」によって自分好みに上昇させていくことが可能。育て上げたミクさんを「
コンテスト」に出場させ,見事上位に入賞することができれば,ゲーム内通貨やライブハウスの内装品などが報酬として獲得できる仕組みとなっている。
本作には,「
ライブ」という音楽ゲームのようなアクションパートが用意されているのもポイント。ライブでは,楽曲に合わせて踊る3Dのミクさんを眺めつつ,画面の下から次々と現れる「ハート」を指でなぞるように獲得していけばいい。同社の音楽ゲーム「
初音ミク -Project DIVA-」シリーズを簡単にしたようなものを思い浮かべるとイメージしやすいかもしれない。
もちろん,ライブ時のミクさんには,好みの衣装を着せることができるので,ひたすら眺めているだけでもかなり楽しめる(獲得したハートに応じて報酬が得られる仕組みなので,当然ながら眺めているだけだと何ももらえない)。ライブの楽曲は,今のところ2曲のみだが,今後のアップデートで順次追加されていくとのことだ。
ちなみに,本作の正式リリースは,iOS版,Android版ともに2012年12月上旬の予定だが,
Android版では現在オープンβテストが実施されている。ミクさん好きのAndroidユーザーでまだプレイしていない人は,オープンβテストに参加してみるといいだろう。iOSユーザーはもうちょっとの辛抱だ。
さて,今回の体験会では,短い時間ながらもiOS版の初音ミク ライブステージプロデューサーをプレイすることができたので,そのインプレッションをお伝えしておきたい。ゲームの内容は,iOS版とAndroid版とで違いはないとのこと。
ゲームの流れは,次々と発生する「ミッション」をクリアすることで得られる報酬を使って,ミクさんのトレーニングを行ったり,ライブハウスを拡張したり,ライブを行ったりしていくことになる。基本的にはこの流れを繰り返して,自分好みにミクさんを育てていけばいい。
筆者はAndroid版もプレイしているのだが,iOS版をプレイしてみて印象的だったのは,ロード時間の短かさ。Android版と比べるとかなり速くなっているように感じられた。ただ,会場の説明員によれば,Android版も現在調整中だそうで,リリース時にこのあたりの問題は改善されるはずとのこと。期待しておいてよさそうだ。
また,ライブ時のミクさんの動きもかなりなめらかだったので,ミクさんファンは正式リリースを心待ちにしておくといいだろう。