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「黒い砂漠」のオフラインイベント“黒サバファンミーティング2023春!”レポート。クイズ大会やゲーム大会でGMと冒険者がガチンコ交流
本イベントは,招待された約100名の冒険者(プレイヤー)が,同じ冒険者や運営スタッフと交流できるファンミーティングだ。2022年の東京,大阪に続く,3回めの開催となる。会場内には巨大な闇の精霊のぬいぐるみや黒い砂漠の年表,韓国でリリースされているグッズ,冒険者たちのスクリーンショットが展示されていた。
本稿では,それら展示物の写真や,会場で催されたクイズ,ゲーム大会といったイベントの模様をお届けしよう。
イベントのスタートとともにGMステラ氏から本イベントのプログラムの説明があり,続いてイベントのために韓国から来日した3名の開発スタッフを代表してパク・マンス氏が登壇した。
大きな拍手で迎えられたマンス氏は来場者に日本語で感謝し,実はかつてオフラインイベントで来日したときに得た良い思い出がきっかけになり,日本サーバーでもプレイするようになったというエピソードを語った。そして今回,直接冒険者と会えてうれしいと述べた。
最初のプログラムであるGMトークセッションは,日本運営チームリーダーの“和田氏”が司会進行役を務め,ファンミーティング応募時に冒険者から寄せられた質問にGMエントの精霊氏,GMステラ氏,GMモニク氏が答えた。
トークセッションは,GMエントの精霊氏に向けられた「ぶっちゃけ忙しい?」という質問でスタートした。
和田氏も返答が楽しみというこの質問に,GMエント氏は「忙しい」と答えながらも,自分の性格的なこともあってか,イベントなどで冒険者とのコミュニケーションを取ることに疲労感はなく,楽しんでいると述べた。
続いてGMステラ氏への「女子会をやりたい」という質問には,「昼下がりにオシャレなカフェで,ティータイムにスイーツを食べながらやりたいですね」と笑いながら答えた。和田氏も検討はしてみたいとしつつ,女子会だけやってもつまらないので,同じ日に別の場所で“GMエントの精霊氏の砂漠野郎会”みたいなのも考えてみたいとした。
GMモニク氏には「好きなコンテンツは何?」という質問が投げかけられた。ゲーム内でいろいろな活動をしているGMモニク氏だが,最近は船上での釣りを楽しんでいるという。
和田氏からこの話題を振られたGMエントの精霊氏は「そのときどきによりモンスターであったり,人(PvP)であったりと狩る対象は違いますが,キャラを動かしてダメージを与えるという爽快感が好き」と話すと,和田氏から「遊んでいるところを襲いにくるのはやめてほしい」とチクリ。
GMステラ氏は景色のいいところを探して,PCの許す限りの最大画質でスクリーンショットを撮るのが好きと述べ,最近は拠点戦にハマっているとのことだった。
配信番組「黒サバ冒険日誌」に出演しているGMステラ氏に「動画に出ているときに気を付けていること」という質問も。氏は「適切な情報を伝えられるように,情報が間違っていないか精査して,なるべく正しい情報をお伝えできるよう心がけていたり,視聴者さんから寄せられるチャットもなるべく拾えるようにしたりしています」と答えた。
その返答に「関西出身なのに笑いの要素にまったく触れていないのが気になる」と和田氏が個人的な疑問を挟むと,GMステラ氏から「関西人やからといって笑いに詳しいみたいなのは偏見です」とたしなめられて,会場から笑いの声が上がった。
「最近,黒い砂漠で嬉しかったことは?」という質問には,「新たに触れてみたコンテンツが楽しくて,黒い砂漠が楽しくてよかった! と思えたこと」を挙げたGMエントの精霊氏。
GMステラ氏もその感覚に同意しつつ,自身は「拠点戦をフルに戦い拮抗した勝負に勝てたこと」だと語った。
GMモニク氏は「作曲しているとき」と答えると,和田氏から「最近,作ってないじゃん?」というツッコミが。それに対して,裏ではいろいろ準備していると答え「夏ぐらいに発表しようか」と和田氏がまとめた。
続いての質問も音楽にまつわるもので「曲を作るときのコツ」をGMモニク氏に尋ねた。自分より上手な人も多いと断りながら,自身はリズム楽器でベースとなる曲を作り,現実にはあるがゲームにはない楽器の音をどのように再現させるかを悩みながら作業しているという。
最後に今後のアップデートについての質問が挙げられ,和田氏は「これからもいろんなコンテンツが実装されると思いますが,今この時点で具体的に内容や実装時期の発表は行えない」とのこと。
その理由としては,黒い砂漠がグローバルサービスで,それらは一部の例外を除いて全世界同時に実装されるため,発表もそのタイミングに合わせて行われるからだと説明した。
ただ,せっかくだからと次期アップデート「朝の国」で実装されるボスとのバトル映像がスクリーンに披露され,トークセッションは終了した。
次のコーナーは実機を使ったゲーム大会だ。来場者は5〜7人が16個のテーブルに分かれていて,それぞれのテーブルとGMが黒い砂漠ゲーム内のミニゲームで競うこととなった。
勝負内容は,「粗石対決」「釣り対決」「カートレース」「椅子取りゲーム」の4種目。ルールはスライドにあるとおりで,GMはエントの精霊氏とステラ氏が参加。競技ごとに2人が交代し,さらに和田氏から「冒険者はGMの妨害をしてもOK」というルールも追加されての勝負となった。
「粗石対決」や「釣り対決」は実力というよりも運しだいの面もあったが,かなりのテーブルがGMチームを凌駕。「カートレース」や「椅子取りゲーム」は腕前や戦略がものをいう内容で,冒険者たちもGMへの妨害……といっても直接攻撃はできず,目の前でちょろちょろ動いたりという“ウザい”行為を活用しての勝負となった。その結果……実はカートレース終了の時点で32ポイントを超えており,冒険者たちは見事にクロン石200個とアイテム獲得スクロール4枚を獲得した。
イベント後半には,恒例のテーブル対抗クイズ大会が開催された。Vol.2ではもっとも多く正解したテーブルにしか報酬が与えられなかったが,クイズ大会の進行を務めるGMステラ氏が提案したことで,5位まで報酬を増やしたと話すと,会場から拍手が沸いた。
クイズは全10問で,キャラのスキルや称号,NPCの名前など,ゲーム内の知識を競うものから,流れる曲やボイスを聞いて場所やボスモンスターを判断するもの,現在実施されているイベントまでさまざまだ。さらには2か所を自動移動でつないだときにもっとも長くなる拠点の選択や,知識の説明文の順番の読み解き,さらには“幻想馬”に2回失敗したときの訓練値といった難問も飛び出した。
しかし,ファンミーティングに集う冒険者だけあって,全10問を終えた時点で,1位タイが4テーブル,2位タイが3テーブルという大混戦。先述のとおり報酬は上位5テーブルまでなので,1位タイの4テーブルはGMステラ氏とのじゃんけんで1位から4位を決め,2位タイの3テーブルはじゃんけんの勝者が5位という形となった。
クイズ大会のあとは,来場時に配布されたミニブックを使ってのビンゴ大会が実施された。ゲーム用ディスプレイやキーボードなどの豪華景品,黒い砂漠グッズ,ゲーム内アイテム,さらには来日した開発スタッフが持ち寄った韓国でも入手困難な「朝の国」関連グッズが提供され,冒険者はGMステラ氏が引く数字に一喜一憂しながらビンゴを楽しんでいた。
4時間以上という長時間におよんだファンミーティングだったが,バラエティに富んだプログラムと,運営チームや開発者との濃密な交流はそれを感じさせない印象だった。
イベントの最後にGM諸氏が冒険者に礼を述べ,来日したパク・マンス氏も「冒険者様たちが黒い砂漠を楽しんでくださっているおかげで,このような場が設けることができたと思います。その気持ちに応えるため,韓国に帰って黒い砂漠の開発に精進いたします。これからも黒い砂漠の世界で,楽しい冒険の日々を過ごしていただければと思います」と述べ,来場者にプレゼントとしてゲーム内アイテムを配布すると告げると,会場から大きな拍手があがった。
そして和田氏も来場者にファンミーティング参加への礼を述べるとともに,今回のファンミーティングを最後に運営チームから離れることを告げた。会場からは動揺する声が漏れたが,一歩離れたところから運営に関わる形になり会社から離れるわけではないので,何かの折にはGMムラスカとしてログインすることもあると話し,8周年を迎える黒い砂漠をこれからも楽しんでほしいと述べてイベントを締めくくった。
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