「Survarium」のサービスが5月31日に終了。“S.T.A.L.K.E.R.”シリーズの元開発者達による多人数参加型FPS

　ウクライナのゲームメーカーVostok Gamesが，「Survarium」のサービス終了を発表した。公式サイトの発表によれば，キーウ（キエフ）時間の2022年5月31日23：59（日本時間6月1日5：59）にサーバーを停止するとのこと。

Survarium Servers To Go Offline 31 May

　2015年4月に正式サービスが始まった「Survarium」は，化学工場や原子力発電所の爆発などの人的災害，そして自然災害の多発によって文明が崩壊した近未来を舞台にした基本プレイ料金無料の多人数参加型（MMO）FPSだ。生き残った人々は，過酷な環境にいち早く対応した危険な動植物に脅かされており，プレイヤーは，そんな世界で資源の収集や，敵対する勢力と戦い，サバイバルに挑んでいく。

　2012年4月26日に掲載した記事でお伝えしたように，Vostok Gamesは，同じくウクライナのGSC Game Worldで「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズの開発に携わった開発者達が設立したスタジオで，本作は同シリーズの“精神的後継作品”として制作されたタイトルだ。


　公式サイトでは，約7年間にわたるファンのサポートに対する感謝が述べられているが，サービス終了の理由には触れられていない。ウクライナで起きている戦争の影響も考えられるが，3月の上旬には開発者の一部がキーウを出たこと，スタッフが全員安全であることなどが公式Twitterアカウントで発表されていた（外部リンク）。
　公式サイトのメッセージではまた，彼らが新たな作品にフォーカスしていることも報告されている。

Dear Survivors,

A bittersweet day approaches. On one hand it is good to look to our future but on the other, it is difficult to say farewell to an old friend. Survarium will go offline for good come the day of May 31st 2022, 23:59 Kyiv time.

(READ MORE) https://t.co/eUGKd9ApxN pic.twitter.com/sdrGbg1lLR

— Survarium (@SurvariumVG) May 25, 2022