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AMD,ノートPC向けGPUの新シリーズ「Radeon HD 7000M」を発表。HD 6000Mシリーズのリネーム品か
で,これらは何なのかだが,結論から先にいうと,28nmプロセス技術で採用され,新世代GPUコアアーキテクチャたる「Graphics Core Next」を採用したものではない。ニュースリリースで40nmプロセス技術をベースにしたものと明示されていることと,表に示したとおり,
- Radeon HD 7600M/HD 7500Mは「Radeon HD 6700M/HD 6600M」
- Radeon HD 7400Mは「Radeon HD 6400M」
- Radeon HD 7300Mは「Radeon HD 6300M」
とそれぞれスペックが酷似していることからするに,リネーム(もしくはリブランド)品である可能性が高そうだ。
1月5日に掲載したようにデスクトップ向けGPU「Radeon HD 7670」がリネーム品である可能性が高いことと,AMDがSouthern Islands世代をRadeon HD 7700シリーズ以上と位置づけていることから考えると,ノートPC向けGPUにおいても次世代アーキテクチャを採用する製品は,「Radeon HD 7700M」以上ということになるのかもしれない。
なお,今回のRadeon HD 7000Mシリーズは,GPUとAPUに統合されているGPUとを利用状況に応じて切り換える「AMD dynamic switchable graphics」やディスプレイの輝度を最適化し消費電力を抑える「AMD Vari-Bright」,GPUの利用状況に応じて動作クロックや動作電圧を動的に制御する「AMD PowerPlay」といった技術に対応する点も従来どおりだ。
AMDによるニュースリリース(英語)
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Radeon HD 7000M
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