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[CJ 2011]実写ドラマをそのままゲーム化? 麒麟遊戯のMMORPG「水滸伝」は,想像以上に大規模な作品だった
本作に関して,麒麟遊戯のVice PresidentであるZhu Yanchen氏(以下,Zhu氏)に話を聞くことができた。氏によると,中国では2011年8月2日から,ドラマ「水滸伝」の放映が開始される予定で,麒麟遊戯はこのドラマの版権を購入し,MMORPGを制作していたのだという。
購入した版権はかなり高額だったようだが,水滸伝という物語は中国では誰もが知っている。間違いなく話題になるし,人気も集まるので,高い買い物ながら大きなリターンが期待できるはずだと,Zhu氏は話していた。
中国では,ゲームのキャラクターに声をあてるということがそれほど一般的ではないらしいのだが,本作ではドラマに出演している有名俳優が声優を務めているわけで,ここでも大きな出費をすることになったと,Zhu氏は苦笑していた。
そのほか,ドラマで使われている実写シーンがゲーム中で使われていたりもしており,ドラマの安易なゲーム化や,コラボ企画レベルの話では終わっていない印象だ。
これは日本で言えば,ゲームメーカーがNHKの大河ドラマの版権を購入し,大河ドラマの制作に関わりつつゲーム版も作っている……という感じになるだろうか。
ちなみにゲーム版では,プレイヤーキャラクターは梁山泊の108人になれるわけではなく,彼らの弟子としてゲームを楽しむことになるという。ゲームスタート時に選べるキャラクタークラスは6種類あり,8つの陣営のうちいずれかに所属して,中国全土を舞台に冒険を繰り広げることになる。
ミッション内容は,ドラマの内容に則したものになっているのだが,プレイヤーキャラクターの能力によっては,ドラマとは異なる結果にたどり着くこともあるという。本作のキャッチコピーに「108人の運命を変える」という言葉が確認できたのだが,具体的にどのように運命を変えられるのかは,現時点では公開できないとのこと。ドラマ版では死んでしまうキャラクターを,ゲーム版では助けられたりするのだろうか。ちょっと気になる。
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水滸伝
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