東京ゲームショウ2011の会期中となる9月16日,コーエーテクモゲームスはPlayStation Vita用ソフト
「真・三國無双 NEXT」の紹介ステージを開催した。
登壇したのは本作のプロデューサー
小笠原賢一氏と,ディレクターの
庄 知彦氏。庄氏がステージ上で実際にプレイしながら,小笠原氏が解説をするという形式で行われた。
![画像集#003のサムネイル/[TGS 2011]「真・三國無双 NEXT」の紹介ステージをレポート。直感的なインタフェースから3G回線,そしてカメラまで,Vitaの機能をフルに活用した“次の無双”に](/games/134/G013490/20110919024/TN/003.jpg) 小笠原賢一氏 |
![画像集#004のサムネイル/[TGS 2011]「真・三國無双 NEXT」の紹介ステージをレポート。直感的なインタフェースから3G回線,そしてカメラまで,Vitaの機能をフルに活用した“次の無双”に](/games/134/G013490/20110919024/TN/004.jpg) 庄 知彦氏 |
ロード中は操作方法が表示されるようだ
![画像集#018のサムネイル/[TGS 2011]「真・三國無双 NEXT」の紹介ステージをレポート。直感的なインタフェースから3G回線,そしてカメラまで,Vitaの機能をフルに活用した“次の無双”に](/games/134/G013490/20110919024/TN/018.jpg) |
小笠原氏は,真・三國無双 NEXTのコンセプトを
「PlayStation Vitaの機能を満遍なく取り入れることを目的とした作品」と説明する。同時に,本作には下記のような4つの大事なフィーチャーがあると話した。
- 神速乱舞
- アクシデンタルバトル
- ダイレクトブレイク
- 一騎打ち
これらの要素をより詳しく説明するために,庄氏は夏侯惇(カコウトン)で■水関(
※しすいかん)の戦いをプレイした。
(※■はさんずいに巳)
まずは,
「神速乱舞」だ。これは,これまでの無双乱舞にVitaならではの操作を取り入れたもの。夏侯惇の場合は,無敵状態になって前方広範囲の敵を連続で切りつけて,最後に吹き飛ばすという動作になるが,この連続切りつけのときに,プレイヤーが前面タッチパネルを素早く何度もスワイプ(こする)することで,より強力な攻撃を繰り出せるようだった。
ちなみに,神速乱舞のときにどのような操作が必要になるかは,武将によって異なる。夏侯惇の場合はスワイプだが,背面タッチパッドやジャイロセンサーを操作に使う武将もいるという。
乱舞技で軽々と拠点を一つ制圧し,次の拠点に向かう庄氏。しかし,その途中で頭上から敵兵の強襲を受けた。これが
「アクシデンタルバトル」だ。頭上からの攻撃に対しては,Vitaを上方に向けてジャイロセンサーで対処する。見事敵兵の攻撃を打ち落として通常の画面に戻れば,あとは3倍返しでお帰りいただくだけだ。
アクシデンタルバトルのシチュエーションもさまざまで,その都度必要とされる操作は変わっていくとのことだった。
そんなハプニングを難なく切り抜けた庄氏は,第2の敵拠点にたどり着き,内部にいる大量の敵を集め始めると
「ダイレクトブレイク」を発動して敵を一掃した。これは,本作で導入された新たな必殺技。一つの拠点を一度に落とせるほどの威力を持つと小笠原氏は説明した。さらに,ダイレクトブレイクで制圧した拠点は,敵に奪われる心配がなくなるという利点があることも付け加えた。
庄氏は押し寄せる敵兵の波をものともせずに突き進み,■水関(
※しすいかん)の奥に待つボス張遼の元にたどり着くと,最後の要素である
「一騎打ち」が発生。一騎打ちでは移動操作などがなくなり,Vitaの特徴的な操作をフルに使って戦うことになる。敵への攻撃は画面を切るようにスワイプし,敵から攻撃を受けたときはタッチで相殺するといった具合だ。おなじみのつばぜり合いでは,画面を連続でタッチしたりもする。
(※■はさんずいに巳)
ここまでテンポ良く進んできた庄氏にとっては張遼など障害にもならず,早々に■水関(
※しすいかん)を落として今回のデモプレイを終えた。
(※■はさんずいに巳)
Vitaならではの直感的なインタフェースを活用していることはこのプレイで分かったが,Vitaと言えば3G回線やカメラが用意されていることも忘れてはいけない。小笠原氏は,もちろんこれらを使った機能の実装も考えているという。
3Gを使った機能としては,全国のプレイヤーがお互いに敵になったり味方になったりしながら,中国の統一を目指す新しいモードを実装予定とのこと。詳細は明かされなかったが,セーブデータを活用するモードになるらしいので,単純なマルチプレイとは違うのかもしれない。
また,カメラを使った機能として
「無双スナップ」を搭載。これは,本作のキャラクターやシチュエーションを使って,さまざまな面白い写真が撮れる機能だ。ステージでは,小笠原氏の顔がはめ込まれた関羽が,孫尚香や貂蝉といった美女に囲まれているコミカルな写真がその場で撮影された。
シチュエーションはかなり多彩で,武将とのツーショットや雑魚敵を利用した写真も撮れるようだった。
タッチパネルからジャイロセンサー,3G回線にカメラと,まさにVitaの機能をフル活用している真・三國無双 NEXTは,Vitaのローンチタイトルとして発売される予定だ。無双ファンはもちろん,Vitaの機能を余すところなく使ってみたいという人にも,オススメできる作品になっているようだ。