［E3 2011］Ubisoftの隠し玉は「ブラザーズ・イン・アームズ」最新作だ 新たな路線の「Brothers in Arms: Furious 4」をプレスカンファレンスで公開

　アメリカ現地時間の2011年6月6日に開催されたUbisoft Entertainmentのプレスカンファレンスにおいて，まるで突然乱入するかのように登場したのが，Gearbox Softwareのランディ・ピッチフォード（Randy Pitchford）氏だ。
　一瞬，集まった多くのプレス関係者は「なんで，ここにランディがいるんだ？」と不思議そうに顔を見合わせたりしていたが，これまで誰も存在を知らなかった最新作「Brothers in Arms: Furious 4」（PC / PS3 / Xbox 360）をプレゼンするために現れたのであった。

いつものテンションの高い口調で新作「Brothers in Arms: Furious 4」を発表した，Gearbox Softwareのランディ・ピッチフォード氏

　ブラザー・イン・アームズといえば，史実に登場した師団の戦いをできるだけ忠実に再現したシナリオと，隊員に与えるコマンドの緻密さを強調したシミュレーション性がウリの，異色なFPSであった。しかし今回の席上で公開されたムービーを見る限り，最新作であるBrothers in Arms: Furious 4は，かなり毛並みの異なる作品になりそうだ。

　スタンガンを駆使するStitch，アメリカ市民戦争時代の帽子をかぶったコマンドー風のCrokett，トマホークを投げるネイティブアメリカン系のChok，そしてタンク系の巨漢Montanaという，なんともキャラの立った4人の男達が今回の主人公となるようだ。ムービーでは彼らが，ナチス兵達がくつろぐ酒場で大乱闘を繰り広げる，コミカルで軽快なシーンが描かれていた。


　現時点では詳しいことは分からないものの，PC，PlayStation 3，そしてXbox 360向けに2012年リリースという発表がなされている。「Borderlands」や「Duke Nukem Forever」など，このところブッとんだ設定のシューティングゲームを多く開発していたGearbox Softwareだけに，今度のBIAにも“ソッチ方面”の期待がかかりそうだ。
　E3会場でBrothers in Arms: Furious 4に関する何か新しい情報があれば，ぜひお伝えしていくので期待していただきたい。

「Brothers in Arms: Furious 4」公式サイト