日本時間の2011年6月7日,E3開催に先駆けて行われたマイクロソフトのプレスブリーフィングにて,Fabelシリーズの最新作
「Fable the Journey」 の情報が公開された。シリーズ生みの親である
ピーター・モリニュー氏 がステージに登壇し,短い時間ではあるが,本作の最大の特徴である
“Kinect対応” を中心に紹介を行ったのだ。
氏の合図と共に始まったプレイデモでは,まず最初にKinectを使って馬車を操るシーンが映し出された。公開されたムービーも以下に掲載しているので,合わせて見てほしいが,GDC 2011で公開されたテクスチャ系の技術が使われているものと思われる。
ステージではゲームを操作する演者が両手をゆったりと構え,時折左右に振るという,まさに御者のような動きで馬車を操縦していった。ハンドルで車を操縦するのとは,訳が違うといった感じだ。
※ムービーファイルへのリンク
その後キャラクターは,馬車から降りてモンスターの駐屯地らしき場所へ単身乗り込んでいく。どうやら自分は魔法使いのキャラクターのようで,Kinectを使ったジェスチャー操作で,次々と魔法を繰り出していくのだが,これがなかなか新鮮だ。
例えばマジックミサイルのようなシンプルな魔法なら,片手を前に突き出すだけで行える。もう少し複雑なものになると,例えば両手の掌を目の前でこすり合わせてから前に突き出すことで,爆発系の魔法を繰り出すことができるようだ。そのほかにも,胸の前で両手の拳をグルグル回した後に両手を大きく広げて,魔法の力で槍のようなものを作り出していた。それを遠くに投げつけると,大きな爆発が発生していた。
ゼスチャーからさまざまな魔法を生み出す様子は,いかにも“魔法使い”然としていて,Kinectというデバイスとの相性はバッチリなようだ。実際にプレイする日が待ち遠しいタイトルの一本である。