［E3 2011］1人でオーク集団の来襲を防ぎ切るタワーディフェンス「Orc Must Die!」が意外と面白い

　6月7日から9日までロサンゼルスで開催されたE3 2011。その会場には，元Ensemble Studiosのメンバーが新設したRobot Entertainmentのブースがあり，たった一人でオーク集団の攻撃を防ぐタワーディフェンス「Orc Must Die!」が出展されていた。ブースに置かれていたデモ機で序盤のミッションを遊んだので，その印象をお伝えしよう。


　本作の基本ルールは簡単で，次から次へと城に向かって攻めてくるオークどもを，ひらすら撃退するというもの。城の中央にあるオーブ型のポータルに一定量のオークが進入してしまうとゲームオーバーだ。
　プレイヤーは，針で突き刺してしまうものや，壁から複数の矢が一斉に飛び出すトラップなどを設置して，オークを退けていく。それでも進入してくるオークは，キャラクターを直接操り，クロスボウや剣を使って倒していくのだ。



　オークを倒すと資金を得られ，それを元手に新しいトラップを設置できる。トラップにはさまざまな種類のものがあるため，設置の仕方には工夫が必要だ。とはいえ，1つのミッションでは敵の来襲が5回あり，2回目以降はトラップを仕掛ける時間が限られているので，あまりゆっくりと考えている暇はない。素早く判断して，適切な場所にトラップを配置するのだ。

　ミッションを攻略していくに連れ，プレイヤーの城は大きくなり，より強力なトラップを設置できるようになっていく。もちろん敵もただやられているだけでなく，空を飛ぶものや巨大なものなどが登場するようになるなど，パワーアップしていき，プレイヤーを苦しませる。
　さらに，自分の配下として戦う兵士も雇えるようになっていき，ゲーム終盤ではスケールの大きな防御戦が楽しめるという。

　そんな本作は，PCとXbox 360版が2011年内に発売される予定だ（ダウンロード販売のみ）。正直，かなり熱中して遊んでしまったので発売を心待ちにしたい。

「Orc Must Die!」公式サイト