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マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」
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印刷2013/04/26 22:33

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マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」

画像集#001のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」

 うひー! 「Dragon's Dogma: Dark Arisen」PS3 / Xbox 360「TOMB RAIDER」PC / PS3 / Xbox 360「バイオショック インフィニット」PC / PS3 / Xbox 360「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」PS3 / Xbox 360)「境界線上のホライゾン PORTABLE」「フォトカノ Kiss」などなど,やりたいゲームが一度に発売されすぎィ!! よりによって仕事が溜まっていて遊ぶ余裕がない時期にコレとか,やめたくなりますよ〜仕事〜。

 いや,「仕事が終わってから,じっくり遊べばいいじゃない」ってのも分かるんですけど,やっぱりゲーマーとしては,発売日当日に遊ぶ“ライブ感”みたいなものは味わいたいじゃないですか。とくに楽しみにしている作品でそれが叶わないと,結構な精神的ダメージが……。
 あ,劇場版「STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」も観に行きたいんだった! グワーッ! いっそラクにしてくれー! ネタバレはやめてー!

画像集#004のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」
次回,アニゲラのゲストはカレースタンド「PLUCK」の店長と,「華麗なる食卓」で有名な漫画家のふなつ一輝先生です
画像集#005のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」
ふなつ先生が我々の似顔絵を描いてくれました!


画像集#002のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」

画像集#006のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」
画像集#007のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」
 RADIO 4Gamerの第160回では,スクウェア・エニックスより発売されたばかりの「TOMB RAIDER」を特集。本作は世界的に有名なアクションアドベンチャー「トゥームレイダー」シリーズの最新作にして,主人公ララ・クロフトの最初の冒険を描いた作品となっています。番組ではしこりん(岡本信彦さん)と二人で,本作の大きな特徴である謎解き要素に挑戦しました。

 しかし,ララさん随分と美人になって……いや,作品の時系列的には本格的な冒険家になる前の話なので,「まだスレていなかった頃」と表現するのが正しいんですかね。なんせ年齢が21歳……21歳!? なんてこった……いつの間にかララさんよりも年上になっちまった……。



画像集#003のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第154回「どろろを語るトゥームレイダーの華麗なる食卓」

 以前「あしたのジョー」の話をしたときにも書きましたが(関連記事),俺は親父が漫画好きだった影響で,さまざまな名作を読んで育ったんですよ。とくに手塚治虫先生の作品は,長編から短編まで大量に読み漁ってきました。その中でもガキの頃から一番好きなのが「どろろ」で,何度も読み返しました。
 それで最近,また文庫版を購入して十年ぶりくらいに読み返したのですが,やはりとてつもなく面白い……。荒れた戦国の世を舞台に,実の親によって身体の48か所を魔物の生贄に捧げられた主人公,百鬼丸。そして,彼が自らの身体を取り戻すために魔物を狩る旅をしている最中に出会った幼い泥棒,どろろ。腕も足も目玉も鼻も,木彫りや焼き物でできた作り物で,義手に刀,義足に焼け水(硫酸かなにか?)などを仕込んで魔物と戦う百鬼丸の設定が衝撃的で,心底シビレました。
 しかし連載当時,本作のダークな雰囲気は少年漫画として受け入れられなかったのか,残念ながらすべてのエピソードを描き切る前に打ち切りとなってしまったんです。ホント,現代でも十分に通用する面白さなんですが,手塚先生は未来に生き過ぎていたんでしょうね……。

 話を戻しますが,それを久々に読み返したことでにわかに「どろろ」熱が再燃しまして,「ちゃんと完結した『どろろ』が観たい!」という欲求が沸いてきたんですよ。そこで,衝動的にアニメ版DVD「どろろ Complete BOX」を買っちゃいました。
 実はアニメ版も,ガキの頃にケーブルテレビの再放送で観ていたんですが,全話チェックできたかどうかは記憶が曖昧なんですよね。恐らく,最終回までは観ていないはず。このアニメ版では,原作にはなかった魔物との戦いも描かれているんですが,アニメも人気が振るわず打ち切られておりまして……! 原作もアニメも完結していないとか,もし俺が連載当時に生まれていたら,怒りのあまり暴動を起こしていた可能性すらありますわ。
 ただ,モノローグで締められてしまった原作とは違い,アニメ版は一応の決着が描かれているので,それだけが救いです。いや,あのエンディングが“救い”なのかどうかは,色々と考えさせられる部分なのですが……。

 ちなみに「どろろ」,やはり俺と同じような潜在的ファンがかなり多かったようで,1989年にPC用アドベンチャーゲーム,2004年にPS2用アクションアドベンチャーゲームとしてリリースされています。どちらも原作を補完する内容になっており,ファンとしては非常に嬉しい作品です。さすがにPCゲーム版は現在入手困難なので詳細は分からないのですが……PS2版はかなり出来が良いと聞いているので,いずれプレイしたいと思っております。
 ただ,PS4の話題が聞こえてきているっていう時期に,PS2を引っ張りだすのは正直おっくうですよね……。PSアーカイブスで配信してくれないものでしょうか……。あ,ちなみに百鬼丸のボイスは杉田智和さんが担当していたりします。どろろ役は大谷育江さんだし,ナイスなキャスティングですよね。とくに杉田さんがどんな百鬼丸を演じているのか気になるんだよなぁ。

 なお,2007年には実写映画が作られたり,原作を元にした続編「どろろ梵」の連載が始まったりしています。映画に関しては,原作とかなり設定が違うので,個人的には「どろろ」を原案にしたオリジナル作品というイメージなんですが,「どろろ梵」のほうは舞台が現代になっていたり,百鬼丸が転生して女になっていたり,どろろに至っては……。色々と衝撃的な作品でした。
 なにやらハリウッド映画化も決まっているらしいんですが,どうせなら今再びアニメでリメイクしてくれないものかと考えてしまいますなぁ……。アニメでしゃべる杉田さんの百鬼丸……観たい……!!
 きっと俺の連載をチェックしているような人は「どろろ」も好きだろうと(勝手に)思っていますが,もし読んだことがないという人がいたら,ぜひ。再び「『どろろ』おもしれー!」っていう空気を世の中に広めて,偉い人に「今ならアニメ化いけんじゃね?」って思わせる手助けをしてくだされ!
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