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  • 発表日:2010/11/09
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GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
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印刷2011/10/07 00:00

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GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール

画像集#006のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
画像集#002のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
説明会の冒頭で登壇したNVIDIAの高橋一則氏。高橋氏によれば,このGIGABYTE Tech Tour 2011は,GIGA-BYTEとNVIDIAとが協業し,世界各国で開催してきたとのこと
 2011年10月6日,GIGA-BYTE TECHNOLOGY(以下,GIGA-BYTE)と同社の販売代理店であるCFD販売は共同で,東京・秋葉原の秋葉原UDXにおいて「GIGABYTE Tech Tour 2011」と題した報道関係者向け説明会を開催。GIGA-BYTE製グラフィックスカードが採用する技術や機能などを紹介した。

 そのなかで,GIGA-BYTE製グラフィックスカードの特徴として3つのポイントを挙げている。それは同社マザーボード製品でもよく見かける独自規格の「Ultra Durable」,搭載しているGPUクーラーの「WINDFORCE」,そしてオーバークロックされたグラフィックカード製品が属する「Super Over Clock」シリーズだ。順に見ていこう。

画像集#003のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
GIGA-BYTEのEtien Tsai氏(Specialist III, Marketing Department, Graphics Card Sales & Marketing Division)
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GIGA-BYTE製グラフィックスカードの特徴を説明するCFD販売の倉本豊和氏(玄人志向マーケティンググループ)


●Ultra Durable


Ultra Durableのランクと製品との対応を示した表
画像集#007のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
 Ultra Durableは,GIGA-BYTEの独自品質規格である。最近では,GIGA-BYTE製のマザーボードやグラフィックスカード中上位モデルのほとんどが対応しているので,知っているという読者も多いだろう。
 グラフィックスカードにおけるUltra Durableは,3つのランクに分けられている。日本製固体コンデンサとフェライトコアもしくはメタルチョーク,低RDS MOSFETを採用していることが条件となる「Ultra Durable 2」。これは,マザーボードUltra Durable 2と同じ条件となる。
 そして,Ultra Durable 2に加えて2オンスの銅箔PCBを採用したものが「Ultra Durable VGA」となり,Ultra Durable VGAに加えて電流ノイズリダクション効果が高いと謳われるNECトーキン製「プロードライザ」をさらに採用したものが「Ultra Durable VGA+」だ。

 説明会では,Ultra Durable VGA+に準拠したGIGA-BYTE製「GeForce GTX 560」搭載カード「GV-N560GSO-1GI」を例に解説が進められた。このGV-N56GSO-1GIは,6フェーズの電源回路を搭載しているのも特徴で,基板上に設置されているLEDの点灯でフェーズ利用状況が分かるようにもなっているそうだ。

GV-N560GSO-1GIの特徴。6フェーズ電源回路とプロードライザが採用されている
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●WINDFORCE


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WINDFORCEクーラーの種類。ファンの数と形状で4種類が存在する
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GV-N560GSO-1GIの製品ボックス
 WINDFORCEは,GIGA-BYTE製グラフィックスカードが搭載しているGPUクーラーの名称だ。WINDFORCEの名前を冠するには,風の流れが乱れないようにする傾斜付きフィン超静音PWMファン純銅製ヒートパイプの3つを採用しているのが条件となる。
 搭載しているファン数が2基なら「WINDFORCE 2X」,3基なら「WINDFORCE 3X」となる。さらにそれぞれのクーラーでフィンの傾斜が異なるモデルが用意されており,現在のラインナップは計4種類となっている。

 ちなみに,どのWINDFORCEクーラーが採用されているかを知るには,製品ボックスを見るのが一番早いそうだ。フィンの傾斜方向と風の流れ方が記載されているので,購入前に確認してみるといいだろう。

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平行傾斜が採用されているWINDFORCE 2Xクーラー
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こちらはWINDFORCE X3クーラー。外方向傾斜が採用されているモデルだ

WINDFORCE X2クーラーを搭載するGV-N560GSO-1GIの冷却力と静音性がアピールされていた
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●Super Over Clock


Super Over Clockシリーズの製品が搭載しているGPUは念入りに選ばれたものが採用されているのだという
画像集#015のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
 Super Over Clockは,GIGA-BYTE製グラフィックスカードでオーバークロック設定が施された製品のなかでも,動作クロックの向上率が高い製品が属している製品シリーズである。
 このSuper Over Clockシリーズに属する製品には,GPUを入念に選別する工程である「GPU Gauntlet Sorting」をクリアしたものが採用されているという。そのため,同シリーズの製品は高いパフォーマンスを発揮できるとアピールしていた。

 ここではその一例として,GIGA-BYTE製「GeForce GTX 580」搭載カード「GV-N580SO-15I」を紹介。GV-N580SO-15Iは,GIGA-BYTEが世界で最も高速と謳っているグラフィックスカードで,ハードウェア設計にも特徴があるという。

GV-N580SO-15が搭載するDual BIOSは,片方のBIOSに液体窒素冷却向けの設定が書き込まれている
画像集#018のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
 そのなかでも特徴的なのが「Dual BIOS」。これは,BIOSを2つ備えているというGIGA-BYTE製マザーボード製品ではお馴染みの機能だが,面白いのが片方のBIOSに液体窒素冷却向けの設定が書き込まれている点だ。世界で最も高速と謳われるグラフィックスカードらしいといえる機能で,そちらのBIOSを選択すると,GPUの伝電圧の調節制限や,メモリ電圧調節制限などが解除され,急激に冷却した場合に遅延が発生する「Cold Bug Issue」も回避できるとのこと。カードを冷却しすぎても不安定になることがないとアピールしていた。

 そのほか,12フェーズの電源回路を備えていたり,5基のプロードライザを搭載していたり,3連ファン仕様のWINDFORCE 3Xクーラーを採用していたりといった点もGV-N580SO-15Iの特徴とのこと。

GV-N580SO-15Iが採用するWINDFORCE 3Xクーラーの構造を示したスライド(右)とその冷却性能を表したスライド(左)
画像集#019のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール 画像集#020のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール

 といったように,GIGA-BYTE製グラフィックスカードの特徴や機能が紹介されたわけだが,高品質や高い冷却性能が謳われる製品では,動作の安定性や安心感が得られるだろう。とくにゲーマーにとってのグラフィックスカードは,最も重要なパーツであると共に,大きく負荷がかかる部分なだけに,高品質が謳われている製品を選ぶのは十分アリといえそうだ。


バトルフィールド3のデモプレイも披露


Steven Zhang氏(Technical Marketing Engineer, NVIDIA)
画像集#005のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
 説明会の最後には,NVIDIAのSteven Zhang(スティーブン・ザン)氏が登壇し,「ゲームの秋」と題した今秋の注目タイトルを紹介するプレゼンテーションを行った。

 Zhang氏は,GamescomやMajor League Gaming,東京ゲームショウなどで開催されたゲームトーナメントを紹介。今秋はPCゲーマーにとって期待作が多いとして,現在オープンβテストが行われている「バトルフィールド3」のデモプレイを披露した。また,このオープンβテストへの最適化が謳われている「GeForce Driver 285.38 Beta」を合わせてアピールしていた。

「今秋は注目作が多い」とZhang氏。そのなかから,現在オープンβテスト中であるバトルフィールド3をプレイして見せた
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OC Guruを用いたオーバークロックデモの様子
画像集#021のサムネイル/GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
 そのほかZhang氏は,GIGA-BYTE独自のオーバークロックユーティリティ「OC Guru」を用いてGV-N560GSO-1GIのコアクロックを1GHzで動作させるデモも見せてくれた。Zhang氏によれば,OC Guruは,スライダーで各動作クロックを変更するタイプになっているので操作しやすいとのことだ。

日本ギガバイト公式Webサイト

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