「NEWラブプラス」アングル＆ズーム自在，でも大切なのはコミュニケーションの写真撮影機能を紹介。データの引継ぎ＆新規「夢イベント」の情報も公開に

　「人を相手にする場合，良い撮影をするために必要なのは，カメラのテクニックではなく会話のテクニックである」という話を，プロのカメラマンに聞いたことがある。被写体となる人のリラックスした表情や魅力的な写真を撮りたいと思うならば，この言葉を信じるべきだろう。

　しかし，この素晴らしい助言をくれたカメラマンも，まさか自分の助言がゲーム内で活かされることになるとは，さすがに思っていなかったはずだ。

　本日（2011年6月23日）付けでKONAMIは，同社が2011年秋に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフト「NEWラブプラス」の最新情報を公開した。公開されたのは，“カノジョ”を被写体とした写真撮影機能に関する情報なのだが，この機能がジャイロセンサーをフィーチャーし，さらに「ラブプラス」が題材となったおかげで，どうやらとんでもないことになったようだ。

　今回はまずこちらから紹介していくが，続けてニンテンドーDS版「ラブプラス＋」からのデータの引継ぎに関する情報と，新規「夢イベント」のシチュエーションについてもお伝えしていくので，ぜひ最後まで目をとおしてほしい。

　というわけでさっそく，最新のスクリーンショットを交えつつ，2次元と3次元の壁を本当に破壊しかねない写真撮影機能について紹介していこう。

ジャイロセンサーがすごい

　NEWラブプラスでは，ジャイロセンサーが“カレシ”の目線として考えられている。“カレシ”は3DS本体を持って体を動かすことで，そこにいると仮定される“カノジョ”をさまざまな角度から見ることができるため，“カノジョ”の存在をよりリアルに感じられるという。たとえば，“カノジョ”の背中を見ようと思ったら，実際に回りこむように動く必要があるのだ。ただ，上下のアングルはその場で3DSを縦に動かせばいいらしい。上から俯瞰的に見たいときは，3DSを地面に向けるといったイメージでいいだろう。
　「NEWラブプラス」は，このようにジャイロセンサーとカメラを使って，自分の目線とカメラが連動するインターフェースを持っているのだ。

こんなアップでも……

こんなアングルからも！

　そして，この目線を利用した撮影を，彼女とのコミュニケーションの一環として楽しめてしまうというのが今回の目玉である。撮影自体は至って簡単で，Lボタンでカメラを起動し，Rボタンまたは下画面タッチでシャッターを切るだけ。アナログパッド，またはタッチ操作でズームもできるという。
　　

　実際のデジタルカメラにかなり近い操作感が得られそうなNEWラブプラスのカメラだけに，手ブレにも注意しなければならない。シャッターを押すときに，3DSを持っている手がプルプルしてしまうと，撮った写真もピンボケになってしまうのだとか。

ブレブレだけど，これはこれで可愛いのでは……

　撮影した写真は「アルバム」に保存され，メインメニューの壁紙として使用したり，サムネイル化したものを名刺に添付して通信で交換したりもできるという。ゲーム内のとあるイベントや催しでは，撮った写真を使うこともあるとのことだが，何に使うのかは現在のところ不明。なんとなく想像できそうなのは，たとえば学校内やとわの市内で写真コンテストが開かれるとかそういった類のことだが……これについては続報を待ちたい。

　このほか，SDカードへの書き出し機能の搭載も検討中らしく，実装されればPCやそのほかのデバイスとの連携も可能になりそうなので，個人的には全力で期待したい。

目的は「撮影」ではなく，あくまで「コミュニケーション」

　もし，読者の皆さんが突然カメラを向けられたらどうするだろうか。カメラを構えているのが気の知れた人ならばピースをするかもしれないし，逆にあまり仲良くない人ならば慌てて顔を隠すかもしれない。あるいは，そのときの機嫌次第ということもあるだろう。


　「NEWラブプラス」の“カノジョ”も，この点は基本的に同じようだ。レンズを向けているのが仲の良い“カレシ”で，しかもデート中とかであれば喜んで笑顔を向けてくれるし，逆に喧嘩中なんかであればツンとした態度をとられてしまう。撮影をするときは，相手の気持ちを考え，しっかりと会話をしてからのほうがいいかもしれない。

　また，“カノジョ”はシャッターを切った回数や注視点，タイミングによってもさまざまな反応を起こすため，たとえば胸元や下半身ばかりを見つめていると，怒られてしまうこともあるようだ。

普通にカメラを向ければピースくらいはしてくれるかも？

　当たり前だが，NEWラブプラスの“カノジョ”は，モデルなどではなく，ごく普通の女子高校生だ。つまり，写真撮影に慣れているなんてことはなく，ましてやグラビアアイドルのようにポーズをとることもない。しかし“カレシ”の撮影がうまくなり，“カノジョ”が被写体に慣れてくれば思わぬポーズを見られることもあるという。

　3DSの音声入力にも対応しているので，「かわいいよ！」「いいね！」「らくにしよう」「こっち！」などと声をかけながら撮影することも，良い表情やポーズを引き出すコツなのだとか。

スカートや髪の毛がなびく表現には，物理演算が用いられているとのこと

　なお，撮影するときの場所はもちろん，時間や天候によっても構図や出来上がりの写真が変化することも明らかになっている。具体的にはよく分からないが，KONAMIによれば「なにしろ，とわの市は海と山がある為，風が強い日もありますので……」とのこと。うーむ，大変興味深いお言葉。あ，ちなみにこの情報と一緒にスカートを抑えてるマナカのSSが一緒に添付されていた。

　あ，忘れてた！　写真撮影をするためには，ゲーム内でカメラを手に入れなければならない。次回はそのあたりも説明されるとのことなので，続報をお楽しみに！

セーブデータの引継ぎには3DSのDLツールを使用

　さて，ニンテンドーDS版「ラブプラス」や「ラブプラス＋」からの“カレシ”達にとっては大変気になるセーブデータの引継ぎについては先日もお伝えしたが，その続報が届いた。
　これはニンテンドーeショップでダウンロード販売される専用ツールが必要になるとのことだ。ツールの名称は未定だが，価格は200円（税込）になる予定だという。

　価格設定は，ニンテンドーeショップにはサードパーティのダウンロードソフトを無料で配信するサービスが用意されていないため，現状の最低価格である200円になったとのこと。またこのツールには，「ラブプラス」シリーズをプレイしたことのない人でも楽しめるようなオマケが用意される予定だ。オマケの内容はまだ明らかでないが，来月以降に発表されるとのことなので，楽しみに待っていよう。

マナカさんを筆頭にはっちゃけすぎ……

新規「夢イベント」をちょっとだけ紹介

「一番くじ プレミアム NEWラブプラス」
原型製作：トイテックDTC
サイズ:全高約10cm
※写真画像の商品は、監修中のものです

　最後はやっぱり夢のある話で締めたいということで「夢イベント」の紹介をさせていただこう。夢だけにね！　……はい。

　「夢イベント」といえば，特定の条件を満たすことで，描き下ろしイラストと個別シナリオでもっていつもとは違う“カノジョ”を堪能できるという，ちょっとレアなイベントだ。今回は，「NEWラブプラス」で追加される新たな「夢イベント」のシナリオと見どころ，そしてキャラクターデザインを担うミノ☆タロー氏からのコメントを，1カノジョ1シーンでお届けしよう。

　ちなみに，これらの「夢イベント」のシチュエーションをモチーフにした「一番くじ」の開発も進んでいるとのことで，今回はそのサンプル写真も一緒に届いてる。発売時期などはまだ明らかでないが，ナウいマナカを手のひらの上で転がせる日はそう遠くなさそうである。

【マナカ夢イベント『ギャルマナカ』】

ストーリー）
こんな夢を見た。
マナカと某ギャルの聖地でデートをすることに。しかし待ち合わせ場所に現れたのは、いつもの清楚なマナカとはかけ離れたギャルマナカだった！
髪を染め、派手なアクセサリーやリボンを身につけ、スカート丈も短く、メイクまでしていて、「こんなのマナカじゃない！」と驚く主人公をよそに、マナカの口からは容赦なくギャル言葉が飛び出すのだった。
しかしよくよく聞いてみれば、どうもギャル言葉はたどたどしいし、使い方も間違っている。どうやらマナカなりに何か理由が有るようなのだが…？


ミノ☆タローコメント）
イチ押しイベントです！というかですね、ギャルと関わる機会なぞないので街行くギャルを観察して描きました。捕まらなくてよかった！ 研究の成果ともいえる鬼カワなデコ電など、小道具にも注目して下さい。

ポイント）
マナカのたどたどしいギャル言葉にキュン死確定！？
（実際、早見さんのたどたどしい間違ったギャル言葉が本当に可愛いです！）


【リンコ夢イベント『格ゲーリンコ』】

ストーリー）
こんな夢を見た。
ふと気がつくと、主人公は「小凛」（シャオリン※読みは適当設定です。）という格闘家と対峙していた。どうやら格闘大会の真っ最中である。
この女性格闘家、小凛こそが言わずもがなリンコである事に気がつく主人公。小凛の猛攻に対しても、やはり自分のカノジョなのだから反撃など出来る筈も無い。そんな主人公の気持ちに気付く事も無く小凛の攻撃は激しさを増して行き…。


ミノ☆タローコメント）
格闘のキャラクターって絶対、中華服着た女の子いますよね？
だから必然的にチャイナ服になりました。刺繍とか細かいデザインなのですが、イラストではまったくわかりませんね。何故か背景の中華飯店の豚の丸焼きにこだわった1品です。謝謝。

ポイント）
ノリノリでテンションの高い凛子が見物です！　ちなみにどう見ても小キックに見えない技を繰り出します。
ただ実は、この夢イベント自身がとある隠し要素への伏線になっていて、きっとかなり驚かれると思います！いずれご紹介できる時も来ると思いますが、今からお楽しみに！


【ネネ夢イベント『お天気お姉さん』】

ストーリー）
こんな夢を見た。
ふと気がつくと、天気予報の屋外ロケの真っ最中である。どうやら主人公はプロデューサーらしい。目の前にはお天気お姉さんになったネネが一生懸命愛くるしい笑顔を振りまいて天気予報をしている。その傍らには番組のマスコットキャラクター「ゲロ丸くん」が。不気味なゲロ丸くんが原因なのか、どうやら番組は低視聴率に喘いでいるらしく、これ以上視聴率が下がると打ち切りになってしまうとの事で、スタッフ達も焦りが隠せない。
そんな中、ネネは健気に主人公と一緒に作り上げたこの番組を守ろうと必死で頑張るのであった。
そして主人公は、究極の決断を求められる。ネネの演出をお色気路線に変更して視聴率を取るか？カノジョを守るか？…その刹那、謎の一陣の神風がネネに襲い掛かり…。


ミノ☆タローコメント）
最初はスタジオでの設定だったのですが、悪戯な暴風は必須！と勝手に野外設定に変更しました。ポイントはフカフカマイクとピンクの半透明な傘かな？
低予算で作られた着ぐるみのゲロ丸くんもキュートです。

ポイント）
神風の正体が何なのか？そして何が起きるのか？？それは是非遊んでみてください！そう、マイクに息を吹きかけてみると…！？
そして不気味なキャラクター「ゲロ丸くん」の意外な活躍にも注目です！

※画面は開発中のものです。
※画面写真は、2D表示のものです。ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。

「NEWラブプラス」公式サイト

■関連商品

●figma 高嶺愛花

愛花だよ、一緒に帰ろ♪


大人気ゲーム『ラブプラス＋』より、文武両道のお嬢様「高嶺愛花」がfigmaで登場！
スムーズ且つキチッと決まるfigmaオリジナル関節パーツで、劇中のあらゆるシーンを再現。要所に軟質素材を使う事で、プロポーションを崩さず可動域を確保。表情は「通常顔」に加え、「照れ顔」と「キス顔」をご用意しました。

「通学カバン」や「ラケットケース」、「逆ピース手」をはじめ、「交換用リボン」や「ウサギ耳カチューシャ」といった小物をお付けします。さらに、「交換用頭部」によりショートヘアに差し替え可能。キスシーンを演出する「つま先立ち」パーツも付属と、様々なシチュエーションをお楽しみいただけます。
さまざまなシーンを可能にする可動支柱付きのfigma専用台座が同梱。

商品詳細
商品名（ふりがな）figma 高嶺愛花 (ふぃぐま たかねまなか)
作品名 ラブプラス＋
メーカー マックスファクトリー
カテゴリー figma
価格 3200円(税込)
発売時期 2011/09
仕様 ABS&PVC 塗装済み可動フィギュア・ノンスケール・専用台座付属
全高 約135mm
原型制作 マックスファクトリー・浅井真紀
発売元 マックスファクトリー
販売元 グッドスマイルカンパニー
（C）Konami Digital Entertainment

●TFC「BEACH　QUEENS」シリーズ　


・ 製品名：高嶺 愛花
・ 価格：税込3990円（税抜3800円）
・ 材質：PVC製完成品
・ サイズ：1/10スケール（全高：約16cm）
・ 原型製作：HOKUSOH
・ 2011年7月発売予定
(C)Konami Digital Entertainment
本商品は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントとの契約により許諾された権利を使用して、株式会社ウェーブが製造したものです。

ますます盛り上がりを見せる国民的超人気作「ラブプラス」より、姉ヶ崎寧々、小早川凛子に続いて高嶺愛花が遂にBEACH　QUEENSシリーズに登場！文武両道の優等生で、箱入りのお嬢様である愛花を愛らしい仕草で魅力的にフィギュア化致しました。
本製品は表情パーツが2種類付属しており、組換でどちらにすることも可能。頭部にシリーズ統一のネックジョイント【Ｈ】規格を搭載しており、可動させることで微妙なしぐさの変化を楽しむことができるようになっています。

ニンテンドーDS用ソフト
「ラブプラス＋」が
お買い求めやすいベストセレクションになって発売！

商品名：ラブプラス＋ ベストセレクション
発売日：6月23日（木）
価格：1,980円（税込）

「ラブプラス＋」公式サイト