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【速報】[GTC]NVIDIA,次世代GPUアーキテクチャ「Kepler」「Maxwell」の存在を公表
同氏は,2011年後半の投入を予定している次世代アーキテクチャ「Kepler」(ケプラー,開発コードネーム)で,消費電力あたりの倍精度浮動小数点演算性能(GFLOPS/Watt)をTesla(GT100)比で5倍に高めると予告する。Keplerでは,TSMCの28nmプロセスを採用する最初の顧客になる予定であることも明らかにされた。
またHuang氏は,2013年の投入を目指し,バーチャルメモリなどの新技術を盛り込む次々世代CUDA GPUアーキテクチャ「Maxwell」(マクスウェル,開発コードネーム)を開発中であることも公表。Maxwellにおける消費電力あたりの倍精度浮動小数点演算性能は,Tesla比で16倍,Fermiと比べて10〜12倍に達するという見通しも示している。
なお,同氏はKeplerやMaxwell世代でも,ハイパフォーマンスコンピューティング用ソリューションを投入した3か月後には,これらの新アーキテクチャをグラフィックス製品に落とし込む意向を示している。引き続き,GeForceやQuadroといったグラフィックス製品の高性能化は進むことになるわけだ。
なお,GTC 2010では,250以上のテクニカルセッションが設けられ,ハイパフォーマンスコンピューティングやパラレルコンピューティングのみならず,グラフィックスやビデオ関連の最新技術なども公開される見込みとなっている。
GTC 2010公式サイト(英語)
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