イベント
PSO2公式大会「アークスグランプリ決勝」が開催。コスプレイヤーやライブが彩った「ファンタシースター感謝祭2014」決勝会場の模様と合わせてレポート
本イベントは今年6月から東京/大阪/福岡/札幌/名古屋の全国5都市で開催されており,同会場で予選が行われてきた公式タイムアタック大会「アークスグランプリ」もいよいよ決勝大会を迎えることになった。「PSO2」最速アークスが決定した熱戦を中心に,会場を華やかに彩ったコスプレコンテストや光吉猛修氏が出演したセッションライブなどの模様をレポートしよう。
なお,「PSO2」の冬に向けてのロードマップや,PS Vita用ソフト「ファンタシースター ノヴァ」との連動要素などが発表された「PSO2放送局」ステージの模様は「こちら」の記事をチェックしてほしい。
■関連記事
・「ファンタシースター ノヴァ」のバトル体験版が8月12日に配信決定。EPISODE3の続報も明らかになった「ファンタシースター感謝祭2014」名古屋会場レポート
・「ファンタシースター感謝祭2014」“アークスグランプリ”名古屋大会予選をレポート。PC部門では前人未到の2分を切るタイムも
・大変革の大型アップデート「EPISODE3」の詳細が明らかになった「ファンタシースター感謝祭2014」札幌会場をレポート。「ファンタシースター ノヴァ」の実機プレイも披露
・「ファンタシースター感謝祭2014」“アークスグランプリ”札幌大会予選は個性豊かなチームが揃ったハイレベルな戦いに
・スロットマシンや射的ゲームが楽しめる「カジノエリア」の情報が明らかになった「ファンタシースター感謝祭2014」福岡会場ステージレポート
・「ファンタシースター感謝祭2014」“アークスグランプリ”福岡大会は熱戦の連続!
・新惑星ハルコタンの詳細が明らかになった「ファンタシースター感謝祭2014」大阪会場ステージレポート
・前回大会の優勝チームも参戦! PSO2公式全国大会「アークスグランプリ」の大阪大会予選をレポート
・「バーチャロン」コラボをはじめ,「PSO2」の最新情報が多数発表された「ファンタシースター感謝祭2014」のステージをレポート。「PSO2es」や「ファンタシースター ノヴァ」の新情報も公開
・「PSO2」公式全国大会「アークスグランプリ」の東京大会予選をレポート。酒井智史氏と木村裕也氏,菅沼 裕氏への合同インタビューも
「ファンタシースターオンライン2」公式サイト
「ファンタシースターオンライン2 es」公式サイト
「ファンタシースター ノヴァ」公式サイト
「アークスグランプリ」のセミファイナルでは
初見のダーカー100体組み手が立ちふさがる
「アークスグランプリ」は,PC部門とPS Vita部門で開催された。PC部門は4人,PS Vita部門は2人のプレイヤーがチームを組み,運営側が用意したキャラクターによって,大会専用クエストのクリアタイムを競い合う。決勝会場のファーストステージは予選と同じクエストだが,セミファイナルとファイナルは直前までクエストの内容が分からないというスリリングな趣向となっている。これまでの予選の上位2チームに加え,当日予選を勝ち抜いた2チームが決勝会場の出場資格を獲得し,それぞれの部門の優勝を目指した戦いが繰り広げられた。
●ファーストステージ
ファーストステージのクエストは,予選と同じく「アークスGP2014予選」だ。4チームが同時にプレイしてタイムを計測し,全チーム中の4位までがセミファイナルに進出することになる。
PS Vita部門では,2分5秒12という好記録を叩き出した「レアドロップなんて無かった」をはじめ,名古屋代表でライバル同士でもある「所持金が不足しております。」「ぶた」,そして当日予選を勝ち上がってきた「Clover Club」がセミファイナルへと駒を進めた。
■PS Vita部門 ファーストステージの結果
1位:レアドロップなんて無かった(大阪1位)
2位:所持金が不足しております。(名古屋2位)
3位:Clover Club(当日予選2位)
4位:ぶた(名古屋1位)
PC部門のファーストステージを勝ち上がったのは,1分52秒42という抜きんでたタイムを記録した「chaser」,ガンナーの優れた仕事ぶりが光った「TACO」,昨年の準優勝チームである「魔法熟女いぬじる★ミツコ」,そして接戦となった第2回戦を制した「ちくわ。」となった。
■PC部門 ファーストステージの結果
1位:chaser(東京2位)
2位:TACO(北海道2位)
3位:魔法熟女いぬじる★ミツコ(北海道1位)
4位:ちくわ。(大阪1位)
●セミファイナル
それぞれのチームには開発陣によるプレイムービーが提供されたものの,もちろんプレイ自体はぶっつけ本番だ。いずれのチームも初挑戦であり,第2試合の出場チームが第1試合を観戦できないようになっていたため,日頃から培ってきた地力が頼りとなる。
声優の会 一太郎さんと,「アークス候補生」の高野麻里佳さん,小原莉子さん,高木友梨香さんがこのクエストに挑戦したところ,8分29秒42というタイムを記録しており,セミファイナル進出チームがどのように戦うのかが注目された |
PS Vita部門 第1試合 Clover Club(当日予選2位):ブレイバー/ファイター 所持金が不足しております。(名古屋2位):ブレイバー/ファイター | |
PS Vita部門 第2試合 ぶた(名古屋1位):ブレイバー/ブレイバー レアドロップなんて無かった(大阪1位):ブレイバー/ファイター |
PS Vita部門の第1試合は,奇しくも名古屋会場のセミファイナルと同じカードになったが,4分14秒63というタイムで「Clover Club」がリベンジに成功した。
第2試合は,ファーストステージ4位の「ぶた」と,同1位の「レアドロップなんて無かった」の組み合わせ。この戦いは,ブレイバー/ブレイバーというチーム構成の「ぶた」が3分28秒76で勝利している。
PC部門 第1試合 魔法熟女いぬじる★ミツコ(北海道1位):ファイター/ファイター/テクター/ブレイバー TACO(北海道2位):ファイター/テクター/ブレイバー/ガンナー | |
PC部門 第2試合 ちくわ。(大阪1位):ファイター/ガンナー/テクター/テクター chaser(東京2位):ファイター/ファイター/テクター/ガンナー |
PC部門の第1試合は北海道代表同士が激突した。初めてのクエストにも関わらず,そつなく戦う「TACO」のプレイが光ったが,「魔法熟女いぬじる★ミツコ」はファイターのオーバーエンドで逆転すると3分4秒37のタイムで勝利。昨年に続いての決勝進出を決めている。
第2試合は両チーム共に互角の展開が続いたが,ここでもやはりファイターのオーバーエンドが鍵となり,ジリジリとリードを広げていったchaserが決勝へと駒を進めた。
ハーフタイムショーでは光吉猛修氏が熱唱
光吉氏の歌声はとにかくパワフル! |
セッションライブの助っ人として駆けつけた小林氏 |
小原さんはギターソロを披露した |
高野さん(左)と高木さん(右)が観客と一緒に熱唱! |
携帯電話やスマートフォンのライトをサイリウム代わりにして,会場には無数の光が舞い踊った |
「コスプレコンテスト」も開催され,多数のコスプレイヤーが自慢の衣装を披露した。「PSO2」ならではの華麗な衣装と独特なフォルムの武器を,どの出場者も見事に再現していた |
ファイナルは「ダークファルス・ルーサー」との死闘!
ファイナルのクエストは,アポス・ドリオス戦後にダークファルス・ルーサー戦が控えているという内容だ。タイムアタック用に通常よりもHPが少なくなっているほか,アポス・ドリオスは尻尾振りを行わない,ダークファルス・ルーサーはミラージュが入らないといった特別仕様となっているものの,過酷な戦いであることは間違いない。
PS Vita部門のファイナルは,ファーストステージ4位から決勝進出を果たした「ぶた」と,2度の予選敗退を経て,当日予選から這い上がってきた「Clover Club」の組み合わせ。「ぶた」は初挑戦のクエストでありながら,アポス・ドリオスを秒殺すると,ダークファルス・ルーサーには腕を攻撃してダウンを奪い,コアに大ダメージを与えることに成功。反撃をものともせず,2回めのコア攻撃でトドメを刺して,3分17秒38のタイムで優勝をつかみ取った。
PC部門のファイナルは,ハイレベルな接戦となった。「魔法熟女いぬじる★ミツコ」と「chaser」がほとんど同時にアポス・ドリオスを倒し,ダークファルス・ルーサー戦に突入すると,「chaser」はコアが露出する位置で待ち構えて猛攻撃を仕掛けた。この作戦でリードした「chaser」が,その後もミスの無いプレイで勝利を収めている。
PS Vita部門の優勝チーム「ぶた」(右),準優勝チーム「Clover Club」(左)。前者には水野暁一氏のイラスト色紙と記念トロフィー,アイテム作成権,ACと「全国優勝記念のトロフィー」(ルームグッズ)が,後者には記念盾とAC,「全国準優勝記念のトロフィー」(ルームグッズ)がそれぞれ贈られた |
PC部門の優勝チーム「chaser」(写真左),準優勝チーム「魔法熟女いぬじる★ミツコ」(写真右)。両チームには,PS Vita部門と同じく賞品が贈呈された |
最後に,酒井氏は「昨年の感謝祭の後,HDD問題などがありましたが,ユーザーの皆さんの温かい支えに助けられました。これからも,もっと面白い『PSO2』を作り,10年,20年と続けていけるゲームにしたいです」と挨拶し,5都市6会場を駆け巡ってきた「ファンタシースター感謝祭2014」を締めくくった。
本稿の締めとして,イベント終了後に行われた酒井氏と木村裕也氏(PSO2シリーズディレクター)の合同インタビューをお届けする。
――感謝祭を終えられたばかりですが,今の感想はいかがですか。
木村氏:
非常に楽しかったです。アークスグランプリ,コスプレコンテスト,そしてアップデートの発表に喜んでいただいているユーザーさんの姿を見ること。一つ一つが本当に楽しかったですね。
酒井氏:
「PSO2」は,良いユーザーさんに恵まれているとつくづく思いました。
――「アークスグランプリ」決勝の感想は?
木村氏:
今年は当日予選を行いましたが,そこから勝ち上がったチームがPS Vita部門のセミファイナルまで勝ち残るなど,実施した意義のあるものになったと思います。PC部門はハイレベルな戦いの連続で,見応えがありました。
酒井氏:
ファイナルでは1位と2位のタイムに差が出ましたが,これはちょっとしたボタンのかけ間違えのようなものです。あらためてゲームというものの奥深さを感じることができました。
――今年の感謝祭で,やり残したことはありますか。
酒井氏:
今はありませんが,あとから出てくると思います。「PSO2」をプレイしていただいているユーザーさんの中で,感謝祭に来られているのはまだ一握りだと思っています。感謝祭の楽しさを知ってほしいと思いますし,ユーザーさん同士の交流の場としての側面を強化したいですね。
ユーザーさんからは「来年も開催してください」という言葉もいただいています。感謝祭が根付いてきた実感はありますので,とにかく頑張って来年も開催できるくらいの盛り上がりを作れれば,と思います。
――最後にメッセージをお願いします。
木村氏:
感謝祭に足を運んでいただいた皆さんには,本当にありがとうございました。DDoS攻撃に遭った際も,温かい応援の言葉をいただきました。これを糧に運営,開発を頑張っていきますのでよろしくお願いします。
酒井氏:
今回の感謝祭は,思い残すことがないと言えるほどにやり切りました。来年の「ファンタシースター」シリーズ15周年に向けて,いろいろと新しい動きを考えていますので,これからも「ファンタシースター」と「PSO」シリーズをよろしくお願いします。
――ありがとうございました。
今年6月から続いた「ファンタシースター感謝祭」。取材で訪れた会場では,「PSO2」とイベントを力一杯楽しんでいるアークス達の笑顔が印象的だった。とくにラストとなる決勝会場は,さまざまなプログラムが用意されており,会場に集結したファンには忘れられない体験になったことだろう。なお,セミファイナルとファイナルで使われたクエストは,後日配信されるとのこと。こちらも楽しみに待ちたいところだ。
「ファンタシースターオンライン2」公式サイト
「ファンタシースターオンライン2 es」公式サイト
「ファンタシースター ノヴァ」公式サイト
- 関連タイトル:
ファンタシースターオンライン2
- 関連タイトル:
ファンタシースターオンライン2
- 関連タイトル:
ファンタシースターオンライン2 es
- 関連タイトル:
ファンタシースターオンライン2 es
- 関連タイトル:
ファンタシースター ノヴァ
- この記事のURL:
キーワード
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
- ファンタシースターオンライン2 エピソード4 デラックスパッケージ【Amazon.co.jp限定特典付(アイテム未定)】
- Software
- 発売日:2016/04/20
- 価格:4258円(Yahoo)