韓国CJ Internet，「鬼魂」のデベロッパNNG Labが手がけた後継作「西遊記伝」の情報を公開

　CJ Internetは，同社が近日クローズドβテストを予定している横スクロールカジュアルMMORPGの正式名称が「西遊記伝」に決定したことを昨日（12月21日）明らかにした。

　本作は，「鬼魂」のデベロッパNNG Labが現在開発中のタイトルで，武侠を題材とした横スクロールMMORPG「鬼魂」の開発を手がけたプロデューサーJang,Yeon Woo氏の新作として，現地で期待を集めているタイトルだ。成功を収めた鬼魂のノウハウを元に，カジュアルMMORPGとしては画期的なシステムと膨大なコンテンツを備えるという。

　本作の舞台は，原作「西遊記」の200年後。西遊記の登場人物の末裔達の冒険をコンセプトに，物語はこの世の悪が結集したといわれる天命玉の秘密をめぐって展開される。
　ゲームシステムも非常に多彩で，フィールドに登場する数百種の妖怪を捕獲してカードを集め，元の妖怪に変身することでスキルを使用できる「妖怪変身システム」，画面の半分以上を使って行われるド派手な演出が特徴の「必殺技システム」，そして三国志の英雄達や道教，仏教の神々，四神獣など数百種に変身が可能な「奇門変身システム」などが登場。スキルも3段階まで進化可能で，英雄カードセットを収集すれば，隠された英雄と特殊スキルの使用も可能になるという。

　去る2009年6月に韓国で行われた初のアルファテストでは，2000人のテスター募集に対して2万人の応募が殺到。2009年10月の2次アルファテストには，システムの核心部分である「変身とカードシステム」， 「3段階の進化スキル」などのコンテンツが追加され，1万人のテスターのうち，約七割がテスト最終日まで熱心にプレイしたという実績がある。
　近日予定のクローズドβテストでは，これまでに蓄積した，既存タイトルでいえば2年分に相当するコンテンツが公開となる見込みだ。