パッケージ
Rift公式サイトへ
  • Trion Worlds
  • 発売日:2011/03/01
  • 価格:基本プレイ無料
読者の評価
69
投稿数:8
レビューを投稿する
海外での評価
83
Powered by metacritic
Rift
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2011/03/28 14:00

連載

海外ゲーム四天王 / 第80回:「Rift」

海外ゲーム四天王 〜戦うおじさん〜
第80回:「Rift」
image

 今週の「海外ゲーム四天王」は,彗星のように現れて,たちまち100万アカウントを獲得したというファンタジーMMORPG「Rift」のインプレッションをお届けしたい。ポスト「World of Warcraft」の呼び声も高い本作だけに,どんな内容なのだろうと気にしている人も多いだろう。そんなRiftを4Gamer編集部の割れ目担当編集者,gingerがどんと紹介する。「いや,面白いっス。割れ目がね,割れ目がヤバイ。ほんと超ヤバイ」と,悲しいほどのボキャブラリーの乏しさを露呈しつつ,興奮気味のgingerだが,大丈夫だろうか。

WoW圧勝の欧米MMORPGジャンルに殴り込みをかけたRiftは 次元の割れ目を巧みに使ったゲームシステムと多彩な育成システムが魅力

 

image

 「アタシ,ginger。種族はハイエルフ。コーリング? クレリック。だけど,ヒールはしない。ていうか,できない。だって,バトルクレリックだから。自分に魔法かけて殴るのは得意。それに,高貴なアタシに他人のヒールなんて似合わない。むしろアンタがこのアタシにヒールすれば? って感じ」

 「だけど,そんなアタシにも悩みがある。そう,割れ目。急に目の前に発生するし,超ヤバイ。割れ目からはもう,モンスター沸きまくり。しかも最後に出てくるボスが結構強い。ソロだと5回はやられる。マジで」

 

image

 「それに,割れ目を閉じないと出現するモンスターの侵略部隊。あれもヤバイ。食い止めないと,どんどん街とかの拠点に攻めてくる。拠点を落とされると,NPCがいなくなってクエストがクリアできなくなったりするからこっちも必死。今も交戦中」

 「友達がいないアタシがソロで苦戦してたら,近くにいた味方が助けに来てくれた。だけどソイツ,よく見たらレベル10。敵のレベルは20。マジ,ありえない。あっという間に味方を倒したその敵がこっちに来た。何か魔法唱えてる。バーン! やられた」

 

image
image

 

 という具合に,今世界中の冒険者達が必死に割れ目を塞ごうと奮闘しているのが,Trion Worldsが2011年3月1日に北米での正式サービスを開始したMMORPG「Rift」。正式サービスに先駆け,プレオーダー購入者を対象にした先行サービスが始まった2月24日には,早くも100万アカウント達成が発表されるなど,大きな注目を集めている作品だ。

 

「Rift」公式サイト

 

image

 ゲームの舞台となるのは,The GuardiansとThe Defiantという二つの勢力が争いを続けているファンタジー世界Telara。プレイヤーはこのどちらかの勢力に所属し,危険に満ちたさまざまな冒険を繰り広げていく。
 こうした設定のため,当然ながら専用フィールドなどでのPvPも用意されているが,本作の最大の特徴といえるのが,タイトルにもなっている“割れ目”だ。

 

image

 Telaraの世界では,Shade Warと呼ばれる戦争の最後の日々の間に使われた強力な魔法によって,別の次元との境界線が非常に弱くなっており,世界のあらゆる場所で次元の綻びが生じている。リフトと呼ばれるこの裂け目はフィールドの至るところにランダムで発生し,そこから続々とモンスターが出現してくるのだ。

 また,リフトを封鎖しないとモンスターの攻撃部隊が現れ,プレイヤー勢力の拠点に攻め込んでくる。これを食い止めないと,拠点のNPCを利用できなくなるなどの不利益が生じるため,近くにいるプレイヤー達で力を合わせてリフトやモンスター軍を撃退しなければならない。これによって,本作では常に周囲の状況が変化し続ける,スリリングな冒険が楽しめるのと同時に,自然発生的にプレイヤー同士の協力が生まれるというわけ。

 

image
image

 

 さらに,非常に自由度の高いキャラクター育成が可能なのも本作の特徴の一つ。本作には,コーリングと呼ばれる4つの基本職業,ウォリアー,クレリック,ローグ,メイジがあり,各コーリングに9つのサブクラス,すなわちソウルが用意されている。プレイヤーはコーリングを決定したのち,9つのソウルから3つを選択し,レベルアップ時に獲得したポイントを使って自由にスキルやアビリティを習得していける。冒頭の筆者のように,クレリックなのにヒールできないといった,おやっ? と思うような育成も可能なのだ。

 

image

 本作では,ソウルの組み合わせのことをロールと呼び,ゲームを進めることで最大4つのロールを自由に切り替えられるようになる。つまり,パーティプレイ用とPvP用といった具合に,異なる組み合わせのセットを用意しておくこともできる。さらに,NPCにお金を払ってすでに割り振ったポイントをリセットし,現在のロールのままで再度ポイントを振り直すこともできるなど,キャラクター育成の面白さはかなりのものだ。

 

image

 ダイナミックなゲームプレイが楽しめるリフトシステムと,やり込み甲斐のあるキャラクター育成を引っ提げて,「World of Warcraft」が圧倒的なシェアを誇っている北米MMORPG業界に殴りこみをかけた本作。クライアントが有料で,しかも月額課金制ながら,あっという間に100万アカウントを達成しただけあり,その実力は折り紙付き。ゲームシステムの完成度は非常に高く,洋物MMORPG好きならば間違いなく楽しめる作品なので,興味を持った人はさっそくTelaraの世界に飛び込んで,筆者と一緒に割れ目を塞いで塞いで,塞ぎまくろうではないか。ついでに友達になってください。ヒールもよろしくお願いします。

 

image
image
image
image
image
image
image
image
image
image

 

 

■■ginger(4Gamer編集部)■■
 なんとなく始めたRiftを一生懸命プレイしているので,海外ゲーム四天王で書いてくれと頼んだら,「餃子とチャーハンで手を打つ」と返事をしてくれた庶民派編集者。任せておけ,と答えた担当編集者は,すでに手打ちメニューからラーメンを削って掲載するなどの経費削減策を思案中だ。
  • 関連タイトル:

    Rift

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月28日〜11月29日