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[TGS 2009]遊び応え満点の協力プレイが楽しめた「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」のプレイレポートを掲載
“潜友”を得た新しい「METAL GEAR SOLID」の形
シングルモードに関しては,体験版でいつでもプレイできるのでとりあえずスルー。友達のいない筆者は2回並んで2人協力モードと4人協力モードをプレイしてきた。
まず2人協力モードでは,せっかくなので試遊台バージョンにしか収録されていない「山岳施設突入」のミッションを選択。「METAL GEAR」シリーズらしく,敵との戦闘をなるべく避けながら目的地に向かうのがスマートな攻略法なのだが,本作は従来シリーズのように単独の潜入任務ではないため,戦友……いや“潜友”とのチームワークが非常に重要となる。互いに声をかけあい,息をピッタリ合わせて動く必要があるわけだ。
が,しかし……運命のイタズラか,このとき潜友として出会ったのは蒼い瞳のタフガイで,英語の成績表が最大でも「2」だった筆者では言語によるコミュニケーションが不可能だった。
仕方がないので敵兵を殲滅して強行突破することにしたのだが,慣れない操作方法にお互い四苦八苦。無駄弾を撃ちまくり,挙句の果てには敵に囲まれているにも関わらず,二人でダンボールに入って蜂の巣にされた。結局マップの特徴をまったく掴めなかったのだが,最後には潜友と言語の壁を越えて笑いあえたので良しとしよう。
ここで言い訳というか,説明をさせてほしいのだが,本作の操作方法は少々変わっているのだ。“シュータータイプ”と“アクションタイプ”という2種類の操作タイプが存在しており,オプションで好きな方を選べるのである。
シュータータイプはその名のとおり,FPSやTPSに慣れたプレイヤー向きの操作方法。L1で武器を構え,R1で発射するというのは分かりやすくていいのだが,カメラ操作とエイムが△○×□ボタンになる。これがなかなか慣れない操作感で,最初のうちは敵を狙うことすらままならなかった。まぁ何度か繰り返しプレイしてコツをつかめば,ヘッドショットもバシバシ出せるようになるのだが,オートエイム機能もあるので,シューティングが苦手な人はそれをONにしてプレイすればいいだろう。
そしてアクションタイプについてだが,こちらは△○×□ボタンが攻撃などの各アクションに対応しているので,シューティングタイプと比べると従来シリーズの操作方法に近い。また,方向キーがカメラ操作に対応しているので,いわゆる“モンハン持ち”に慣れた人に向いているだろう。
操作方法についてはゲーム中いつでも切り替え可能なので,とにかく両方使ってみて,しっくり来るほうを選ぼう。
では次に,4人協力プレイについて紹介していこう。こちらは「対戦車戦」で,スニーキングというよりはバリバリ戦闘メインのミッションだ。とにかく武器を撃ちまくれるので,脳みそまで筋肉マンな人にはこちらをオススメしたい。
思わぬ異文化コミュニケーションを楽しむことになった2人協力プレイのときとは違い,この回は全員日本人だったので戦略を相談したり,助けを求めたりすることもできて,チームワークの力というものを強く実感。“スネークフォーメーション”で移動を仲間に任せたり,装備を貸し借りしたり……協力プレイならではの面白さを存分に味わうことができたうえ,見事ミッションをクリア。
一度ミッションに突入すると装備の変更はできないので,とくに協力プレイをするときは,仲間の足を引っ張らないように良く考えて選択する必要があるだろう。
さて,筆者の感想はこんなところだ。あとは自らKONAMIブースに足を運んで確認してほしい。かなりの混雑が予想されるが,前述のとおり細かい仕様の違いを除けば,試遊機と体験版の違いは「山岳施設突入」ミッションの有無くらいなので,両方並ぶ時間がないのなら,体験版の入手を優先したほうがいいかもしれない。体験版とは思えないほどミッチリ遊べる素晴らしい出来なので,当日は絶対にPSPを忘れないようにしよう。
- 関連タイトル:
METAL GEAR SOLID PEACE WALKER
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