ウォルト・ディズニー・ジャパンは,PlayStation 3用ソフト「
SPLIT SECOND -スプリットセカンド-」(以下,SPLIT SECOND)を,
2010年夏に発売する。価格は7140円(税込)。
SPLIT SECONDは,「Moto GP」シリーズといったレースゲームで数々の賞を獲得しているイギリスのデベロッパBlack Rock Studioが手がけた作品で,ジャンルはもちろんレースだ。という話の流れだと,いわゆる本格派のレースゲームをイメージしそうだが,本作はちょっと違う。「パワープレイ」と呼ばれる機能を発動することで爆発を起こし,ライバルカーを蹴散らしたり,橋やビルなどを破壊できたりするのだ。
とはいえ,いつでもどこでも好き勝手に爆発を起こせるわけではなく,ドリフトすることで溜まる「ドリフトゲージ」を消費して起爆させる仕組みになっている。ドリフトゲージは最大レベル2まで溜められ,レベル1で爆発させるとライバルカーを吹き飛ばす程度の威力だが,レベル2になると建造物を破壊でき,コースそのものがダイナミックに変わってしまう。下に掲載したスクリーンショットのように,壊れっぷりも見事だ。なお,壊れたものは,レースが終わるまで元に戻らないので,次のラップからは迂回しなければならない。
また,SPLIT SECONDの特徴は爆破だけではない。フィニッシュラインを1位で通過することを目指す「レース」,タイムを競う「ドミネーター」,転がってくる樽を避けながら,制限時間内にどこまで走れるかチャレンジする「サバイバル」など,全部で六つのモードが用意される。中には,ミサイルを発射してくるヘリコプターとバトルを繰り広げるという,レースの範疇を超えていそうなモードもある。普通のレースゲームでは刺激が足りない人は,本作の続報に注目しておくとよさそうだ。