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[TGS 2008#090]「エースコンバット」のライバルとなるか? 「H.A.W.X」(ホークス)プレイレポート
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印刷2008/10/12 13:46

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[TGS 2008#090]「エースコンバット」のライバルとなるか? 「H.A.W.X」(ホークス)プレイレポート

画像集#002のサムネイル/[TGS 2008#090]「エースコンバット」のライバルとなるか? 「H.A.W.X」(ホークス)プレイレポート
 TGS 2008マイクロソフトのXbox 360ブースでは,Ubisoftのフライトコンバットアクション「Tom Clancy's H.A.W.X」(ホークス)の日本語版が試遊可能だったので,このプレイ内容を軽くレポートしたい。

 「H.A.W.X」は,Rainbow SixシリーズやGhost Reconシリーズなどと同じく,軍事を扱った作品で有名な小説家トム・クランシーの名を冠した作品。これまで「Tom Clancy's」といえばFPSが中心,ほかにはスプリンターセルシリーズがあるぐらいだったが,Ubisoftはシリーズをさらに多様化させるようだ。フライトコンバットである「Tom Clancy's H.A.W.X」のほか,リアルタイムストラテジー「Tom Clancy's END WAR」(エンド ウォー)という作品も開発中だ。「エンド ウォー」の日本語版も「H.A.W.X」のすぐ近くに展示されており,「こちら」の記事で紹介している。

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 さて,今回用意されていた「H.A.W.X」の試遊機では南米のミッションがプレイできた。その内容は「リオの町まで飛行して,そこで空中戦を行う」というもの。ミッション開始前に搭乗機を選択できるのだが,筆者はA-10サンダーボルトを選択した。なぜならグレッグの乗っていた機体だから! 選んだら早速ミッションスタートだ。

 コントローラは,トリガーで速度を調整して,左アナログスティックでロール(回転)とピッチ(機種の上げ下げ),LB&RBボタンでヨー(機種を左右に振る)を調節するというキー配置になっていた。挙動はもちろん,マニア向けフライトシムのようなリアリスティックで難しいものではなく,ゲーム性が優先されており誰でも楽しめる。初めて触る筆者でも「どこどこへ行け」と指定されれば,すぐにそちらへ機首を向けられるような,直感的で分かりやすい操作感だ。

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 画面上のマーカーを頼りに,リオの町の上空へたどり着く。ここでビルが建ち並ぶ地上の景観の美しさに息を飲んだ。ひょっとしたら本物の戦闘機から見える風景とは異なるのかもしれないが,そういった話はワキに置いておいて,この景観は素直に「キレイ! 空を飛ぶって楽しい!」と思える出来映えである。

 ほどなく敵機が現れて,ドッグファイトが始まった。ここで使うのが本作の大きな特徴である「E.R.S.」というシステムだ。これは近未来,実際に戦闘機に搭載されるかもしれないシステムを模したもので,ごく簡単にいえば戦闘機用のナビゲートシステム。敵をロックして「E.R.S.」をオンにするとヘッドアップディスプレイ上に三角形を連ねたナビゲーションが現れる。そして,この連続して表示されている三角形の中を一つ一つくぐり抜けていくコースを飛行することで,敵機を撃墜するのに最適な位置へと自機を持っていくことができるのだ。

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 「E.R.S.」によるナビゲーションは,単に敵機のいる方向を示しているものではないところがポイントだ。「E.R.S.」はお互いの位置や向きなどから計算を行い,最終的に敵機の真後ろをとれるような軌道を算出して提示してくれる。だからしばしばナビゲーションは,敵機のいる方向とは違う方向へ進むように指示してきたりする。おかしいと思ってもその通りに飛ぶと,ちゃんと敵の“ケツをとる”ことができてしまうから面白い。きっとこれは“エース”と呼ばれる人達がとる軌道に近いのだ。自分がそれを飛べていると思うと,プレイしながら気分がかなり高揚してきた。

 試遊ではそこまで使いこなすことはできなかったが,「E.R.S.」には「ロックオンされてミサイルを撃たれてしまったときに,それを回避するための軌道を表示させる」といった機能もあるという。これらをいかに使いこなすかが,この作品の攻略のカギとなっているのだろう。

 「H.A.W.X」は,バンダイナムコゲームスの「エースコンバット」シリーズのライバルとなることを目指して作られているといわれている作品だ。誰もが,比較的簡単な操作で高度なフライトを行い,敵を撃墜する楽しさが味わえる本作は,なるほど,かの人気作と並ぶ話題を呼ぶ可能性を秘めたタイトルだ。

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    H.A.W.X

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    H.A.W.X

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    Tom Clancy's H.A.W.X

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