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ペルソナ4の舞台が再び。「VISUALIVE『ペルソナ4』the EVOLUTION」,通し稽古の内容とキャスト陣のコメントをお届け
「VISUALIVE『ペルソナ4』the EVOLUTION」公式サイト
■公演スケジュール
・10月3日(水) 19:00から
・10月4日(木) 19:00から
・10月5日(金) 14:00から/19:00から
・10月6日(土) 12:00から/17:00から
・10月7日(日) 12:00から/17:00から
・10月8日(月・祝) 12:00から/17:00から
・10月9日(火) 14:00から
VISUALIVE「ペルソナ4」は,「緻密かつ迫力の映像」と「俳優による生の演技」の融合が特徴となっている舞台作品だ。キャストによる生のアクションに加えて,ステージ上のスクリーンを活かしたさまざまな映像演出により,ペルソナ4の世界観が見事に再現されている。
内容は原作のストーリーをなぞったものとなっており,今年3月に行われた第1弾公演(関連記事)に続き,今回は主人公達が白鐘直斗を救出する場面からスタートする。詳しい内容についてはネタバレになってしまうので伏せるが,原作のストーリーが濃密に詰め込まれているうえ,それぞれのキャラクターにしっかりと見せ場が用意されているので,最初から最後まで目が離せない2時間だった,とだけ言っておこう。
とくに,戦闘シーンについては前回よりも迫力が増している。映像演出によるペルソナ召喚はもちろんのこと,生身のアクションも,役者陣の動きに磨きがかかっている印象を受けた。派手なアクションを間近に観られるのは,舞台ならではの魅力といえるだろう。
出演者の多くは前回から続投となっているが,白鐘直斗,生田目太郎,イザナミ,マーガレットといったキャラクターが加わり,前回は声だけの登場となっていた久慈川りせが舞台上で活躍していることも大きな見どころだ。
また,前回と同様に,主人公の名前は公演ごとに一般公募で決まった名前が使われるといった趣向も凝らされている。目黒将司氏による印象的な楽曲の数々がゲーム同様に使用されていたり,ストーリーの合間には原作でもおなじみのカレンダー画面がスクリーンに映し出されたりと,今回の公演も「ペルソナ4」らしさは健在だ。
ゲネプロの終了後には,主人公役の馬場 徹さん,花村陽介役の前山剛久さん,里中千枝役の佃井皆美さん,天城雪子役の杉本有美さん達を囲んで,メディア合同のインタビューが行われた。
――ゲネプロお疲れさまでした。まず,今回の舞台に向けての意気込みを聞かせてください。
馬場 徹さん(以下,馬場さん):
今回は,後半に進んでいけば進んでいくほど,本当に内容の濃いもの――絆だったり,友情だったり,そういったものが描写されている舞台です。短い期間ですけど,毎公演毎公演を大切にしながら,皆さんに素敵なものをお届けできるように,キャスト一同頑張っていきたいと思っております。
前山剛久さん(以下,前山さん):
第1弾のときに「第2弾を演ろう」というのを目標にしていたので,今回すごく嬉しく思っています。主人公の相棒として,最後まで元気に頑張りたいと思いますので,皆さんよろしくお願いします。
佃井皆美さん(以下,佃井さん):
第1弾に続く第2弾ということで――映像やアクションはもちろん,内容もすごく濃くて,いろいろなものがパワーアップしていて,すごく見応えのある舞台になっています。たくさんの方に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。
杉本有美さん(以下,杉本さん):
私は第2弾からの参加なので不安もありましたが,キャストとスタッフが一致団結してすごく良いものができたと思うので,千秋楽まで全力で駆け抜けたいです。たくさんの方に観ていただけたらと思います。
馬場 徹さん |
前山剛久さん |
――皆さんの役どころにおける,今回の見せ場はどこでしょうか。
馬場さん:
生の人間が舞台の上で演じるライブと,そこにビジュアルが融合するのがVISUALIVE「ペルソナ4」だと思っています。主人公が実は三枚目で,何を考えているか分からないところなどもひっくるめて全部がVISUALIVEなのかな,という感じがします(笑)。また,舞台の後半では,みんなの絆に支えてもらって「僕は一人じゃない」というコンセプトを表現できたらいいな,と思って演じています。
前山さん:
映像自体もすごくパワーアップしていますが,僕ら自身も,第1弾よりもさらにパワーアップしようと努力してきたので,全員を観てほしいですね。あと個人的なことで言いますと,僕は主人公の相棒役なので,主人公との絡みをぜひ観てほしいなと思います。
佃井さん:
前回は雪子との友情が自分の中でメインになっていましたが,今回は,主人公との絆や,全員とのコミュニケーションが多いなと思います。新キャストも加わって登場人物が多い中でも,一人ひとりの絆を見せられたらいいなと。また,千枝がいつも明るいのは周りのみんながいるからだと思うので,その明るさがさらに周りにも影響してくれたらいいな,という思いも込めて演じています。
杉本さん:
雪子はおとなしいけど芯がある強い女の子なんです。それを舞台で演じるとなると,動きがなかったりするので悩みもしましたが,舞台ならではの杉本有美が演じる雪子を出せるように頑張りました。
佃井皆美さん |
杉本有美さん |
――男性キャストのお二人にお聞きします。舞台で女装コンテストに出られたときの感想をお教えてください。
馬場さん:
僕は率直に「何をしているんだ……」と。
(一同笑)
馬場さん:
普段できないことをライブとしてできるのは楽しいですし,なかなか三つ編みをする機会もないので(笑)。僕は楽しんでやらせていただいています。見どころの一つです。
前山さん:
僕はゲームをやっているときから実は「女装をやりたいな」と思っていたんですが,それを製作の方に言っていたら実現しまして……。
馬場さん:
前ちゃんのせいか,これ!(笑)
前山さん:
ほんとすいません! でも,実際あの衣装を着てみると……「自分(の女装姿),思ったよりキツいな」と(笑)。
――女性キャストのお二人は,この女装をご覧になっていかがでしたか。
杉本さん:
前ちゃんは脚が綺麗です。
佃井さん:
そう,すごい綺麗!
馬場さん:
え,それは俺が汚いという……?
杉本さん:
違う違う!(笑) でもほんとに女の子みたいな脚してます。
前山さん:
実はすね毛剃ったんです!
――佃井さんはいかがですか。
佃井さん:
あんまり見ることないじゃないですか,男性の女装姿って。なんだろう……破壊力が半端じゃないというか。しかも「どや」って感じの表情で出てくるので,それもすごくマッチしていました(笑)。
――本日はどうもありがとうございました。
なお,今回の公演を収めたDVDが,2013年2月に発売することが決まっている。繰り返し観たいという人や,残念ながら今回観に行くことができないという人は,こちらの商品もチェックするのもいいだろう。
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