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【PR】税込14万円強からでGTX 1060 6GB&120Hzパネル搭載。LEVEL∞の新しいゲーマー向けノートPCが持つ驚きのコスパに迫る
ゲーム用途でスペックと絶対性能を重視するならデスクトップPC“一択”というのは今も昔も変わらないが,「高価なばかりで性能が伴わない」と言われてきた「ゲーマー向けノートPC」も,世界的なニーズの高まりを受けて,総合力の向上が目立ってきている。「とりあえず高性能なGPUが載っています」というだけの時代はとうに過ぎ去り,最初はハイエンド市場向けモデルで始まった「ゲームで本当に意味のある機能の追求」が,ミドルクラス市場に波及してきたというのが現状だ。
では,ユニットコムが展開しているゲーマー向けPCブランド「LEVEL∞」(レベル インフィニティ)の2018年モデルはこのトレンドに乗れているのか。今回は「LEVEL
※本稿ではFortniteのテスト部をライターのBRZRK氏が,ベンチマークパートをライターの三重邦光氏が,それ以外をライターの賈 大龍氏が担当します。
税込14万円強でGTX 1060 6GB,そして120Hz液晶パネル搭載
●入手したLEVEL-15FX095-i7-RNSSの主なスペック
- CPU:Core i7-8750H(6C12T,定格2.2GHz,最大4.1GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,TDP 45W,cTDP:35W)
- チップセット:Intel HM370
- メインメモリ:PC4-19200 DDR4 SDRAM 4GB×2
- グラフィックス:GeForce GTX 1060 6GB(グラフィックスメモリ容量6GB)
- ストレージ:SSD(容量240GB,Serial ATA 6Gbps接続)
- パネル:15.6インチ液晶,解像度1920×1080ドット,ノングレア(非光沢)
- 無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0(最大1.73Gbps,2x2,Intel「Wireless-AC 9560」)
- 有線LAN:1000BASE-T(Realtek Semiconductor製コントローラ)
- 外部インタフェース:Mini DisplayPort
×2,HDMI Type A ×1,RJ-45 ×1,USB 3.1 Gen.1 Type-C ×1,USB 3.1 Gen.1 Type-A ×1,USB 2.0 Type-A ×1,SDカードスロット ×1,3極3.5mmミニピン×2(※ヘッドフォン出力およびマイク入力用) - スピーカー:内蔵2chステレオ
- マイク:内蔵2chステレオ(※アレイマイク)
- インカメラ:200万画素
- バッテリー容量:5500mAh,62Wh 11.1V
- ACアダプター:出力180W(19.5V 9.23A)
- 公称サイズ:約381(W)×267(D)×37(H)mm(※突起部含まず)
- 公称重量:約2.34kg
- OS:64bit版Windows 10 Home
ゲーム用途でLEVEL-15FX095-i7-RNSSを利用するにあたって最も重要なのは,本機の搭載する液晶パネルが垂直最大リフレッシュレート120Hzに対応する点だ。
筆者(=BRZRK)は実際にLEVEL-15FX095-i7-RNSSを使って「Fortnite」バトルロイヤルと「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG)をプレイしたが,Fortniteの場合,グラフィックス設定プリセットの自動設定で「最高設定」となった状態よりも一段低くすると,ゲームの序盤から中盤で120〜140fps,終盤で建物が乱立し出しても100fps前後を維持できる。結果として,垂直リフレッシュレート60Hzの環境では気付きにくいような「敵のモーション初動」や「投擲物」でも,垂直リフレッシュレート120Hz環境では描画コマ数が増えて視認しやすくなるため,無意識下での対応が行いやすくなる。
また,移動している乗り物に乗ったプレイヤーを撃ち倒すとき照準微調整もやりやすくなっているのを体感できた。
なお,表示遅延や残像は,LEVEL
キーボードには同時押しへの配慮あり。バーチャルサラウンド機能は活用したい
「2と3じゃ大差ないのでは?」と思うかもしれないが,たとえば「[A][S]キーを同時に押して斜め左に後退しながら,アビリティやリーンなどが割り振られている[E]キーを押す」は,FPSやTPSでは日常的に生じる操作なわけだが,ここで同時押しが最小2キーだと,[E]キーは入らなかったり,別のキーが押されたことになる「ゴースト」(Ghosting)が発生してしまったりする。その点でLEVEL
キーボードと言えば,長時間プレイしたときの発熱も気がかりだが,LEVEL
冷却用ファンの排気孔が片方は本体正面向かって左奥,片方は本体右側面を向いているため,マウスパッドの配置だけは気を付ける必要があると思うが,熱周りで留意すべきはそれくらいだ。
ゲーム用途でもう1つ重要なサウンド周りだが,内蔵するスピーカーの音は,ゲーム中,回転する冷却ファンの音でほぼマスクされてしまうため,情報としての音を拾うときにはヘッドセットやヘッドフォンの利用がほぼ必須となる。
そしてそのとき気を付けたいのが,プリインストールのサウンドソフトウェアスイート(≒ソフトウェア群)「Sound Blaster Connect」を使うことだ。というのも,LEVEL
Sound Blaster ConnectはWindowsのスタートメニューから呼び出せる。「ライブラリー」で「何に使うか」を選んだうえで,「EQ」の「プリセット」からいろいろ選ぶと高域および低域の補正を行えるが,いろいろ試した限り,FPSやTPSでは「トレブル」(treble,高域)を「5」あたりまで引き上げると,高域のレンジ感が上がり,音の発生源が一気に聞き取りやすくなった。「6」だとより聞き取りやすくなるが,高域にきしみが感じられるようになる。また,「4」だとより聞きやすい音になるが高域の聞き取りやすさはやや下がるので,このあたりは好みで選ぶといいだろう。
いずれにせよLEVEL
「トレブル」を4〜6あたりに引き上げるのが,FPSやTPSでヘッドフォン出力を最適化するコツだ。もちろん,きしみが気にならないならもっと引き上げてもいい |
「プリセット」には「ゲーム」プリセットとは別に,具体的な5タイトル用プリセットも選択肢として用意されているので,こちらを試してみるのもありだろう |
プリインストールのソフトには「使いで」がある
ここまで使い勝手の話を優先してきたが,PCハードウェアの細かい話もしておこう。
搭載するGTX 1060 6GBの動作クロック設定はベース1404MHz,ブースト1670MHz。ゲーム中の動作クロックを追ったところ,最大では1785MHzに達した。NVIDIAのGTX 1060 6GBリファレンスカードだと順に1506MHz,
筐体サイズという物理的な制約があることを考えると,かなり高いクロックを実現できていると言えるが,実際の3D性能は後段で明らかにしたい。GPUの動作クロックに関連した仕様で押さえておく必要があるのは,タスクトレイに常駐しているプリインストールのアプリケーション「Control Center 2.0」の存在のほうである。
なお,Control Center 2.0を使うと,ファン回転数の確認や調整,メモリアクセスタイミングの確認,システムの動作設定変更といったことも行えるので,オーバークロックはしないという場合も,一度は目を通しておいたほうがいいと思われる。
メモリ関連は動作モードを選択できそうなのだが,2択のどちらを選んでもアクセスタイミングは変わらないようだ |
左上から「基本設定」を選ぶとシステムの動作設定を変更できる。左[Windows]キーなどの有効/無効切り替えも可能 |
本体の分解はメーカー保証の対象外だが,「開けようとしただけで保証が切れる封止シール」は貼られていないので,中身もざっと確認しておこう。
底板を外して真っ先に目に留まるのはおそらく,2系統へ完全に別れた冷却機構だろう。本体正面向かって左奥に向かって排気する冷却系はCPU用,右横に向かって排気する冷却系はGPU(とグラフィックスメモリチップ用)であることが分かる。いずれも採用するヒートパイプは2本だが,前者は太さの異なるものを立体的に,後者は太めのものを2本並列で並べるといった具合に,デザイン面の違いが見られる。
SO-DIMMスロットは2本で,デュアルチャネルアクセス仕様となるLEVEL
繰り返すが,本体の分解はメーカー保証外だ。ただし,ノートPCのドライブ換装経験があるなら,将来的なアップグレードは十分に可能とまとめていいのではなかろうか。
M.2スロット周辺。M.2スロットにネジ穴はあるが,ネジは付いていないため,増設時はネジを調達する必要がある |
Serial ATA 6Gbs接続の2.5インチSSDは簡単に取り出せる。なので交換も容易だ |
GTX 1060 6GB搭載のデスクトップPCと比較しつつ,5年前のハイエンドゲームPC(相当)とも比べてみる
ひととおりハードウェアとゲームにおける特徴をチェックしたところで,ここからはLEVEL
テストにあたって,比較対象としては,比較的スペックの近いデスクトップPCということで,CPUに6コア12スレッド対応の「Core i7-8700T」
そしてもう1つ,そして5年前のハイエンド構成として「Core i7-4790K」
テストに用いたグラフィックスドライバは,LEVEL
そのほか比較対象となるデスクトップPCのスペックは表のとおりとなる。
テスト方法は基本的に4Gamerのベンチマークレギュレーション21.0準拠。ただし,22世代を先取りする形で,「Prey」に代わり「Far Cry 5」を,「Forza Motorsport 7」に代わり「Project CARS 2」をそれぞれ利用している。
Far Cry 5では「オプション設定」から「最高」プリセットを選択し,ゲームに用意されたベンチマークモードを1回だけ実行して,その結果をスコアとして採用することにした。対するProject CARS 2では「オプション」から指定可能な「最も描画負荷が大きくなるグラフィックス描画指定値」が選択された状態を「高負荷設定」としたうえで,4Gamerオリジナルのリプレイデータを冒頭から2分間実行し,その平均と最小のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得することにしている。
テスト解像度は,LEVEL
さらに今回は,LEVEL
なお,「5年前のハイエンドデスクトップPC」のテストスコアは,テスト環境とテスト方法が完全に同じ部分に限り,「Dell G3 15(3579)」のレビュー記事からスコアを流用しているので,その点はここでお断りしておきたい。
デスクトップPC向けGTX 1060 6GB比で85〜90%程度の3D性能を発揮するLEVEL -15FX095 -i7 -RNSS
以下,文中とグラフ中ともに,比較対象のデスクトップPCを「i7-8700T+GTX 1060 6GB」「i7-4790K+GTX 780」といった形で表記すると宣言しつつ,「3DMark」
グラフ1は,「Fire Strike」における総合スコアをまとめたものになる。LEVEL
前述のとおり,LEVEL
5年前のハイエンドデスクトップPC相当のシステムであるi7-4790K+GTX 780に対しては119〜125%程度と,有意に高いスコアを示している。
続いてグラフ2は,Fire StrikeにおけるGPU性能テスト「Graphics test」のスコアを抜き出したものだ。
ここだとLEVEL
i7-4790K+GTX 780とのスコア差は19〜24%程度となっているので,こちらは総合スコアとほぼ同じということになる。
事実上のCPUテストとなる「Physics test」の結果がグラフ3だが,ここでLEVEL
一方,i7-4790K+GTX 780に対しては35〜36%程度と大きなスコア差を付けて圧倒するが,これはCPUコア数および対応スレッド数の違いがそのままスコアに影響を及ぼしているためという理解でいい。
グラフ4はGPUとCPU両方の性能がスコアに影響を及ぼす「Combined test」の結果だ。LEVEL
同じ3DMarkから,DirectX 12ベースのテストとなる「Time Spy」の総合スコアをまとめたものがグラフ5で,さらに,そこからGPUテストの結果を抜き出したものがグラフ6となる。
ここにおいてLEVEL
グラフ7はTime Spyの総合スコアからCPUテスト部の結果を抜き出したものになるが,Fire Strikeとは異なり,LEVEL
定格の動作クロックだけで言えばi7-8750Hとi7-8700Tとの間には200MHzの違いしか存在しないだけに,クロックがここまでの違いを生んでいるとは考えにくい。テスト結果だけで断言まではできないものの,マルチスレッドに最適化されたテストゆえに,9MBか12MBかというL3キャッシュ容量の違いがスコア差を生んだという可能性はあるだろう。
以上を踏まえ,実際のゲームにおけるスコア傾向を見ていきたい。
まずグラフ8,9はFar Cry 5の結果だが,ここでLEVEL
次に「Overwatch」のスコアをグラフ10,11で見てみるが,LEVEL
ただ,ここでより重要なのは,1920
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG)の結果がグラフ12,13だ。スコア傾向はOverwatchとほぼ同じ,と言っていいのではなかろうか。
PUBGの描画負荷はOverwatchほど低くない――というか,Overwatchほどはグラフィックス描画が最適化されていない――ため,フレームレート自体はやや低めに出るが,それでも1920
グラフ14,15は「Middle-earth: Shadow of War」(以下,Shadow of War)のスコアをまとめたものになる。
Shadow of WarでLEVEL
もっとも,1920
「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands」(以下,Wildlands)の結果がグラフ16,17となる。
WildlandsでLEVEL
グラフ18は「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」(以下,FFXIV紅蓮のリベレーター ベンチ)の総合スコアをまとめたものである。
1920
そのFFXIV紅蓮のリベレーター ベンチにおける平均フレームレートと最小フレームレートをまとめたものがグラフ19,20だが,これを見ると,1920
Project CARS 2の結果がグラフ21,22となる。
LEVEL
非ゲーム用途では6コア12スレッドを活かせる局面でインパクトのあるスコアを残す
続いては「ゲーム以外」の用途における性能の確認である。
グラフ23はCINEBENCH R15のスコアである。ここではすべてのCPUコアとスレッドを使い切る「CPU」と,1コア1スレッドの性能を見る「CPU(Single Core)」のスコアを掲載しているが,LEVEL
一方。CPU(Single Core)では,i7-4790K+GTX 780がトップの座に就いているが,これはi7-4790Kの高い動作動作クロックがゆえである。
次にグラフ24はPC総合ベンチマークであるPCMark 10の総合スコアをまとめたものとなるが,LEVEL
その理由はどこにあるのか。グラフ25でスコアの詳細を確認してみると,ビジネスアプリケーションの性能を見る「Productivity」でLEVEL
逆に,マルチスレッド処理が多くなる「Digital Content Creation」ではi7-4790K+GTX 780に対して約47%高いスコアを示し,6コア12スレッド対応CPU搭載の優位性を見せつけている。
ffmpegを利用したトランスコードのテスト結果がグラフ26だ。今回は,FFXIV紅蓮のリベレーターで実際にゲームをプレイした,計6分42秒(ビットレート149Mbps,Motion JPEG形式,解像度1920×1080ドット)の録画データを用意して,それを「libx264」を用いたH.264/AVC形式へ,「libx265」を用いたH.265/HEVC形式へそれぞれトランスコードしたときの所要時間を測定している。
LEVEL
ノートPCらしく消費電力は低め。性能重視ならファンの回転数引き上げも考慮に値する?
今回は,ログの取得が可能な「Watts up? PRO」を用いて,システム全体のそれを計測する。具体的には,ゲーム用途を想定し,無操作時にもディスプレイの電源がオフにならないよう指定したうえで,各アプリケーションベンチマークを実行したとき最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時,そして電源プランを「バランス」に戻したうえで,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」としている。LEVEL
というわけで結果はグラフ27のとおりだ。LEVEL
アイドル時は搭載するGPUへの消費電力がカットされることもあり,16Wとこれまた低い。
最後に温度も確認しておこう。今回は,3DMarkのTime Spyを30分間連続実行した時点を「高負荷時」とし,アイドル時ともども,CPUは「Core Temp」(Version 1.12.1),GPUは「GPU-Z」(Version 2.9.0)から温度を取得した。テスト時の室温は約24℃だ。
その結果をグラフ27,28に示すが,高負荷時におけるCPU温度は98℃とかなり高め。i7-8750Hの許容上限(=Tjunction)は100℃なので,CPUが壊れる心配は無用だが,ffmpegなどでi7-8700T+GTX 1060 6GBからやや離されたスコアになったのは,Tjunctionへの到達を下げるべく,システム側で動作クロックを下げたのが原因だろう。
一方,LEVEL-15FX095-i7-RNSSの場合はアイドル時に給電がカットされるので高負荷時で見ることになるGPUの温度は,妥当なレベルに収まっている。
前述のとおり,Control Center 2.0を使えば内蔵するファンの回転速度を変更できるので,ゲームプレイではヘッドセットやヘッドフォンを使う,もしくは動画のトランスコードを積極的に利用するという場合は,適宜,ファン回転数を最大に変更してしまうのもアリだと思う。
価格を考えると異常なほどバランスのいい1台。低コストなのに「ちゃんとゲームで使える」のが大きな魅力だ
6コア12スレッド対応のCPUとノートPC向けGTX 1060 6GB,デュアルチャネルアクセスとなるメインメモリを搭載するマシンとして期待される妥当な3D性能を発揮しつつ,垂直最大リフレッシュレート120Hzのパネルと,最小3キーの同時押しに対応するキーボード,充実のヘッドセット&ヘッドフォン出力設定によって,「ちゃんとゲームで使える」ようになっているのは本当にありがたい。
もちろん,20万円30万円という予算を投下すれば,よりゲーム向けのノートPCを選ぶこともできる。しかしLEVEL
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